(Pentax K-5Ⅱs・PENTAX-DA18-135mm・F6.3・1/500秒)
18きっぷで四国一周の旅、最終日の8/16(水)。
その19では、箕浦で途中下車のあと観音寺から岡山行きの普通列車に乗車中です。
☆JR四国予讃線・本四備讃線
(観音寺)→宇多津→児島 48.7km
さて、長かった旅も終わりを迎えようとしています。
宇多津もあっさりとあとにして四国ともお別れ。
結局、香川県はほぼ素通りでした。香川県の皆さんごめんなさい!
すぐに大束川を渡り、東の方向から坂出への短絡線が近づいてきます。
短絡線が合流して、瀬戸中央自動車道の下に潜ると瀬戸大橋。
備讃瀬戸を渡る車窓もいいのですが、
ここからは"はしやすめ"を兼ねて、瀬戸大橋の繋ぎ目をご紹介します。
写真はすべて最後尾の車掌室越しに撮ってます。
まずは、長さ2,939mの番の州高架橋から。
大半が坂出市の埋立地を進むPC箱桁の区間と、
海峡部を渡る3径間連続トラス橋(左の写真
長さ1,723mの南備讃瀬戸大橋は3径間連続補剛トラス吊橋。
下を通る備讃瀬戸南航路の船は東向きに進むそう。
続いて長さ1,611mの北備讃瀬戸大橋。南備讃瀬戸大橋と同じく3径間連続補剛トラス吊橋です。
どちらも1分ほどで渡り終えました。
径間を長くとった吊橋は、列車の通過に伴って大きなたわみが生じます。
がっしりした橋台とたわみやすい橋桁との境目はズレ(専門的には「角折れ」)が生じるため特殊な伸縮継目が必要で、
瀬戸大橋の場合最大1,500mmのズレを吸収できる「1500形軌道伸縮装置」をはじめとする計4種類が使われているとか。
難しい話はさておき、与島に上陸して長さ717mの与島高架橋を渡り、
再び海峡部の与島橋。長さは877mで2径間及び3径間連続トラス橋です。
続いて羽佐島と岩黒島を結ぶ岩黒島橋は、長さ792mの3径間連続鋼トラス斜張橋。
岩黒島をかすめる長さ93mの岩黒島高架橋を挟んで、
長さ792mの3径間連続鋼トラス斜張橋である櫃石島橋。
櫃石島を縦断する櫃石島高架橋は長さ1,316mのPC箱桁橋です。
最後に岡山・香川県境を跨ぐ下津井瀬戸大橋。
長さは1,447mで張出径間付単径間補剛トラス吊橋。
渡り終える直前に特急「南風」とすれ違います。
本州に上陸すると鷲羽山トンネルに吸い込まれていきました。
橋の継ぎ目というかなりマニアックな変態っぷりでしたが、
お付き合いありがとうございました。
そして列車は児島に到着です。
☆JR西日本宇野線
児島→岡山 48.7km
ホームからは鷲羽山ハイランドの乗り物が見えてますね。
ここからはあとからやって来て先に出発するマリンライナーに乗り継ぎ。
超満員でギューギュー詰めのまま岡山に到着しました。
☆JR西日本山陽本線・赤穂線
岡山→播州赤穂 54.2km
岡山から座席確保もあって赤穂線経由で帰ります。
まぁ、ここまで戻ってくると気分的にはもうおしまいの感覚なのですが、
おうちに着くまでが旅行ですぞ。
18きっぷシーズンの兵庫・岡山の県境越えは、
山陽本線周りよりも時間が掛かるけど混雑度ゆるめの赤穂線がオススメでしょうか。
岡山発だけど念のため早めに並んでまっきいろの座席も無事確保。
案の定立ち客が出ましたが、播州赤穂行きは駅に着くたび乗客が減ってゆきます。
長船あたりで車内は閑散としてきたので、
岡山で買っておいた ままかり寿しと一番搾りで軽い夕メシ。
飯(まま)を隣の家から借りてくるくらいご飯が進むと言うところから名前が付いたママカリ。
ニシンの仲間だそうで、正式には「サッパ」。
まんまを借りるほどじゃぁないですが、さっぱりとしてて好きです。
1時間ちょっとで播州赤穂に到着。
まっきいろともお別れです。
☆JR西日本赤穂線・山陽本線・東海道本線
播州赤穂→大阪 119.1km
さてさて、旅のラストランナーは「新快速」
途中で日も暮れて、たっぷりと寝鉄したら
久しぶりの大阪に到着です。
途中間が空いたりでダラダラと真夏のお話しが続きましたが、
今年の旅記録はこれでおしまい。
2017年は4回しかお届けできませんでしたが、
実はもう1つ海外編が残ってまして、そちらの様子は年明けに!
年内は、あと淡路駅定点観察が残ってますので、お楽しみに!!
四国の旅記録目次はこちら
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