子供のころはいろいろなことに興味を持ちますよね。
漫画とかアニメとかゲームとか。


自分の場合、興味の対象がどのように移っていったっけなあ
と考えて思い返してみると
きっとこんな↓感じで遷移してきたのではないかなあと思います。
タイミングと時代背景を考えるととても面白いものです。


~5歳(物心ついてから幼稚園くらいまで)
当時よくあった合体ロボットものアニメ

 コンバトラーVとかボルテスファイブとか。
ウルトラマンシリーズ


子供はまずこんなところからですよね。



6~10歳(小1から小5くらいまで)
藤子不二雄系
・ドラえもん
・怪物君
・オバQ
・パーマン


ドラえもんを見て
戦いがないのにおもしろい!
という衝撃を受けて
怪物君、パーマン、オバQと
さかのぼってコミックなんかを買い集めていきました。
#そのうちどれもこれもアニメ化されて
藤子不二雄黄金時代となるのですが。



8歳~11歳(小3から小6くらい)
機動戦士ガンダム

ロボットものですがとてもよくできていて
今までのロボットアニメとは一線を画していました。
バンダイが出していたプラモデルが爆発的にヒットしていて
手に入れるために渋谷のデパートに朝早くから並んだものです。
映画も母につれてってもらいました。



10歳~13歳(小4から中1くらい)
テレビゲーム
・駄菓子屋+ゲームセンター
・ファミコン


当時住んでいた近所に
駄菓子屋にゲーム機がおいてあるような店がいくつかあり
1回30円~50円とかのゲームを駄菓子を食べながらやっていました。
その後、丁度初代ファミコンが発売され
今までの家庭用テレビゲームと比べて
格段の性能に衝撃を受けました。
ゲームセンターでやっていたドンキーコングやマリオブラザーズが
家でできるということが衝撃でした。



12歳~13歳(中1から中2くらい)
ゲームセンターのメダルゲーム


中学2年の時は毎日のようにゲームセンターに行って
メダルゲームのポーカーをやっていました。
部活をサボって制服のまま渋谷のセンター街のゲームセンターに行き
メダルを大量に持っているところを先生に見つかって捕まったりしたことがあります。
たまたま大当たりしたあとで約2万枚のメダルを持っており
そのメダルの売価が10枚300円だったため
時価総額60万円のメダルを保有しゲームセンターをうろついていたと
母にレポートされて驚かれたことがあります。



小学校一年生くらいのときには
無邪気にドラえもんが好きだった子供が
それから10年もたたないうちに、
渋谷のゲームセンターをうろついて
大量のメダルを保有しているわけですから、
子供の成長って恐ろしく早くて、
ゆえに親や先生など義務教育児童に対して責任がある人たちってのは
気が気ではないのでしょうね。
ご心配をおかけいたしました。。



時系列で並べてみるとだんだんと不良化していくようですが、
こうやって人はだんだんと大人の階段を上るものなのでしょう。
中2の夏休み前でぱったりとゲームセンターには行かなくなります。
飽きてしまったのとそのほかいろいろと理由があったように思いますが
あまりよく覚えてはいません。
音楽や小説に興味の対象が移っていったのも丁度このころのことです。



ドラえもんが好きだった小学一年のころ
僕は、恥ずかしい話、
きっとうちにもドラえもんが来てくれると信じていました。
しかし待てど暮らせど来ないドラえもん。
きっと僕が賢すぎるからこないんだ、
のび太みたいにテストで0点取ったりすればきっとくるはずだと思い
わざと0点を取ったりもしていました。
のび太のようにドラえもんみたいな風変わりな友達と
ほかの子供たちが経験できないような冒険がしてみたいなと
夢を見ていたわけです。
そう考えるとすでに割とロックな小学生でした。



わざでも0点を連続で取っていれば
周囲の評価って言うのはその点数どおりにされてしまうもので
そんなことやって大事な時期を過ごしていたことが
後の自分に影響を与えてしまっているような気もしています。
それだけ無邪気にドラえもんが好きだったとはいえ
少年期、青年期は恐ろしく早いので
一時たりとも無駄にすべきではないのだと今は思いますが、
そんなことに気がつくのもずっと後のことです。



前置きが長くなりましたが、
都市伝説的に広まっている
ドラえもんの最終回というのがあります。

いくつかパターンがあるのですが
僕がすきなのは
「ドラえもんの開発者は実はのび太である」
というもの。

藤子不二雄が書いたストーリーではないですが
とても感動するので今回紹介したいと思います。


flash版
http://galsoundgirl.com/smkh/flash/doraemon.swf


漫画版
http://galsoundgirl.com/smkh/flash/final_dora.swf


ドラえもんが電池切れで停止してしまったという事件があり、
一緒にすごした時間の記憶を保持しておいてもらいたいという思いが
のび太君を人生の明確な目標へと向かわせています。
まあ、これは漫画なのですが
そんな瞬間が人生において存在すれば
結果としてきっと幸せなのだと思います。


視聴者・読者としてのび太とドラえもんの冒険に参加していた僕も
これらに出てくるのび太と同じで大人になりました。
#これに出ているのび太と一緒でひげも生えています。。


この話を僕がすきなのは
永遠継続形式のドラえもんというストーリーが完結しているということが理由ではなく、
僕自身のドラえもんと過ごした記憶をリマインドさせてくれるのが
心地よいからだと思います。