危急存亡 その10 | マカオの日本人経営カフェ。

マカオの日本人経営カフェ。

2012年、マカオ店「Cafe Little Tokyo」
を出店。
2015年にマカオ2号店「Tokyo Kitchen」を出店
2017年、マカオ2号店「Tokyo Kitchen」を売却。
現在のマカオ情報を配信。

社会保険庁が新しい給与記録を受け取ってくれない上に
過去二年分の財政局の職業税の書類を作り変えるという
宿題まで出てしまった。

マカオの財政局のことを思うと
決済の終わっている過去二年分の職業税の
資料を作り変えるというのは
二週間前にスーパーで買った豆腐を
気にくわないからと言ってレシート差し出し、
同じ値段のキムチに変えてくれと
レジのおばちゃんに訴えているようなものだ。

いやいや、それよりも無茶な話のような気がする。
この問題に終わりはあるのだろうか。。

次の日、近くでお土産雑貨店をしている
小島さんが弁当屋に来た。
マカオでも数少ない日本人の友人だ。

「や、参りましたよ。先日、政府の抜き打ち検査があって
うちにフィリピン人のおばちゃんいたでしょ」
「はい」
「あの人、ビザなしだったんで
オレも一緒に警察行く羽目になって
一日半拘留されちゃって」
「え〜〜〜」
「この後、裁判なんだけど、
多分オレのビザも取り消しっぽいっすんよ」
「そこまでっすか。。」

小島さんには弁護士を使って何とかマカオに残ってもらいたい
のだが、その前に僕の方も結構やばい。
僕は小島さんに今の状況を話し、
お互いなんとか頑張りましょうと励ましあった。

その日の午後、僕はダメ元で社会保険庁の手紙と
過去の職業税の資料を持って
財政局に向かった。
呼ばれたカウンターの女子の役人は前回とは違う人だった。
とりあえず、一番の始めの手紙から読んでもらい
一から事情を説明する。
正直この作業は、僕のつたない英語で話すので
ちゃんと理解してもらえるまで5、6分はかかった。

「ということなので、過去二年分の職業税の資料を
 新しく事実に合わせて作り変えてもらえませんでしょうか?」
「・・・・はー、そうですか」

こんな面倒なことを言ってくる人は
見たことがないって感じで女子の役人は僕を見る。

「ちなみにどの位かかるものでしょうか?」
「何とも言えませんが、
おそらく2ヶ月から3ヶ月はかかると思います」

何をどうのようにどうやったら
資料を作り変えるのだけのことに
3ヶ月もかかるというのか。。

マカオ政府の内情は闇が深すぎる。

「いや、実は社会保険庁から来週中に新しい職業税の
資料を出せって言われてるんですけど」
「それは絶対に不可能です」
「で、ですよね」

つづく。