ビールは飲み口の形状で味の印象が大きく変わりますよね。


ということでこのスリムボトルよりは通常の缶が好きです。


グラスであれば縁の厚さは薄いものより厚い方、ザラザラとした陶器よりもツルツルのガラスの方がよいです。


ではお祭り時の紙コップはどうなのか、これはまた難しい問題になります。


僕が飲み口に求めるもの(特に一杯目)、それは唇が当たる中での安定感です。


その理屈から言うと紙コップでは頼りなく、グラスに軍配が上がります。


しかし、ここで思い出されるのはビールを飲むときの気温と湿度の問題です。


飲み口と同列で話すことがナンセンス。


そういう方もいらっしゃるでしょう。


それを言ったら状況次第じゃないか。


分かります。


しかしビールの一杯目というのはそもそもが複合的な要因が一堂に会し化学反応を起こす場所、つまりビッグバンなのです。


そしてそれは奇跡。


太陽に照らされて少し温くなったビール、同時に抜け気味の炭酸。


若干の湿気を含んだ紙コップの飲み口から、やってくる外気に慣れたビールが織り成すマリアージュと言ったら。


そこに大音量で流れる音楽があったら!


飛躍した話から特別条件などをつけたし論理の破綻をカバー!


ってバカーー!!


条件付きという時点ですでに、ね。


そもそも主観だし。


一杯のスリムボトルから駄文を上梓してしまいました。


深く反省するとともに、グラスでビールを飲みに行くこととします。


そんな感じ。