（Pentax K-1・PENTAX-D FA24-70mm・F6.3・1/640秒・2020.1.5）
冬の高山本線をめぐる旅、3日目。
その12では、高山市街を散策したあと、乗り鉄再開。角川まで乗って来ました。
☆JR東海高山本線
(高山)→角川→猪谷 52.8km
角川を出ると、第10宮川橋梁を渡ります。
すぐ下流に坂上ダムがあるためたっぷり水を湛えてますね。
次の坂上の前後は勾配が緩くなり、川は打保ダムまでゆったり流れます。
ときおり通過するスノーシェッド。車窓の向こうは柔らかなモノクロームの世界です。
第7宮川橋梁を渡ると川は激しくのたうち、谷が深くなります。
こちらはトンネルで真っ直ぐ進み第6宮川橋梁。
ふたたびトンネルで蛇行を避けると、前方に第5宮川橋梁が見えてきて対岸のトンネルへ。
勾配が緩くなると、スノーシェルターを2つくぐって打保に到着します。
走り出すと富山方にもスノーシェルターが2つ。すべて分岐器を雪から護るためのものです。
しばらく進むと第4、第3と立て続けに宮川を渡り、
谷は広がってはすぼまっての繰り返しです。
残り一駅の杉原で小休止。上りの「ひだ」8号の通過を待ちます。
何人かは外の空気を吸いに車両からホームへ。
外国からの少年は裸足ではしゃいでました。
では最後の一区間。わずかな平地にある駅を出ると急坂を転がり落ちるように進みます。
谷はふたたび険しくなり線路はトンネルで極力まっすぐ進みます。
並行する国道360号線も線形改良が進んでいてトンネルによる新道に切り替わってます。
第2宮川橋梁から見える橋梁は雪覆いが丸ごと被さってます。
第1宮川橋梁からは、朽ち果てかけた旧道が見えました。
ここまでで三度県境を跨ぎましたが、もう宮川を渡ることなく左岸の富山県側を進んでゆきます。
切り立った谷沿いに平地は少なく、トンネルとスノーシェッドの連続です。
最後は短い蟹寺トンネルと少し長い城山トンネルを抜けて、
猪谷に到着。
みなさんの乗り継ぎを見届けて、富山行きの列車を見送ります。
その14へ続きます。
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