という、取得が困難=信頼性の高いSSL証明書が
CA Browser Forum(米MicroSoft社を中心としたCA局・ブラウザ作成者の団体)で検討されているとのこと。


大きく変わるのは
技術的な部分より証明書発行のプロセスで
・3年未満の会社が取得するためにはCA局担当者が
 法人の実態(看板が出ているとか)を目視確認する
なんていうことも定義されるようです。


現在はそういったCA局が証明書を発行する基準がつめられているそうです。



現在のSSL発行の確認レベルは大きく分けて2レベル


1)登記簿謄本で証明
 手順的には登記簿謄本を送付するorTDBの企業コードを提示


2)ドメインを持っていることを証明
 手順的には@deecorp.jpを管理している風なメールアドレスがあれば証明書が取れてしまう。
 たとえばadmin@hoge.jp とか root@hoge.jp とか。


2)は俗にクイックSSLとかいわれている
簡易に暗号化通信を実現することに重きを置いたサービス
という位置づけで認識されています。


実際にその形でMountain Americaという団体が
mtnamerica.orgというサイトを持っているのですが、
悪意のある第三者にmountain-america.netという
証明書つきのPhishingサイトを作られたという事例があるとのこと。

手は込んでいますが、
こんなことも簡単にできることなのです。



High Assurance SSLのCA局として認可されるための
CA局運用レベルチェックなんていうのも定義されるようで、
こちらはRFCに登録されるとのこと。
Webtrust監査のPASSが必要とされるようで、
敷居は高いみたいです


最近、SSLを実装したPhishingサイト被害なんていうのも出ているようで
そういったサイトへの証明書発行基準が問われている中、
登場した技術/サービスであるようです。


技術的には次期VersionのIEに実装されるとのこと。
見た目で変わるところとして、
High Assurance SSLで保障されたサイトを表示しているときは
アドレスバーが緑色になる機能が実装されているようです


NET上の取引(B2B、B2C含め)がさらに発展していく上で
高度な実在性証明は不可欠なのだと思います。
ユーザーサイドのエクスペリエンスは充実してきましたが
両輪として保障・安心という面の発展も不可欠なんだと思います。


が、しかしどちらにしてもお金のかかる世界ですね。。