前回の続き。今回は甘いもの。

 

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からいも団子(味のくらや・宮崎県)(840円) 

今回初めて食べた。

蒸した薩摩芋(宮崎では唐芋というらしい)を混ぜてついた餅に、粒あんが入り、たっぷりきな粉をまぶしたもの。

あんこは甘すぎず、さっぱりと上品な味わい。

ボリュームたっぷりで、食べ応え十分。

店屋のおっちゃんの口ぶりでは、これまでも出店したことがあるようだったが、記憶にない。

きな粉好きとしては不覚。

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チョコマロン・4個入(北海道・六花亭)(519円)

「マルセイバターサンド」で有名な六花亭は、前半は専用ブースを展開していたが、後半も輸送で来ており、この品を見つけ、衝動買い。

これも初めて。

柔らかいココアスポンジでマロンクリームを挟み、側面をチョコレートで覆ったもの。

マロンクリームに練り込まれたラム酒がミソで、複雑な甘みと旨みが広がる。

2年半前の夏、久しぶりに北海道を訪れた際、この店の札幌本店でしこたまお菓子を送ってもらったが、この品はなかった。

多分冬季限定なのだろう。


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あんバタサン ・4個入(北海道・柳月)(600円)

これもお初。

噛むとホロリと崩れるクッキーで、あんこ入りバタークリームを挟んだもの。

あんこの甘みとバターの塩気のバランスが絶妙で、しつこすぎない濃厚な風味が展開する。

マルセイバターサンドとはまた違った世界。

昨年の朝ドラ・「なつぞら」で、革新的な和菓子屋が生み出した新製品のモデルは、この品だろうか?


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とろとろわらび餅・よもぎ・あずき各300g

(わらび屋本舗・大阪府)(各540円)

過去に何度か食べている。

その名の通り、とろりと柔らかいわらび餅である。

甘さ控えめなあずき味も旨いが、苦味がアクセントのよもぎ味がとりわけ美味。


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えがわの水ようかん(福井)(800円)

毎年リピートしている。

黒糖の入ったこしあんのさっぱりと上品な甘みが、えもいわれぬ魅力である。

福井県では、冬に水羊羹を食する風習があるらしく、羨ましい限りだ。

駅弁大会の直後に例年開催される福井物産展では、本品以外にも色々な福井県産の水羊羹が売られるが、私は結局これが一番のお気に入り。

柔らかいプラ製トレイは数多くの仕切りがあり、添付の木べらで掬うと、幅がぴったり。

ついつい欲張って、トレイをどんどん食べ進めてしまう。

遂に800円に達してしまった。

数年前は600円台だったのにねぇ。


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玉出木村家・パン各種


・ベネティアーナ・ハーフサイズ(518円)

クッキーみたいな甘いカリッとした生地の表面にアーモンドと砂糖が散りばめられ、中はオレンジがふんだんに練り込まれている。

オレンジの香りと、アーモンドのカリッとした食感がアクセント。

この店の看板商品。


ウィンナーショコラ(259円)

柔らかいパンをドーム状にチョコレートで覆い、中はカスタードクリームと、その下にもチョコレート。

チョココーティングは、この手の品では他に見ないほど分厚く、薄紙トレイのギザギザにまで覆い被さる。

このパンを食べる時は、皿を敷くか、ビニール袋の中で紙を剥がさないと、折角のチョコレートがボロボロと落ちて勿体無い。

チョコレート好きな甘党にお勧め。


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マロンロール棒(291円)

ロールデニッシュ・りんご(216円)

マロンロール棒(左)は久しぶりに食べた。

栗のシロップ漬けが甘くて柔らかいクッキーぽい生地に植わった中にも、マロンペーストの層がある。

このパンも甘い。

ロールデニッシュ(右)は、今回はりんご味。

他にも幾種類かフレーバーがあるが、りんご味が一番サッパリしている。

濃厚なバナナ味などよりも、近年の甘さ控えめ志向には合っているかもしれない。


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雪山パン(598円)

これも毎年欠かせない。

玉出木村家版シュトーレンといったところか。

たっぷりまぶった粉糖の中は、固めのスポンジが三角柱状。

中はドライフルーツだが、洋酒の味はせず、これなら子供も嫌がらずに食べるだろう。

チェリーがアクセント。

この店から出品される中では一番値の張るパンだが、シュトーレンだと思えば安い。

前に大将に聞いた話では、クリスマス時期に売り始め、この駅弁大会で終売となるとのこと。


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かくして今年の駅弁大会訪問はお終い。

結局、前半、後半各一回しか行かず、2ちゃんねるで話題になった弁当などは色々あったが、気になるものはある程度食べたつもりである。

リピートが大半を占めた弁当に対し、今年は寧ろ甘いものに初めて食べたものが多かった気もする。


駅弁を巡る環境は厳しいと思われる中、魅力的な味と巡り会える場として、色々な品をできるだけ紹介してくれる場であってほしいと思っている。