今日、「受験のシンデレラ」の最終回がありました。最初は、「ビリギャル」のパクリ程度にしか考えていませんでした。設定を、慶応から東大へ変えただけで設定はすごく陳腐にさえ思えましたが、川口春奈と小泉孝太郎の演技にはまり毎週楽しみに見ていました。この番組が、受験の神様と言われる和田秀樹先生の監督作品と知ったのはずいぶん経ってからでしたが、中で出てくる「受験の極意」なるものは先生の実体験なのだと思うと納得してみることができました。

 最後の回で特に感じたことが2つあります。まず、同じ学習塾をやっているものとして、私はあそこまでできないなということです。和田秀樹先生の著書は何冊か読ませていただいたことがあるので、東大受験の極意はまさに的を得たすばらしいものだと思います。しかし、私には小泉孝太郎演じる五十嵐先生のように、東大受験はあそこまではできないと思います。改めて思いますが、学習塾は全国にいくつあるでしょう。私が住む島根県益田市にも数十件はあるでしょう。その一つ一つの塾が個性があり指導方法も、指導対象もまちまちです。ですから、全国の学習塾は、大手学習塾は別にして塾の数だけまちまちだと思います。その全部が東大受験を指導しているわけではないし、生徒がすべて東大受験するわけでもありません。学習塾はその存在価値を見失わない限り、これからもたくましく社会貢献していくものと確信しております。池田塾も私自身の信念でこれからも私を慕ってくれる生徒がいる限り頑張らねばならないと改めて感じました。

 もう一つ、五十嵐先生が遠藤に言っていた言葉で、正確な言葉は覚えていませんが「生きていることを実感できる人生がすばらしい。お前(遠藤)が俺を必要としてくれているから、今生きていることを実感できている」という内容です。私たち教師にとって、生徒に必要とされていることを実感し、その生徒のために何とかしてあげたいと一生懸命になっているとき、確かに私も塾をやっていてよかったと思うし、生きていることを実感できる時だと思います。

 今日、中学3年生の入塾希望者の生徒と親御さんと面談しましたが池田塾の説明を聞かれた後、「もっと早くここにきていればよかった。」といわれ、まさに自分を必要としてくれている人がいて、生きていることを実感できました。

 これからも、もっともっと世間から必要とされる塾を目指して、精進していきたいです。やっと夏期講習も終わり、今日は1日ビデオ三昧でした。これからまたビデオどりを頑張らなければいけません。

 最後に、「ゴールは終わりではなく、新しい目標の出発点である」という、和田先生の人生の極意を胸に、新たな気持ちで仕事に励みたいと思います。ICTは教育の未来であり、ゴールはありませんから。