アドニスは、そもそも木になってしまった母親から生まれました。
母なる木から出でる樹脂はミルラと呼ばれ、精油としても知られるところです。
そんなかぐわしい木から生まれたアドニスは、
幼少にして美しく、青年になるころには、
アフロディテとペルセフォネが、取り合いになるほどの美少年に成長。
天の裁きにて、一年の三分の一ずつをアフロディテ、ペルセフォネそれぞれと
過ごすように決まりますが、
狩りに出かけたアドニスはイノシシに襲われ亡くなってしまいます。
一説には、アフロディテの愛人であったアレスにペルセフォネが言いつけ、
アドニスを襲ったイノシシは怒ったアレスであったとか。
アドニスが流した血からはアネモネが咲きました。
カクテルにもアドニスがあります。
ドライシェリーとスイートベルモットでできているので、アネモネのように真っ赤というわけにはいきませんが、甘すぎない香りのよいカクテルです。