2月16日(土) 曇り時々吹雪雪
 本日の体重57.8kg、体脂肪率5.8%
体重は落としきれなかったですが、まずまずの体調です。
 
 今年もやってきました京都駅ビル階段選手権。今年で参加4回目、冬の大きな目標となっています。
昨年は、45才以上、女子、個人総合、団体の4部門、すべて大会新での完全優勝を成し遂げました。ただ、こういちろうさんが個人4位に甘んじたため、今年は、個人総合ワンツーフィニッシュ、45才以上、女子、団体の真の完全優勝を狙います。
 
 私個人としての目標は、昨年の記録21秒98を0.01秒でも上回ること、総合でも昨年同様7位に入って、折りたたみ自転車(今年はデジカメに替わっていましたが)を獲得することです。
 
 冬季トレ開始当初は、秋シーズンの怪我を引きずり、調子も今ひとつで「今年は21秒台は無理だな、良くて22秒台前半かな」と感じていましたが、福男を獲った頃から、調子は回復してきて、最終的には、昨年と同レベルに仕上げることが出来ました。
 うまくはまれば、21秒台前半も狙えるかなと密かに思っていたのですが・・・
 
 一昨年、昨年の賞品の荷物の多さに苦労したので、今回、初めて、車 で京都駅に行き、近くの駐車場に停めました。
 駐車場が満車になるのを恐れて、早めの7時45分に家を出発、京都駅に8時30分に到着しました。
 
 今日は、試走が始まる前の朝早い空いている時間帯に、練習をしました。
上71段8秒49、100段12秒59、1本ずつ走って、いずれも軽く走ってほぼベストの好タイムでした。チョキ
 これで自信を持ちすぎてしまいました。100段と71段のタイムを足した合計タイム、21秒1を目標タイムに設定してしまいました。この時は「練習でこれだけ出るなら、試合では21秒1出るで。」と過信してしまいました。
 
 この後、空いている時間を見計らって、あさおかさんゆきちゃんの171段タイムトライアルを実施しました。手動とカメラによる電気計時で測定しました。 ピストルも持参です。

 あさおかさんとゆきちゃんは、ほぼ同時にゴールで、タイムは手動で26秒43でした。あさおかさんは昨年の大会を上回る好タイム、ゆきちゃんもこれで、本番での25秒台が確実に見えてきました。
 
 時折の吹雪霧の中、大会は進行し、いよいよ出番が近づいてきました。午前中よりかなり体感温度が下がってきました。
 昨年の出発前の混乱の反省から、今日は、早めにアップを開始しましたが、進行が遅れて、かなり待たされました。それによって、せっかく温まった体が、また冷えてしまいました。
 風が吹いてかなり寒かったです。あきらかに失敗です。軽くジョグしたり、暖かい室内に移動したりしましたが、ベストの体温に持って行くことは出来ませんでした。
 
 のだがわーず、湘南と続き、いよいよ最終第18レース、サンマッハとの一騎打ちです。前回王者と現王者とのガチンコ対決、今までは、テレビ番組上、別々の組に振り分け、一緒に走ることは難しかったのですが、今回実現しました。
 テレビ局も、その方が盛り上がると判断したのか、大会前に、やれ「電気計時でお願いします」だとか、「手動でも、2人以上で測定お願いします」などと、要望書を提出していたので、うるさい2チームを対決させて、不満の声を少しでも和らげようと意図したのかは、解りませんが・・・
 
 
第18レース
1走 ikeno vs ミサオ
 
 最終レースのみ、ゲスト解説者の朝原宣治氏が、スターターを務めることになりました。粋な企画です。しかし、今までの京都陸協のスターターの呼吸を読んで、絶妙のスタートを切ろうと考えていた私にとっては、寝耳に水です。しかも朝原氏は、コーチはしていますが、審判免許は持っていないはずなので、スターターとしては素人、かなり不安がありました。
 
 しかし、一発で合わせてスタート。でも実際は、私がスタート音と同時に体が動いたので、陸上の試合では恐らくフライングを取られる、微妙な(絶妙な?)スタートでした。そのため、1歩2歩行って、「フライング?このまま行っていいの?」と一瞬躊躇してしまい、加速出来ませんでした。絶妙のスタートで稼いだ利得よりも、むしろ遅くなりました。

 スタートから3歩めで階段の1段目に乗り込んだところで、制止の合図がないので、そのまま再加速しました。
今回は、歩数を考えずにがむしゃらに行くという作戦でしたが、一つだけ、新しい戦略を考えていました。それは、通常、ほとんどの人が、スタートから3歩助走して、4歩目から階段を駆け上がるのに対して、3歩目で階段の1段目に踏み込むことです。
 しっかりスタートを蹴り出せれば可能だと判断していました。それによって距離も稼ぐことが出来ます。
ただ、少し間延びしてしまい、3歩助走からバネを貯めて爆発的に駆け上がるのと、どちらが有利かは判断しかねるところでしたが、今回は敢えてチャレンジ、確実に行くのではなく、冒険してみました。結果としては、現在のところ、どちらが良かったのか、まだ検証出来ていません。
 
 スタートしてすぐミサオさんが見えなくなり、ずっと右後ろに気配を感じながら走りました。今回の敗因としては、ずっと後のミサオさんを意識しすぎて、「前へ」の意識が持てなかったことかも知れません。いつもの練習での併走では、それでも後から追われるプレッシャーのおかげでいいタイムが出ていたんですが・・・
 
 ずっとプレッシャーを感じながら、走りきりゴール。フラッグ ゴールでも失敗。右胸を強打しました。昨年は、ゴールのタッチも何度も練習しましたが、今年はゼロ。そのツケがこれ↓
 
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 速報ゴールタイムは、22秒2
 最終組で優勝が確定のはずなのに、全然嬉しさはなく、頭を抱えてしまいました。
「自分を超えられなかった」「昨年より0.3秒も遅い、なぜ?」

 寒さのせいか、吹き下ろしの風のせいか、自分に力が無かったからなのか、
思い悩む暇もなく、第2走のレースが始まりました。
 
 ikeno  22秒33  昨年より0秒35ダウン
 ミサオ 23秒36  自己ベスト0秒15更新
 
 
 
2走 ゆきちゃん vs 高木さん
 
 関西実業団のトップ選手・高木さんと、ゆきちゃんの好レース。前半は互角だったものの、後半、経験と体重の軽さで上回るゆきちゃんがリードを広げてゴール。

 ゆきちゃん 25秒77 自己の大会記録を0秒69更新
 高木さん  27秒54
 
 ゆきちゃんのタイムも前半、高木さんに引っ張ってもらったから出たタイムであり、高木さんも階段初挑戦で、2011年までの大会記録27秒91を上回る素晴らしいタイムです。さすがポテンシャルの高さを示しました。
 
 
3走 ひろた vs たいが
 
 19秒台の予感はあったものの、本人曰く「すべてを出し切った」。
 
 ひろた 20秒52
 たいが 22秒44
 
 速報タイムで20秒4、19秒台の夢破れ、現時点でトップかどうかも微妙なタイムです。クライマーズの2年連続完全優勝に赤信号でしたが、この危機を救ったのが、最終ランナーでした。
 
 
4走 こういちろう vs おがわ
 
 サンマッハは、今や渋さん以外、全員が実業団のトップ選手という恐ろしいチームになりました。クライマーズがいなければ、反則と言われても仕方ないぐらいのチームです。
 おがわくんも、今季100m10秒50、走り幅跳び7m70を跳んでいます。
 しかし、彼をも凌駕するスプリンターが、クライマーズにはいました。
吉田光一郎。100mベスト10秒43、福男5回のスプリンター、今回解説の朝原氏とも国体でリレーを組んだ経験もあります。その彼が、階段に取り組んで、早4年、ついに覚醒しました。
 緻密な計算と戦略、驚異のスプリント力、スタートから3段飛ばしで駆け上がると、おがわくんを引き離し、後半も減速することなしにゴールしました。
 
 こういちろう 20秒09  自己ベスト0秒72更新
 おがわ    21秒55
 
 気温その他の気象条件も悪く、トップグループのタイムが伸び悩む中、このタイムは、19秒台に相当するタイムです。
 ただ惜しむらくは、ゴールのタッチ。左手を着いてから右手を着いていますが、私のように怪我をも辞せず?、左手をそのまま伸ばしてタッチしていれば、約0.06秒短縮、ひろたさんの大会記録20秒03に並んでいたかも知れません。ただし胸を強打しますけど。
 
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クライマーズドリームの2年連続完全優勝・達成
 
 
チーム成績
1位 クライマーズドリーム 1分28秒71    大会新記録  0秒57 更新
2位 サンマッハ        1分34秒89    チームベスト 2秒15 更新
3位 のだがわーず      1分38秒85    チームベスト 1秒56 更新
4位 AC湘南          1分39秒16    チームベスト 0秒24 更新
 
 昨年度の1分29秒をさらに更新する価値ある大会新記録でした。この記録は、今後私たち自身でも破るのは困難かも知れません。なぜならピークを過ぎた年寄り・ikenoとひろたが足を引っ張るかもしれないからです。 しかしそれ以上に、若い二人がさらに記録を伸ばして、年寄りの分までカバーすれば、更新は可能かも知れませんね。
 
45才以上の部
1位 ikeno(クライマーズ)  22秒33
2位 KAZ(湘南)        22秒84
3位 ミサオ(サンマッハ)   23秒36
4位 会長(のだがわーず)  25秒11
 
女子の部
1位 ゆきちゃん(クライマーズ) 25秒77  大会新記録
2位 高木さん(サンマッハ)    27秒54
3位 ゆかちゃん(湘南)      29秒38
4位 おのさん(のだがわーず)  30秒76

個人総合 
1位 こういちろう    20秒09 
2位 まるお       20秒43
3位 ひろた        20秒52
4位 ほりお          20秒67
5位 51          21秒26
6位 おがわ          21秒55
7位 たかむら        21秒63
8位 うえだ        21秒72
9位 O林          22秒28 
10位 ikeno        22秒33

 私は、喜びのない大会2連覇でしたが、カニとマグロを頂けることを素直に喜びたいと思います。それぞれが全力を出し切っての結果です。昨年の自分には勝てなかったけれど、素晴らしいライバルたちと戦って、勝利できたことは光栄なことだと思います。
 
 個人総合でも10位、昨年の7位には及びませんが、いつまでも全体の中でも勝負できるように頑張りたいと思います。
 そして、多くのライバルたちと、クライマーズドリームの仲間たちに、感謝
 
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