本当は、
「諦めないでやってみてほしい」
そう思う場面って、子育てをしているとありますよね。
でもそれをそのまま言葉にすると、無理強いになる。
親の期待を押し付けることにもなる。
先日、まさにそんな出来事がありました。
小学校の卒業式に在校生が歌う歌のピアノの伴奏を、娘が頼まれました。
知らない曲。
楽譜を見て弾いてみたけれど、正直、簡単じゃない。
習っているピアノの先生に見てもらうと、
「今のレベルでも不可能ではないけど、
やるなら1日3時間くらいの練習は必要」
と言われました。
そして、
「頑張ってやるのか」
「今回は難しいと断るのか」
早めに決断した方がいいとも。
親としての本音はありました。
やれるなら、挑戦してほしい。
逃げずにやってみてほしい。
でも同時に、
・無理にやらせたくない
・自分で選んだと思ってほしい
・主体性を大事にしたい
そんな気持ちもありました。
そこで、私が最初にかけた言葉はこれです。
「ママは、どっちでもいいよ。
あなたが頑張るなら応援するし、
やめると選んだなら、それもいいと思う。」
すると娘は、
「やめることにする」と言いました。
「わかった。それでいいよ。
でも、なんでそう思ったの?」
「難しいし、1日3時間練習するのはきつい。」
「ピアノが上手くなりたくて、習ってるんじゃないの?」
「そうだけど……」
「この伴奏を練習して弾けるようになったら、
今よりピアノは上手になるよ。」
「じゃあ、やればいいんでしょ(怒泣)」
「自分でやらないと決めたなら、それでいい。
ただね、
ピアノが上手くなりたくて習ってるのに
“練習が嫌”でやらないなら、ピアノ自体やめたら?」
「ピアノはやめたくない」
「練習しなかったら、上手くはならないよ」
しばらく黙ってから、娘は言いました。
「……わかった。じゃあ、伴奏やってみる」
その日は泣きながら練習を始めました。
ちょっと強引なやり取りでしたが(;^_^A
でも不思議なもので、
日に日に弾けるところが増えていって、
「あ、できるかも」という感覚が
本人の中に生まれていきました。
1日2時間くらいの練習を1週間もすると、
「一応形になる」くらいまで弾けるように。
結果的に娘は、
「諦めないでやるって決めてよかった」
と言っています。
楽にできたことじゃなくて、
一度は「無理かも」と思ったところから、
自分で選んで、乗り越えた経験って大事だなと思いました。
親ができるのは、
答えを決めてあげることじゃない。
背中を押しすぎることでもない。
「選ぶのはあなた」
「でも、現実はちゃんと伝える」
「覚悟があるなら、全力で応援する」
そのスタンスが、
結果的に“諦めなかった自分”を
子どもの中に残してくれるのかもしれません。
でも今回はちょっと強引でしたね💦