
ブラックスワン見てきました。
面白い、面白くないという感想は抜きにして「よくできてる」そう思いました。
震え上がるような場面もいくつかあって。
テンション上がるサービスシーンもあって。
ナタリーポートマンの役作りの尋常なさも半端なくて。
ちゃんとバレリーナに見える(少なくとも素人目にはそう見える)まで持ってきたところ。
1年バレエの特訓を受けたそう。(そもそも1年で見れるレベルまでもっていけるのか?)
それに減量。9kg痩せたそう。
ちょっと肌荒れてたし、痛々しいレベルでした。
美しさを求めている一方で、画面から受けるインパクトは「逆に怖いぜ」でした。
「レオン」のマチルダ役で当たってからというものの、どの役を演じても無垢で聡明な女性のイメージになってしまった彼女のブレイクスルーにつながる作品だと思います。
【「白鳥の湖」というバレエの大ネタともいえるストーリーライン】
【ナタリーポートマン演じるニナ役のストーリー】
【そして、ナタリーポートマン自身の女優人生】
に重ねあわされた3重構造になっています。
物語はナタリーポートマン(ニナ)が所属するバレエ団の新しい公演「白鳥の湖」で、主役に抜擢されるところから始まります。
「白鳥の湖」ストーリー
・花を摘んでいたオデット姫が魔法使いに昼は白鳥、夜は人間になるような呪いをかけられてしまう。
・王子が夜、オデット姫を見初める。
・呪いを解くためには曇りのない真実の愛を持って結婚をしなければならない。
・王子がオディール(黒鳥)に誘惑をされ、心を動かされる。
・オデットは苦しみながら身を投げる。
結末にはいくつかパターンがあるそうですが、「ブラックスワン」でなぞるストーリーは上記のものです。
実際のバレエでもそうらしいのですが、白鳥役と黒鳥役は同じバレリーナが演じなければならない。
バレエを幼いころから学び、箱入りで育ったニナは白鳥役を完璧にこなすのですが、王子を誘惑する黒鳥役には心がこもってない、魅力がないと監督にセクハラ指導をされます。
そのうえ代役の女性は色気たっぷりで、ニナは「このままじゃ役をとられちゃう!でもどうしたらいいの!」と不安になります。
役に押しつぶされる!!
妄想と現実の区別がつかなくなり、どんどん深みにはまっていく。
観客も次にどんな恐ろしいことが起こるのかと不安になっていき、彼女の分裂していく精神を共有していくのです。
結果、物語を見終わった後に残る余韻が長かったです。
痛々しいイメージや人を突然登場させるシーンなどかなりホラー寄りにもなってます。
主人公をとりまくキャラクターも濃くて、自身で絶えたバレエの夢を娘に託す母親や、追い出されたプリマ(ウィノナ・ライダー!!)、ニナの立場を脅かす代役(ミラクニスという若い女性ですが、とてもきれい)など見所満載でございます。
少しでも気になってたら行くべきです!
そんな感じ。