2015年をざっと振り返ります。普段は基本的に褒めることしかしていませんが、去年の話なので割とシビアに書いていきます。もしかしたら嫌な気持ちになるかもしれませんので、お気を付け下さい。そしてネタバレはいつも通りあります。何なら作品について語っていない時もあります。ただの振り返りですから。
青山メインランドpresents gmk project 第一回公演 新・幕末純情伝
01/09(金)昼 新国立劇場 小劇場
9月までのカウントダウンが知らない内に始まっていました…
新年一発目ということもあり、正月ボケが抜けない内に観たもので眠気が襲ってきました。目当てではない人がメインになるところで、寝ました。申し訳ないです…
でも正直なところ、釣り合いが取れていないような気がしました。つかこうへいさんの作品に含まれた重みを若者だらけで表現するのは難しいのかなあとも思ったのですが、2014年に観たダブルスも若者だらけでした。おそらく、私にとっては熱量が足りなかったのかと。ただし年齢が高めの出演陣は非常に熱く、坂本龍馬役の武田航平さんや斎藤一役の石塚義之さん、桂小五郎役の山崎裕太さん、岩倉具視・岡田十蔵役の出口哲也さんは強く印象に残りました。
楽しめなかったのは、青さも価値の一つと思えるほどには私が熟していなかったことが原因です。あと正月ボケ。眠くて眠くて仕方がなかったのです。でも目当てのキャストの出番はすぐさま起きる。鋭敏なセンサーを仕込まれているようです。
新演出版 ミュージカル「タイタニック」
03/27(金)夜 Bunkamura シアターコクーン
私の誕生日に公演があるということもあり、2014年から楽しみにしていた作品でした。加藤和樹さんが好きなので、主演と聞き居ても立っても居られないような気持ちで申し込みました。ただしA席。群像劇と聞いていたので、全体が見渡せるようにと思いまして。これは正解でした。1階で観ていたら舞台いっぱいに繰り広げられるストーリーが追い切れなかったと思います。
最も印象に残ったのは、バンドマスターであるウォレス・ハートリー役の矢崎広さんが歌うM18『秋』でした。矢崎さんの歌が素晴らしいことは知っていましたが生で聴くのは初めてで、あんなに惹き込まれるものだとは思いもせず…沈みゆく船の中で造船家トーマス・アンドリュース役の和樹さんが再び『秋』を悲壮感たっぷりに歌うのですが、矢崎さんの伸びやかで艶っぽい『秋』があったからこそ再びの『秋』がグッと来たのだろうなと思いました。
今年もミュージカルで矢崎さんを観たいなと思っております!もちろん和樹さんも。
CLUB SEVEN 10th stage!
04/06(月)夜・17(金)夜 シアタークリエ
今年からGEM CLUBが始まり、おそらくこれが一つの区切りとなったCLUB SEVEN。観られたことは本当にラッキーでした。2015年は大山真志さんの出演作を全て観ると決めていたのですが、そうでなくとも行ったような気もします。
おもちゃ箱をひっくり返したような、という表現が本当にぴったりでした。次から次へとエンターテインメントなら何でもあり!とでも言うように、体力は大丈夫なのかと観ているこっちが心配になるくらい動き回るキャスト陣。魅せるということはどういうことなのか、ただ楽しいだけではなく可能性に挑戦するようなギラついた感じ。うっかりチケットを買い足すほど楽しかったです。
誰が何を得意としているのか、ということが残酷なまでにはっきりと見えるところがまた憎い。やったことがないであろうこと、苦手であろうことにぶち当たっていく姿を観て好きにならずにはいられない。そんな作品でした。
春川恭亮プロデュース公演「淋しい都に雪が降る」
04/09(木)夜 下北沢・小劇場B1
どんどん外へと向かっている感じはしました。
二人のホームレスが、社会から棄てられた者としての生き方を見せつけてくる作品でした。結果的に二人とも冬を乗り越えられず亡くなってしまうのですが、死ぬのを待っていたわけではなく、ただひたすらに生きようとしていた姿に切なさと美しさを感じました。ドブネズミみたいに美しく、とはこういうことでしょうか…
春川さんが演じたのは先輩ホームレス(※劇中ではルンペン呼び)を慕い付きまとう新人ホームレス。私の席は下手だったので、よく上手から下手に顔を向ける春川さんがよく見える席で、良席だなと思ったことを覚えています。
下北沢は初めてだったのですが、あんな迷宮のようでいて面白い店が立ち並ぶ地域は初めてで、なるほど特定のジャンルの人々にとっては聖地のように思えるのだろうと。私にとってもそうではないかとも思いましたが、取り込まれたら怖いので真っ直ぐ帰りました。でもまた行きたいです…
「デスノート」THE MUSICAL
04/10(金)夜 日生劇場
浦井健治さんの方です。U-25チケットで両方観ようと思っていたのですが、柿澤勇人さんの方は私の予定が入っている日ばかりで…逆に浦井さんの方はほとんどいつも空いているというアンバランスさ。DVDはまだですか…?
数年前から吉田鋼太郎さんのファンなので、大好きなリュークを鋼太郎さんが演じると聞いたら観に行かないとと思うのがファン心。初ミュージカルとなれば尚更。そんなわけで、ワクワクしながら行ったのですがもう…最高でしたね!リュークの持つ可愛さはそのままに、鋼太郎さんの持ち味である異様さが存分に発揮されており、歌もしっかり「これが初めて!?」と思うほどの仕上がりで。
印象に残ったのはやはりテニスシーン。2代目手塚・初代跡部戦を彷彿とさせる廻り舞台を使用した歌いながらの試合。2.5次元の先輩としてリスペクトしたのでしょうか。テニミュファンにはグッとくる演出でした。
しかし映画があれだけのヒットを飛ばす中での舞台化。歌やダンスといった映画とは違う武器があるとはいえ、印象が完成されている中での挑戦はさぞかし大変だっただろうと思います。本当に素晴らしい作品でした。で、DVDはまだですか?
恋するブロードウェイ♪ vol.4
05/28(木)夜 博品館劇場
とにもかくにも大山真志。『最後のダンス』の破壊力は未だに頭にこびりついていて、他の役者さんが歌っているところを観ても必ず脳内再生されるというとんでもない機能を備えてしまいました。いつか観たいですね、日比谷辺りで…
矢田悠祐さんは可愛いイメージしか持っておらず、髪を上げてイケメン丸出しにしている様子を見て驚いたと共にグッときました。非常に格好いい、矢田様といった感じで…堪らなかったです。
そして法月康平さん。2014年のALTAR BOYZで観たマークがどストライクで、そのイメージを持ち続けていたかったのですが…仕方ない、真志がいるのだから。とマイナスな気持ちだったのですが、そのトリッキーさと美しさに一瞬で心を持って行かれました。たった数ヶ月観ていなかっただけなのにこの成長度合いは何だ?という驚きもありました。ここら辺で沼に膝まで浸かったような…
内藤大希さんは安定の、といったイメージ。廣瀬孝輔さんは泣きながらもしっかり歌い切った印象が強い。三浦宏規さんは歌はまだ苦手なようですが、身体のキレが素晴らしくてさすがルフィと。味方良介さんの後半ギリギリになりながらぎゅうっと目を瞑って歌う姿は妙に好印象でした。
全労済ホール/スペースゼロ提携公演 殺意の衝動―なぜ殺すのか?それが生きてる証明だから―
06/04(木)夜 全労済ホール/スペースゼロ
なぜ観に行こうと思ったのかは覚えていません。2014年に一度村井良大さんを観たことや、いつか平野良さんや磯貝龍虎さんを観に行こうと思っていたことがあったからかなと。
人殺ししかいない空間で次々と殺人が起きていく密室サスペンス。絡み合う人間関係が解き明かされる度に誰かの精神が耐え切れずぷつりと切れ、それに伴い誰かの命が消える。なぜこんな空間に放り込まれたのか?その目的は何なのか?もしや犯人はこの中にいるのか?という謎だらけの作品です。DVDもありますし、ネタバレは控えますね。観てください!
ところで私は三つ揃えのスーツに非常に弱く、平野良さんに釘付けでした。ベスト姿で腕まくりをする姿にも弱いので、目が幸せで堪らなかったです。「止めたらやめたの」という語気の強い一言に痺れました。観てください。
ストレートプレイ・ミュージカル「うたかふぇ」
07/12(日)昼 サンシャイン劇場
大山真志です。千秋楽を観に行ったのですが、主演に対するマイナスイメージが強過ぎて観劇を避けた方が多くいたようですね。ただ千秋楽は客入りが良かったように思います。
真志の出番はそう多くもなく、かといって少なくもなく。重要な脇役で多面性もあり、真志ファンとしてはしっかり楽しめました。下ネタをぶちかましたり、悪役面を見せたり、彼女に尻に敷かれたり…いいですね。短いとはいえガッツリ歌って踊っていたので楽しかった!なおメインのシーンはYouTubeの公式映像で観られますので是非どうぞ。
そして三つ揃えのスーツ!真志の三つ揃え!有り難い限りです。それも悪役丸出しの時に着ているんですよ。三つ揃えの悪役なんて最高ですよね。最強ですよね。なぜその姿をパンフレットに収めなかった!?
どんな時でも明るく元気に、という分かり易いメッセージが意外と深く刺さりました。しかしイケメン役の真志…ダメだ、笑っちゃう…
「Dramatic Musical Collection 2015」
08/01(土)昼 天王洲 銀河劇場
大山真志です。夜も引き続きだったのですが、銀河劇場は遠いので昼にしました。お蔭で真志が歌詞を飛ばすという中々レアなものが観られました。それに対して法月君が「(自分なら)歌えたのに!」と抗議する姿も。
恋ブロと同じようにミュージカルナンバーを歌いまくるショーなのですが、恋ブロがソロ曲中心で歌い上げるのに対して、こちらは大人数で一場面を再現したりダンサーがしっかりついていたり。聴くものと観るものといった感じでしょうか。
印象に残ったのは…お察しの通り『ALTAR BOYZ MEDLEY』です!そりゃね!観てますからね!しかし、中河内雅貴さんの服を着た法月君が新生REDの可愛らしいマークではなく、LEGEND寄りの色気を振りまくマークになっていて「うおお」となりました。でも目が吸い寄せられるのは東山義之さんのマシュー…やっぱり格好いいです!
真志の参加した曲では『For Good』ですね。法月君とふたりで歌っていたのですが、ファン泣かせな選曲で。というか距離近くない?ねえ、近くない!?
そしてAKANE LIVさんが非常に可愛かった。マダム・レッドではないAKANEさんを観て脳天をぶち抜かれたような気分でした。可愛い~!!
超★超歌劇『幕末Rock』
08/13(木)昼 Zeppブルーシアター六本木
初演も観たら再演も観ないと!と思っていたら全落。譲って頂きました。最後列での観劇となりましたが、お蔭で客席のペンライトを作品の一部として観られて「アニメで観た!」という気持ちになれました。すぐ隣にいる音響さんが良知さんのアドリブに吹き出す音が聞こえたということも。
なぜ友常勇気さんのグッズが無いんだ!?とギャンギャン騒いだ結果、しっかりグッズ展開に含まれて大満足。缶バッチも隊服版は自力で引き、学園版は佐々木喜英さんを生贄にして手に入れました。
伸びたり縮んだり、味わい深くなったり物足りなくなったり、再演ってそういうものですよね。初演ではまだ空席がある状態で観たので、びっちり埋まった客席を観ていると胸に迫るものがありました。左手に初演の、右手に再演のペンライトを持って振りまくりました…
私自身としてはこの作品をきっかけとして出会った友人が多くいるので、そういう意味でも感慨深いです。超歌劇があったから今の私があると言っても過言ではない。そんな風に思っています。
Y Projectプロデュース 終戦70年特別舞台公演「THE LAST SONG~命の行進曲~」
08/17(月)昼 天王洲 銀河劇場
最後の舞台です。観劇時はそんなこと一切思いませんでしたが。
第二次世界大戦の中で生きる人々の悲喜こもごもを描いた作品です。当時は集団自衛権について激しく議論されていた時期で、演劇関係者もそれぞれに思うところがあったようです。エンターテインメントに出来ることとは、と考えた結果がこの作品の上演だったのでしょう。観ていて疲れるくらい濃密なストーリーでした。
キャラクターが多い作品にも関わらず全員を愛おしく感じられるほどに一人ひとりがしっかりと描かれており、そのほとんど全ての命が奪われていく虚しさに打ちひしがれていました。亡くなった人々が笑顔で再会するシーンでは、まさかそんな場面を挟み込まれるとは思わずボロ泣きしてしまいました。
これを最後に私が一番好きだった春川恭亮さんを観ることは出来なくなりました。その点でも記憶に残る作品です。そういえばこの回は千秋楽であり、カーテンコールではどこかすっきりした表情だったような気がします。この十数日後の退団発表から数ヶ月間、ガッツリ落ち込むこととなります。結構なトラウマとなってしまい、パンフレットやブロマイドはもちろんDVDも観られなくなるほどでした。この続きは11月に。
「舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」
09/18(金)夜 博品館劇場
迷子になったため物販に並ぶことが出来ず、パンフレットが売り切れてしまった苦い思い出があります。でもプレミアム席特典はもらいました。そこのところはしっかりしている私…
内容は無いよう。とか何とか言っても許されますか?とりあえず面白かったです。ただただくだらないだけの作品でした。深いことを言っているようで多分何にも言っていない。何が幸せで何が不幸なのかも定かではない。そもそもそんなことを考える必要があるのかと、何も考えずにひたすら笑って過ごすだけでいいのではないかと思いました。失敗はボケであり、フォローはツッコミである。ボケとツッコミだけで成り立つ世界。何だか羨ましいような、でも絶対に関わりたくないような。観ている分には非常に面白い世界でした。
しかしこれほどイケメンの無駄遣いという言葉がしっくりくる作品は無いと思います。まあ、本人たちは物凄く楽しそうだったのでいいんですが…しかし、なぜ日和を舞台化しようと思ったのでしょうか…
今年は磯部磯兵衛物語も舞台化されますね。ジャンプは何を考えているのでしょうか。ハイキューとか黒バスとかだけでいいんじゃないですか、ダメなんですか?ところでブリミュはもうやらないんですか?
仮面ティーチャーミュージカル SILVER MASK
09/30(水)夜・10/01(木)夜・02(金)夜・03(土)昼・04(日)夜 Zeppブルーシアター六本木
5回観ました。悲しくなるくらい、さもなくば笑えるくらいに客が入っていないと聞きまして…友常さんが主演ということで、1回でも多く席を埋めたいと思いました。でも実際に観ていたのは法月君。完全にビジュアルが好みでして。私にとって最高のキャラクタービジュアルでした。定点カメラと化してずっと観続けていました。そんなことをしていたら、ランダムな舞台写真で法月君の写ったものを全て自力で集めてしまうという物欲センサーをぶっ壊すくらいの執着心が…
大量のキャストを惜しげもなく板の上に並べて隙間なく歌い踊り殴り合わせるという、キャストを殺す気なのかと思うような作品でした。驚いたのはあれだけの人数がいながら下手なキャストがいないということ。「苦手なのかな?」と思うことはあっても、足を引っ張るほどではなく。完成度は非常に高かったと思います。しかも全員が観る度に成長している。昨日よりも上手く、前回よりも上手く。全員が真剣に作品にぶつかっていっているんだなと肌で感じました。
残念だったのは宣伝の仕方が下手で客席が埋められなかったことと、招かれた関係者の観劇マナーがどん底だったこと。この点に関しては深く反省して頂きたいです。学芸会だってもっとマナーがいいですよ。何名か名だたる演出家さんを見かけましたが、ストレスフルだったろうなと思います。可哀想に…
松竹創業120周年 スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース
10/21(水)夜 新橋演舞場
2階席上手で観ました。エンターテインメントの往復ビンタと言われていましたが、まさにその通り。これでもかこれでもかと叩き付けられるお楽しみの時間についていくので精一杯といった感じでした。
やはり坂東巳之助さんですね。ゾロにしろボンちゃんにしろ(すいませんスクアードのCVを全く覚えていない…)「!?」となるレベルに本物でした。喉に声優が棲んでいる。おまけにヲタだなと観て分かるくらいのコピーっぷり。絶対好きでしょワンピース、と思わずにはいられない。ボンちゃん好きな私は観ていて軽く震えました。出番も多いし、二枚目扱いだし、何よりボンちゃんなんです。リアルボンちゃん。もちろんゾロも凄い。凄くゾロ。スクアードのウザさ(※独断と偏見による)もしっかり再現。何だこの人は…と思ってブログを読むと「テヘペロでござる」という爆弾を落とされます。沼。
そして市川右近さん演じる白ひげ。完全なる歌舞伎。見た目は全く白ひげではないにも関わらずオーラが白ひげ。父性愛溢るる世界最強の男を、年齢が一桁の内に初舞台を踏み様々な賞を得てきた右近さんが演じるわけです。その半生が穏やかなものではなかったこともあってか、白ひげ感がリアルに響いてくる。白ひげ厨の私も納得の白ひげでした。
地方の方はこれからですね。是非大掛かりなエンタメを楽しんでください。
ボーイバンド
10/24(土)夜 よみうり大手町ホール
大山真志です。今回も客入りが悪いという噂を耳にしたのですが、仮面ティーチャーで使い果たした私にはどうにも出来ず…と思っていたら、徐々に客が増えたようで私が行った回はほとんど埋まっていました。空席もおそらく売れてはいたのだと思います。
全て既存の曲で、それをストーリーに絡めてそれぞれのキャラクターの心情を乗せて歌うというあまり見ない形の構成でした。特に女性アイドルの曲を男性5人組が歌うというのは中々に面白く、こういうのもあるのか!と思いました。展開の早さや暗転の多さ、映像の使い方などが挑戦的でその点も面白かったです。
バンドと呼ぶには楽器が無く、アイドルと呼ぶには戦略と若さが足りず、一体彼らは何なんだろう?というところから始まりました。ツイッターで考察したのですが探すのが面倒!「アイドルではない」という結論だったはずです。彼らはあくまでアーティストであり、若さや好感度を失っても才能で生きていけるのではないかと。
ただこの話、ボーイバンドと銘打っておきながら軸になっているのはメンバーではなくプロデューサーというとんでもない引っ掛けがありました。何だよ~!新納さんが美味しいところを持って行くんじゃないか~!!
中屋敷法仁リーディングドラマ『朝彦と夜彦1987』
11/03(火)昼 赤坂RED/THEATER
あらすじと考察は別の記事にあります。桑野晃輔さんと法月君の回です。
ところで8月に「この続きは11月に」とあったことを覚えておいででしょうか。春川さんを失ったショックを引きずって2ヶ月、避けていた劇場に訪れることとなりました。過去に春川さんを観た劇場。初めは気付いていませんでした。朗読劇ということに気を取られて、行ってみるか!と申し込んで支払って券面を見たら…という。
開幕前、ほとんどのお客さんが場内に流れている懐メロに耳を傾けていたことと思いますが、私は舞台上に春川さんの幻影を観ていました。セットも雰囲気も全く違うのにも関わらず、昨日のことのように。病気です。
しかし開幕して数分ですぽーんとその幻影は消えました。そしてのめり込みました。とんでもない吸引力を持った作品で、桑野さんを観れば可愛いし、法月君を観れば美しいし、桑野さんの穏やかな声を聴けば癒されるし、法月君の色っぽい声を聴けば心がざわめき立つし、舞台上にはたった二人しかいないのに揺り動かされっ放しでした。
閉幕後は全く幻影を観ることはなく、何となくすっきりした気分でした。帰宅してから春川さんの思い出に浸ってボロボロ泣いて、それを数日間続け、やっと抜け出すことが出来ました。朝夜効果。間違いなく朝夜効果です。ありがとう朝夜。
ミュージカル ダンス オブ ヴァンパイア presented by アデランス
11/20(金)昼 帝国劇場
良知真次さんの回です。これは…書いていないかな。有名作ですし、これからも何度も上演されると思うのであらすじとか考察とかはいいですね。いりませんね。
この回には私立の高校生かな?が一学年丸々いたのではないかと。舞台に慣れていない子はぐったりしていたり、音疲れしていたり、演出が理解出来ずに友人に聞いたりと幕間が非常に愉快でした。しかし学校行事で帝国劇場なんて羨ましい限りですよ!私もそういう人生を送りたかった!公立なので東京芸術劇場でオーケストラを聴くので精一杯でしたよ…
ヴァンパイアをテーマにしているのにも関わらず深刻なシーンはとても少なく、危険に晒されているシーンですらどこかに笑いを含ませている。そもそもヴァンパイアが敵という描かれ方ではない上に、噛まれてしまった人々がまるで不幸せに見えない。むしろヴァンパイアになった方が幸せなのでは?と思わせられる。ヴァンパイアになってしまった若者・アルフレートが低く呟く「悪くないな」こそがこの作品のミソのような気がします。
しかしずっと可愛いワンコだった良知さんがヴァンパイア化した瞬間にエロくなるのはズルいですよね。近くで観てなくてよかった~!落ちるところだった。
ミュージカル「黒執事」―地に燃えるリコリス2015―
11/25(水)夜 赤坂ACTシアター
萌えバレを書き散らしているので興味のある方はそちらへ。
初演はブルーシアターとライブビューイングとで2回観たのですが、今回は金銭的にキツくライブビューイング無しという衝撃発表もあり一度で焼き付けなければいけないプレッシャーがありました。新作と言ってもいいほどの変更を加えたと聞いて神経を尖らせていたことを覚えています。
最も大きな変更点は、やはりセバスチャンのキャスト変更でしょうね。発表直後の動揺は大きく、新キャスト発表でも聞かれるのは不安の声ばかり。私もそうでした。それら全てをひっくり返し、納得させた2代目の古川雄大の凄さ。華奢で優柔不断な若者というイメージ(※独断と偏見による)を覆し、力強く妖艶で空恐ろしい悪魔を舞台の上に出現させました。とんでもない人でした。なめていました。
広いステージを思いっ切り使ってはしゃぎ回るキャスト陣は目で追うのも大変なくらいで、満腹感を得ました。新しい演出は尖り過ぎて不評な部分もあったようですが、多くのメインキャストをそれぞれ粒立てて動かしていくには必要だったのかなと。私としては、あの立体感は嫌いじゃないです。むしろ、360度観られる贅沢さが有難いなと思いました。
嫌だったことは特に無いかな。例の曲で声が被り過ぎて相変わらず何言ってるか分からないところは笑いましたが。
CLUB SLAZY The 4th invitation ~Topaz~
12/15(火)夜・20(日)昼 全労済ホール スペース・ゼロ
キャラ解説とヌルい考察みたいなものはまとめてあります。
ヤバいくらいに法月君にハマっていた時期で、うっかり買い足してしまいました。こんなことを4月にも言っていましたね。最近はちょっと落ち着いてきましたが、それでも未だにちょっとヤバいです。
藤田玲さんも好きなので楽しみにしていました。…と、観劇日前にショウバイロックでクロウを演じるのが米原幸佑さんだと発表されて大わらわ。非常に目が忙しくなりました。ちなみに耳の方は大丈夫でした。私の耳は好きな声を大きめに拾えるようにイコライザをいじってあります。
オッズ様もQちゃんもクールビーも皆可愛くて堪らん!と思っていたのですが、思わぬ伏兵グラフが視線を奪い去る!DVDで観ている分にはちょろっとしか映らないのでそこまで気にせずに済んでいたのですが、客席で観るとダメですね。奪われます。後半は聴覚をレイジーに、視覚をグラフにと振り分けていました。Qちゃんとグラフの出番がほとんど被っていないことは有難かったです。目ん玉痛くなるところですよ…危ない危ない。
やっぱりRCLが一番いい曲ですね。Qちゃんがどうとかではなく。励ます曲でもあり、振り返る曲でもあり、言い聞かせる曲でもあり…多面性を持つ曲。好きです。
晦日明治座 納め・る祭 ~あんまり歌うと攻められちゃうよ~
12/30(水)夜 明治座
田村麻呂・阿弖流為メインのあらすじと考察は別の記事で。
スレイジーで不在のアクトとエンドがここにいる!両方観ろと迫られているような気分でした。まあ、大山真志です。なお主演。
左馬子、素晴らしい衣装でしたね!友常さん!幕末Rockでも仮面ティーチャーでも無駄に布面積が広くてフラストレーションが溜まりっ放しだったところに、腕丸出しの毛皮ロングコート!何という!何という!!
そしてもう一人の主演であり、もう一人のまさし、三上真史。これは一体と思うほどに美しい横顔がすぐ傍を通り抜けて行きました。美形はいくらでも観てきましたが、常に「ああ綺麗な顔だな」と思うだけでした。今回のように疑問符が浮かぶような美形は初めてです。何が違うのか未だ分かっていませんが、あと何回か観れば分かるのでしょうか。ただ沼に誘われているだけなのでしょうか…
ショーはもう楽しくて楽しくて!曲や衣装、振付がまず楽しいのですが、何よりもキャスト陣が楽しませようとしてくれていることが伝わってきて、それが嬉しい。客をきちんと人として扱ってくれている感じがして嬉しい。ただ見せるだけじゃなく、どうにかして印象に残してやるというその前のめりな姿勢が嬉しい。そう思いました。楽しかった~!
以上の20作品が2015年に私が観た作品です。後半は忙しかった…
ちょこちょこ春川さんの話題を出しては気を遣わせるということを繰り返してきたので、赤裸々に書いてみました。重いファンで気持ち悪くて申し訳ない。今は大丈夫なので気にしないでください。過去です、過去。
2015年は大山真志を欠かさず観る年でしたが、2016年はまだ誰にするか決まっていません。そろそろ決めないとですね…
青山メインランドpresents gmk project 第一回公演 新・幕末純情伝
01/09(金)昼 新国立劇場 小劇場
9月までのカウントダウンが知らない内に始まっていました…
新年一発目ということもあり、正月ボケが抜けない内に観たもので眠気が襲ってきました。目当てではない人がメインになるところで、寝ました。申し訳ないです…
でも正直なところ、釣り合いが取れていないような気がしました。つかこうへいさんの作品に含まれた重みを若者だらけで表現するのは難しいのかなあとも思ったのですが、2014年に観たダブルスも若者だらけでした。おそらく、私にとっては熱量が足りなかったのかと。ただし年齢が高めの出演陣は非常に熱く、坂本龍馬役の武田航平さんや斎藤一役の石塚義之さん、桂小五郎役の山崎裕太さん、岩倉具視・岡田十蔵役の出口哲也さんは強く印象に残りました。
楽しめなかったのは、青さも価値の一つと思えるほどには私が熟していなかったことが原因です。あと正月ボケ。眠くて眠くて仕方がなかったのです。でも目当てのキャストの出番はすぐさま起きる。鋭敏なセンサーを仕込まれているようです。
新演出版 ミュージカル「タイタニック」
03/27(金)夜 Bunkamura シアターコクーン
私の誕生日に公演があるということもあり、2014年から楽しみにしていた作品でした。加藤和樹さんが好きなので、主演と聞き居ても立っても居られないような気持ちで申し込みました。ただしA席。群像劇と聞いていたので、全体が見渡せるようにと思いまして。これは正解でした。1階で観ていたら舞台いっぱいに繰り広げられるストーリーが追い切れなかったと思います。
最も印象に残ったのは、バンドマスターであるウォレス・ハートリー役の矢崎広さんが歌うM18『秋』でした。矢崎さんの歌が素晴らしいことは知っていましたが生で聴くのは初めてで、あんなに惹き込まれるものだとは思いもせず…沈みゆく船の中で造船家トーマス・アンドリュース役の和樹さんが再び『秋』を悲壮感たっぷりに歌うのですが、矢崎さんの伸びやかで艶っぽい『秋』があったからこそ再びの『秋』がグッと来たのだろうなと思いました。
今年もミュージカルで矢崎さんを観たいなと思っております!もちろん和樹さんも。
CLUB SEVEN 10th stage!
04/06(月)夜・17(金)夜 シアタークリエ
今年からGEM CLUBが始まり、おそらくこれが一つの区切りとなったCLUB SEVEN。観られたことは本当にラッキーでした。2015年は大山真志さんの出演作を全て観ると決めていたのですが、そうでなくとも行ったような気もします。
おもちゃ箱をひっくり返したような、という表現が本当にぴったりでした。次から次へとエンターテインメントなら何でもあり!とでも言うように、体力は大丈夫なのかと観ているこっちが心配になるくらい動き回るキャスト陣。魅せるということはどういうことなのか、ただ楽しいだけではなく可能性に挑戦するようなギラついた感じ。うっかりチケットを買い足すほど楽しかったです。
誰が何を得意としているのか、ということが残酷なまでにはっきりと見えるところがまた憎い。やったことがないであろうこと、苦手であろうことにぶち当たっていく姿を観て好きにならずにはいられない。そんな作品でした。
春川恭亮プロデュース公演「淋しい都に雪が降る」
04/09(木)夜 下北沢・小劇場B1
どんどん外へと向かっている感じはしました。
二人のホームレスが、社会から棄てられた者としての生き方を見せつけてくる作品でした。結果的に二人とも冬を乗り越えられず亡くなってしまうのですが、死ぬのを待っていたわけではなく、ただひたすらに生きようとしていた姿に切なさと美しさを感じました。ドブネズミみたいに美しく、とはこういうことでしょうか…
春川さんが演じたのは先輩ホームレス(※劇中ではルンペン呼び)を慕い付きまとう新人ホームレス。私の席は下手だったので、よく上手から下手に顔を向ける春川さんがよく見える席で、良席だなと思ったことを覚えています。
下北沢は初めてだったのですが、あんな迷宮のようでいて面白い店が立ち並ぶ地域は初めてで、なるほど特定のジャンルの人々にとっては聖地のように思えるのだろうと。私にとってもそうではないかとも思いましたが、取り込まれたら怖いので真っ直ぐ帰りました。でもまた行きたいです…
「デスノート」THE MUSICAL
04/10(金)夜 日生劇場
浦井健治さんの方です。U-25チケットで両方観ようと思っていたのですが、柿澤勇人さんの方は私の予定が入っている日ばかりで…逆に浦井さんの方はほとんどいつも空いているというアンバランスさ。DVDはまだですか…?
数年前から吉田鋼太郎さんのファンなので、大好きなリュークを鋼太郎さんが演じると聞いたら観に行かないとと思うのがファン心。初ミュージカルとなれば尚更。そんなわけで、ワクワクしながら行ったのですがもう…最高でしたね!リュークの持つ可愛さはそのままに、鋼太郎さんの持ち味である異様さが存分に発揮されており、歌もしっかり「これが初めて!?」と思うほどの仕上がりで。
印象に残ったのはやはりテニスシーン。2代目手塚・初代跡部戦を彷彿とさせる廻り舞台を使用した歌いながらの試合。2.5次元の先輩としてリスペクトしたのでしょうか。テニミュファンにはグッとくる演出でした。
しかし映画があれだけのヒットを飛ばす中での舞台化。歌やダンスといった映画とは違う武器があるとはいえ、印象が完成されている中での挑戦はさぞかし大変だっただろうと思います。本当に素晴らしい作品でした。で、DVDはまだですか?
恋するブロードウェイ♪ vol.4
05/28(木)夜 博品館劇場
とにもかくにも大山真志。『最後のダンス』の破壊力は未だに頭にこびりついていて、他の役者さんが歌っているところを観ても必ず脳内再生されるというとんでもない機能を備えてしまいました。いつか観たいですね、日比谷辺りで…
矢田悠祐さんは可愛いイメージしか持っておらず、髪を上げてイケメン丸出しにしている様子を見て驚いたと共にグッときました。非常に格好いい、矢田様といった感じで…堪らなかったです。
そして法月康平さん。2014年のALTAR BOYZで観たマークがどストライクで、そのイメージを持ち続けていたかったのですが…仕方ない、真志がいるのだから。とマイナスな気持ちだったのですが、そのトリッキーさと美しさに一瞬で心を持って行かれました。たった数ヶ月観ていなかっただけなのにこの成長度合いは何だ?という驚きもありました。ここら辺で沼に膝まで浸かったような…
内藤大希さんは安定の、といったイメージ。廣瀬孝輔さんは泣きながらもしっかり歌い切った印象が強い。三浦宏規さんは歌はまだ苦手なようですが、身体のキレが素晴らしくてさすがルフィと。味方良介さんの後半ギリギリになりながらぎゅうっと目を瞑って歌う姿は妙に好印象でした。
全労済ホール/スペースゼロ提携公演 殺意の衝動―なぜ殺すのか?それが生きてる証明だから―
06/04(木)夜 全労済ホール/スペースゼロ
なぜ観に行こうと思ったのかは覚えていません。2014年に一度村井良大さんを観たことや、いつか平野良さんや磯貝龍虎さんを観に行こうと思っていたことがあったからかなと。
人殺ししかいない空間で次々と殺人が起きていく密室サスペンス。絡み合う人間関係が解き明かされる度に誰かの精神が耐え切れずぷつりと切れ、それに伴い誰かの命が消える。なぜこんな空間に放り込まれたのか?その目的は何なのか?もしや犯人はこの中にいるのか?という謎だらけの作品です。DVDもありますし、ネタバレは控えますね。観てください!
ところで私は三つ揃えのスーツに非常に弱く、平野良さんに釘付けでした。ベスト姿で腕まくりをする姿にも弱いので、目が幸せで堪らなかったです。「止めたらやめたの」という語気の強い一言に痺れました。観てください。
ストレートプレイ・ミュージカル「うたかふぇ」
07/12(日)昼 サンシャイン劇場
大山真志です。千秋楽を観に行ったのですが、主演に対するマイナスイメージが強過ぎて観劇を避けた方が多くいたようですね。ただ千秋楽は客入りが良かったように思います。
真志の出番はそう多くもなく、かといって少なくもなく。重要な脇役で多面性もあり、真志ファンとしてはしっかり楽しめました。下ネタをぶちかましたり、悪役面を見せたり、彼女に尻に敷かれたり…いいですね。短いとはいえガッツリ歌って踊っていたので楽しかった!なおメインのシーンはYouTubeの公式映像で観られますので是非どうぞ。
そして三つ揃えのスーツ!真志の三つ揃え!有り難い限りです。それも悪役丸出しの時に着ているんですよ。三つ揃えの悪役なんて最高ですよね。最強ですよね。なぜその姿をパンフレットに収めなかった!?
どんな時でも明るく元気に、という分かり易いメッセージが意外と深く刺さりました。しかしイケメン役の真志…ダメだ、笑っちゃう…
「Dramatic Musical Collection 2015」
08/01(土)昼 天王洲 銀河劇場
大山真志です。夜も引き続きだったのですが、銀河劇場は遠いので昼にしました。お蔭で真志が歌詞を飛ばすという中々レアなものが観られました。それに対して法月君が「(自分なら)歌えたのに!」と抗議する姿も。
恋ブロと同じようにミュージカルナンバーを歌いまくるショーなのですが、恋ブロがソロ曲中心で歌い上げるのに対して、こちらは大人数で一場面を再現したりダンサーがしっかりついていたり。聴くものと観るものといった感じでしょうか。
印象に残ったのは…お察しの通り『ALTAR BOYZ MEDLEY』です!そりゃね!観てますからね!しかし、中河内雅貴さんの服を着た法月君が新生REDの可愛らしいマークではなく、LEGEND寄りの色気を振りまくマークになっていて「うおお」となりました。でも目が吸い寄せられるのは東山義之さんのマシュー…やっぱり格好いいです!
真志の参加した曲では『For Good』ですね。法月君とふたりで歌っていたのですが、ファン泣かせな選曲で。というか距離近くない?ねえ、近くない!?
そしてAKANE LIVさんが非常に可愛かった。マダム・レッドではないAKANEさんを観て脳天をぶち抜かれたような気分でした。可愛い~!!
超★超歌劇『幕末Rock』
08/13(木)昼 Zeppブルーシアター六本木
初演も観たら再演も観ないと!と思っていたら全落。譲って頂きました。最後列での観劇となりましたが、お蔭で客席のペンライトを作品の一部として観られて「アニメで観た!」という気持ちになれました。すぐ隣にいる音響さんが良知さんのアドリブに吹き出す音が聞こえたということも。
なぜ友常勇気さんのグッズが無いんだ!?とギャンギャン騒いだ結果、しっかりグッズ展開に含まれて大満足。缶バッチも隊服版は自力で引き、学園版は佐々木喜英さんを生贄にして手に入れました。
伸びたり縮んだり、味わい深くなったり物足りなくなったり、再演ってそういうものですよね。初演ではまだ空席がある状態で観たので、びっちり埋まった客席を観ていると胸に迫るものがありました。左手に初演の、右手に再演のペンライトを持って振りまくりました…
私自身としてはこの作品をきっかけとして出会った友人が多くいるので、そういう意味でも感慨深いです。超歌劇があったから今の私があると言っても過言ではない。そんな風に思っています。
Y Projectプロデュース 終戦70年特別舞台公演「THE LAST SONG~命の行進曲~」
08/17(月)昼 天王洲 銀河劇場
最後の舞台です。観劇時はそんなこと一切思いませんでしたが。
第二次世界大戦の中で生きる人々の悲喜こもごもを描いた作品です。当時は集団自衛権について激しく議論されていた時期で、演劇関係者もそれぞれに思うところがあったようです。エンターテインメントに出来ることとは、と考えた結果がこの作品の上演だったのでしょう。観ていて疲れるくらい濃密なストーリーでした。
キャラクターが多い作品にも関わらず全員を愛おしく感じられるほどに一人ひとりがしっかりと描かれており、そのほとんど全ての命が奪われていく虚しさに打ちひしがれていました。亡くなった人々が笑顔で再会するシーンでは、まさかそんな場面を挟み込まれるとは思わずボロ泣きしてしまいました。
これを最後に私が一番好きだった春川恭亮さんを観ることは出来なくなりました。その点でも記憶に残る作品です。そういえばこの回は千秋楽であり、カーテンコールではどこかすっきりした表情だったような気がします。この十数日後の退団発表から数ヶ月間、ガッツリ落ち込むこととなります。結構なトラウマとなってしまい、パンフレットやブロマイドはもちろんDVDも観られなくなるほどでした。この続きは11月に。
「舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」
09/18(金)夜 博品館劇場
迷子になったため物販に並ぶことが出来ず、パンフレットが売り切れてしまった苦い思い出があります。でもプレミアム席特典はもらいました。そこのところはしっかりしている私…
内容は無いよう。とか何とか言っても許されますか?とりあえず面白かったです。ただただくだらないだけの作品でした。深いことを言っているようで多分何にも言っていない。何が幸せで何が不幸なのかも定かではない。そもそもそんなことを考える必要があるのかと、何も考えずにひたすら笑って過ごすだけでいいのではないかと思いました。失敗はボケであり、フォローはツッコミである。ボケとツッコミだけで成り立つ世界。何だか羨ましいような、でも絶対に関わりたくないような。観ている分には非常に面白い世界でした。
しかしこれほどイケメンの無駄遣いという言葉がしっくりくる作品は無いと思います。まあ、本人たちは物凄く楽しそうだったのでいいんですが…しかし、なぜ日和を舞台化しようと思ったのでしょうか…
今年は磯部磯兵衛物語も舞台化されますね。ジャンプは何を考えているのでしょうか。ハイキューとか黒バスとかだけでいいんじゃないですか、ダメなんですか?ところでブリミュはもうやらないんですか?
仮面ティーチャーミュージカル SILVER MASK
09/30(水)夜・10/01(木)夜・02(金)夜・03(土)昼・04(日)夜 Zeppブルーシアター六本木
5回観ました。悲しくなるくらい、さもなくば笑えるくらいに客が入っていないと聞きまして…友常さんが主演ということで、1回でも多く席を埋めたいと思いました。でも実際に観ていたのは法月君。完全にビジュアルが好みでして。私にとって最高のキャラクタービジュアルでした。定点カメラと化してずっと観続けていました。そんなことをしていたら、ランダムな舞台写真で法月君の写ったものを全て自力で集めてしまうという物欲センサーをぶっ壊すくらいの執着心が…
大量のキャストを惜しげもなく板の上に並べて隙間なく歌い踊り殴り合わせるという、キャストを殺す気なのかと思うような作品でした。驚いたのはあれだけの人数がいながら下手なキャストがいないということ。「苦手なのかな?」と思うことはあっても、足を引っ張るほどではなく。完成度は非常に高かったと思います。しかも全員が観る度に成長している。昨日よりも上手く、前回よりも上手く。全員が真剣に作品にぶつかっていっているんだなと肌で感じました。
残念だったのは宣伝の仕方が下手で客席が埋められなかったことと、招かれた関係者の観劇マナーがどん底だったこと。この点に関しては深く反省して頂きたいです。学芸会だってもっとマナーがいいですよ。何名か名だたる演出家さんを見かけましたが、ストレスフルだったろうなと思います。可哀想に…
松竹創業120周年 スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース
10/21(水)夜 新橋演舞場
2階席上手で観ました。エンターテインメントの往復ビンタと言われていましたが、まさにその通り。これでもかこれでもかと叩き付けられるお楽しみの時間についていくので精一杯といった感じでした。
やはり坂東巳之助さんですね。ゾロにしろボンちゃんにしろ(すいませんスクアードのCVを全く覚えていない…)「!?」となるレベルに本物でした。喉に声優が棲んでいる。おまけにヲタだなと観て分かるくらいのコピーっぷり。絶対好きでしょワンピース、と思わずにはいられない。ボンちゃん好きな私は観ていて軽く震えました。出番も多いし、二枚目扱いだし、何よりボンちゃんなんです。リアルボンちゃん。もちろんゾロも凄い。凄くゾロ。スクアードのウザさ(※独断と偏見による)もしっかり再現。何だこの人は…と思ってブログを読むと「テヘペロでござる」という爆弾を落とされます。沼。
そして市川右近さん演じる白ひげ。完全なる歌舞伎。見た目は全く白ひげではないにも関わらずオーラが白ひげ。父性愛溢るる世界最強の男を、年齢が一桁の内に初舞台を踏み様々な賞を得てきた右近さんが演じるわけです。その半生が穏やかなものではなかったこともあってか、白ひげ感がリアルに響いてくる。白ひげ厨の私も納得の白ひげでした。
地方の方はこれからですね。是非大掛かりなエンタメを楽しんでください。
ボーイバンド
10/24(土)夜 よみうり大手町ホール
大山真志です。今回も客入りが悪いという噂を耳にしたのですが、仮面ティーチャーで使い果たした私にはどうにも出来ず…と思っていたら、徐々に客が増えたようで私が行った回はほとんど埋まっていました。空席もおそらく売れてはいたのだと思います。
全て既存の曲で、それをストーリーに絡めてそれぞれのキャラクターの心情を乗せて歌うというあまり見ない形の構成でした。特に女性アイドルの曲を男性5人組が歌うというのは中々に面白く、こういうのもあるのか!と思いました。展開の早さや暗転の多さ、映像の使い方などが挑戦的でその点も面白かったです。
バンドと呼ぶには楽器が無く、アイドルと呼ぶには戦略と若さが足りず、一体彼らは何なんだろう?というところから始まりました。ツイッターで考察したのですが探すのが面倒!「アイドルではない」という結論だったはずです。彼らはあくまでアーティストであり、若さや好感度を失っても才能で生きていけるのではないかと。
ただこの話、ボーイバンドと銘打っておきながら軸になっているのはメンバーではなくプロデューサーというとんでもない引っ掛けがありました。何だよ~!新納さんが美味しいところを持って行くんじゃないか~!!
中屋敷法仁リーディングドラマ『朝彦と夜彦1987』
11/03(火)昼 赤坂RED/THEATER
あらすじと考察は別の記事にあります。桑野晃輔さんと法月君の回です。
ところで8月に「この続きは11月に」とあったことを覚えておいででしょうか。春川さんを失ったショックを引きずって2ヶ月、避けていた劇場に訪れることとなりました。過去に春川さんを観た劇場。初めは気付いていませんでした。朗読劇ということに気を取られて、行ってみるか!と申し込んで支払って券面を見たら…という。
開幕前、ほとんどのお客さんが場内に流れている懐メロに耳を傾けていたことと思いますが、私は舞台上に春川さんの幻影を観ていました。セットも雰囲気も全く違うのにも関わらず、昨日のことのように。病気です。
しかし開幕して数分ですぽーんとその幻影は消えました。そしてのめり込みました。とんでもない吸引力を持った作品で、桑野さんを観れば可愛いし、法月君を観れば美しいし、桑野さんの穏やかな声を聴けば癒されるし、法月君の色っぽい声を聴けば心がざわめき立つし、舞台上にはたった二人しかいないのに揺り動かされっ放しでした。
閉幕後は全く幻影を観ることはなく、何となくすっきりした気分でした。帰宅してから春川さんの思い出に浸ってボロボロ泣いて、それを数日間続け、やっと抜け出すことが出来ました。朝夜効果。間違いなく朝夜効果です。ありがとう朝夜。
ミュージカル ダンス オブ ヴァンパイア presented by アデランス
11/20(金)昼 帝国劇場
良知真次さんの回です。これは…書いていないかな。有名作ですし、これからも何度も上演されると思うのであらすじとか考察とかはいいですね。いりませんね。
この回には私立の高校生かな?が一学年丸々いたのではないかと。舞台に慣れていない子はぐったりしていたり、音疲れしていたり、演出が理解出来ずに友人に聞いたりと幕間が非常に愉快でした。しかし学校行事で帝国劇場なんて羨ましい限りですよ!私もそういう人生を送りたかった!公立なので東京芸術劇場でオーケストラを聴くので精一杯でしたよ…
ヴァンパイアをテーマにしているのにも関わらず深刻なシーンはとても少なく、危険に晒されているシーンですらどこかに笑いを含ませている。そもそもヴァンパイアが敵という描かれ方ではない上に、噛まれてしまった人々がまるで不幸せに見えない。むしろヴァンパイアになった方が幸せなのでは?と思わせられる。ヴァンパイアになってしまった若者・アルフレートが低く呟く「悪くないな」こそがこの作品のミソのような気がします。
しかしずっと可愛いワンコだった良知さんがヴァンパイア化した瞬間にエロくなるのはズルいですよね。近くで観てなくてよかった~!落ちるところだった。
ミュージカル「黒執事」―地に燃えるリコリス2015―
11/25(水)夜 赤坂ACTシアター
萌えバレを書き散らしているので興味のある方はそちらへ。
初演はブルーシアターとライブビューイングとで2回観たのですが、今回は金銭的にキツくライブビューイング無しという衝撃発表もあり一度で焼き付けなければいけないプレッシャーがありました。新作と言ってもいいほどの変更を加えたと聞いて神経を尖らせていたことを覚えています。
最も大きな変更点は、やはりセバスチャンのキャスト変更でしょうね。発表直後の動揺は大きく、新キャスト発表でも聞かれるのは不安の声ばかり。私もそうでした。それら全てをひっくり返し、納得させた2代目の古川雄大の凄さ。華奢で優柔不断な若者というイメージ(※独断と偏見による)を覆し、力強く妖艶で空恐ろしい悪魔を舞台の上に出現させました。とんでもない人でした。なめていました。
広いステージを思いっ切り使ってはしゃぎ回るキャスト陣は目で追うのも大変なくらいで、満腹感を得ました。新しい演出は尖り過ぎて不評な部分もあったようですが、多くのメインキャストをそれぞれ粒立てて動かしていくには必要だったのかなと。私としては、あの立体感は嫌いじゃないです。むしろ、360度観られる贅沢さが有難いなと思いました。
嫌だったことは特に無いかな。例の曲で声が被り過ぎて相変わらず何言ってるか分からないところは笑いましたが。
CLUB SLAZY The 4th invitation ~Topaz~
12/15(火)夜・20(日)昼 全労済ホール スペース・ゼロ
キャラ解説とヌルい考察みたいなものはまとめてあります。
ヤバいくらいに法月君にハマっていた時期で、うっかり買い足してしまいました。こんなことを4月にも言っていましたね。最近はちょっと落ち着いてきましたが、それでも未だにちょっとヤバいです。
藤田玲さんも好きなので楽しみにしていました。…と、観劇日前にショウバイロックでクロウを演じるのが米原幸佑さんだと発表されて大わらわ。非常に目が忙しくなりました。ちなみに耳の方は大丈夫でした。私の耳は好きな声を大きめに拾えるようにイコライザをいじってあります。
オッズ様もQちゃんもクールビーも皆可愛くて堪らん!と思っていたのですが、思わぬ伏兵グラフが視線を奪い去る!DVDで観ている分にはちょろっとしか映らないのでそこまで気にせずに済んでいたのですが、客席で観るとダメですね。奪われます。後半は聴覚をレイジーに、視覚をグラフにと振り分けていました。Qちゃんとグラフの出番がほとんど被っていないことは有難かったです。目ん玉痛くなるところですよ…危ない危ない。
やっぱりRCLが一番いい曲ですね。Qちゃんがどうとかではなく。励ます曲でもあり、振り返る曲でもあり、言い聞かせる曲でもあり…多面性を持つ曲。好きです。
晦日明治座 納め・る祭 ~あんまり歌うと攻められちゃうよ~
12/30(水)夜 明治座
田村麻呂・阿弖流為メインのあらすじと考察は別の記事で。
スレイジーで不在のアクトとエンドがここにいる!両方観ろと迫られているような気分でした。まあ、大山真志です。なお主演。
左馬子、素晴らしい衣装でしたね!友常さん!幕末Rockでも仮面ティーチャーでも無駄に布面積が広くてフラストレーションが溜まりっ放しだったところに、腕丸出しの毛皮ロングコート!何という!何という!!
そしてもう一人の主演であり、もう一人のまさし、三上真史。これは一体と思うほどに美しい横顔がすぐ傍を通り抜けて行きました。美形はいくらでも観てきましたが、常に「ああ綺麗な顔だな」と思うだけでした。今回のように疑問符が浮かぶような美形は初めてです。何が違うのか未だ分かっていませんが、あと何回か観れば分かるのでしょうか。ただ沼に誘われているだけなのでしょうか…
ショーはもう楽しくて楽しくて!曲や衣装、振付がまず楽しいのですが、何よりもキャスト陣が楽しませようとしてくれていることが伝わってきて、それが嬉しい。客をきちんと人として扱ってくれている感じがして嬉しい。ただ見せるだけじゃなく、どうにかして印象に残してやるというその前のめりな姿勢が嬉しい。そう思いました。楽しかった~!
以上の20作品が2015年に私が観た作品です。後半は忙しかった…
ちょこちょこ春川さんの話題を出しては気を遣わせるということを繰り返してきたので、赤裸々に書いてみました。重いファンで気持ち悪くて申し訳ない。今は大丈夫なので気にしないでください。過去です、過去。
2015年は大山真志を欠かさず観る年でしたが、2016年はまだ誰にするか決まっていません。そろそろ決めないとですね…