生活の中のマーケティングの法則
<参考図書>
■ブランディング22の法則<アル・ライズ/ローラ・ライズ>
これも有名なブランディングの教科書です。
ブランド・ブランディングとはなにか?
ブランディングは牛に焼き印をつけて他の牛と区別をつけるという意味もあります。
企業がブランドの力をどのように管理し、統制するかを考えるのがこの本のテーマであると書かれています。
マーケティング22の法則の内容と少し被る法則もありますが、代表的な法則を抜き出して企業のブランド管理のテーマを私たちの日常生活の中にどのように活用できるかを考察していきたいと思います。
1.拡張の法則
ブランドの力はその広がりに反比例する。
一般に雑多なものに同じブランド名を使えば使うほど、そのブランドは弱いものになる。
短期的な売り上げを増やす為に製品ラインを広げるか、将来の売上の為に狭い製品ラインを維持するか。
ほとんどの企業の力点は短期に置かれている。
なんども失敗の経験がいわれているのに、経営者が変わると同じ過ちが繰り返されている。
顧客はブランドの範囲が狭く、ただ一言で識別できるブランドを望む。
ブランドラインの拡張は短期的には売上を増やすかもしれないが、ブランディングの思想とは相反している。
しかし、ブランドを収縮していく経営者はなかなかいない・・・。
これって私達の生活の中で考えるとどんなことがあるでしょうか?
自分の能力、スキルを考えるとどうでしょうか。
一つの能力を磨いて、スペシャリストになることは素晴らしい。
しかし、スキルを広げるのは選択肢が増えることにつながる。
スキル(能力)の拡張はいいことですよね。
しかしブランドもスキルも自分が好きなもの、自信のあるものでないと広がらないし継続しない。
自分を売り込むスキルと自分を活かすためのスキル。
興味の視野を広げる事、面白がることは大切だと思います。
必要に迫られた仕事のスキルは、会社を離れると途端に陳腐になります。
それは自分が興味がなくなるからです。
自分が飽きない。
そんなスキルを身に着けたいものです。