前回の続き。
日を改め、1/16(水)のこと。
この日は平日だったが、体が空いたので朝一番ではないが参戦する。
後半戦初日である。
夕方から映画の予定だったので、それまでの間をこの駅弁大会で過ごすこととなった。
(2019.3.24追記:後半に入ったのにチラシ掲載を忘れていました。ここに追加します。前半同様、公式HP画像から借用しました。)
後半となると、私にとっては毎年のお約束なのだが、やはり玉出木村家のパンである。
過去にはこの日程に福田パンの輸送がかち合い、パンの行列を梯子するという荒業に出たこともあったが、今回は前半に、他のものと一緒に「ご当地パン特集」としてバラけてくれたのは何回か前に記した通り。
いきなり玉出木村家に並ぶと、ここのパンは空輸されてきて、どうせ幾ら早く並んでも、11時半過ぎになるまでじっと待たされるだけなので、今回は先に弁当の実演を回り、じっくり腹ごしらえしてから並ぶことにした。
そんなわけで、幾つか弁当を調達。先に屋上へ上がる。
いきなりの実食タイム。
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・鮨処桐のうに弁当(札幌)(2,000円)
ここのところ毎年リピートしている生うに弁当。
ご覧の通り、うにがぎっしりと鮨飯の上に敷き詰められている。
付け合わせは端に僅かに海藻と生姜のみというシンプルさ。
札幌の寿司屋が出しているが、一昨年前、ススキノの海鮮丼専門店へ行ったところ、うに丼だけは「時価」と記されており、随分びびったものだが、果たして提示された値段は8,000円超え。
夏と冬の違いがあるのかもしれないが、そういう経験からすれば、この弁当は激安である。
そんなに“クズ”のうにを寄せ集めているようには見えないが、どういうことなのだろう?
流石生うにだけあって、とろりと柔らかく、仄かに甘い。
濃厚なうにの風味が口中に広がる幸せ。
蒸しうにの弁当が他に結構来ているが、個人の好みを言わせてもらえば、やはり生には敵いません。
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・いわしのほっかぶり寿司とサーモン(釧路駅)(1,290円)
これも近年毎回食べている弁当。
一昨年、実際に釧路駅で買い求めたが、その時はサーモンとの相盛はなかった。
確か初めてこの「ほっかぶり鮨」を食べた時は、サーモンも「ほっかぶり」だったと思ったのだが、この弁当のサーモンは、単なる握り寿司となっているのが唯一物足りない点である。
「ほっかぶり」とは、刺身の表面を薄切り大根で覆い、シャキシャキとした食感を楽しめるようにしたもの。
今回は半分は鰯のほっかぶりのものを選んだが、鰯の生臭さが大根によって見事に消えている。一工夫が味に好変化をもたらした例だといえる。
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・薩摩牛4%の奇跡牛肉弁当(出水駅)(1,500円)
牛肉対決企画4種類の内、最後に買った弁当。
「薩摩牛4%」とは、超プレミアムなA5等級最高ランクの牛肉を使ったということのようである。
焼肉ではなくすき焼き弁当で、醤油ダレで煮込んだ甘辛牛肉がメイン。錦糸玉子、ゆで玉子、野菜などが彩を添えるが、インパクトに欠け、「もう一つ」の印象。
これならあと500円足して、ドーンと厚切りステーキが乗った佐賀牛のほうが弁当としては良い。
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一旦屋上から戻り、玉出木村家の列に並ぶ。列は5階下まで伸びていた。
いつものように赤ら顔の大将が列を回り、挨拶を交わす。
最近ではこの後のイベント予定を書いたメモを差し出し、それをお好みで写真に撮れというスタイルに落ち着いた。
携帯電話が随分と普及したし、写メ前提というのは、一見アナログだが、案外合理的伝達法かもしれない。
…って、大将、泊ってる宿、丸分かりでんがな…。
後ろに並んでいたおばさんは、関西では食べたことがあるらしかったが、後で電話で話している様子からすると、駅弁大会で並ぶのは初めてだったらしく、“こんなにじい~っと並ばされるとは思わなかった”、“みんな、何にも言わずに大人しく並んでいる”と文句言い放題だったが、結局並び通し、列が動き始めたのは定刻の11時半。パンが買えたのは12時半頃であった。
店先に並ばないクリームパンを、店のお兄さんにリクエストして取ってもらっていたら、その後ろのおばさんに「それは何ですか?」と尋ねられた。
私が、「頼めば奥から出してくれるんですよ」と言うと間もなく店のお兄さんが、「ほんまは後で売りに出すパンですけど、こうして早よから並んで頂いてるお客さんのために特別に先にお出ししてるんですワ」と説明していた。
いつも声を張り上げている売り子の姉さんが、どうやら大将の娘さん(ということは跡継ぎか?)らしいのだが、今年はその姿が見えない。
列に並んでいる時だったか、他の常連客のおばさんだったかが言っているのを小耳に挟んだが、産休中らしい。まぁ伝聞なので、本当かどうかはわかりませんが。
前に記した通り、“菓子パン禁止令”を折角敷いて、減量に励んでいたのに、またしても撤回。結局3,000円超えの大量購入となった。
「C-1総合案内」で、この日は「折鶴」というJR九州の観光特急「ゆふいんの森」車内限定の弁当だけ整理券をもらう。
結局この後、その「折鶴」の販売が始まる午後2時まで、今回は会場を離れることなく、同じフロアの本屋で時間をつぶし、「折鶴」を買った後、更にその日の夕食+αの弁当を買って、更に甘いものを買い、空いた小腹を甘いもので満たすために再び屋上へ上がり、会場を後にした。
さてその日の夕食。それに翌朝以降の弁当。
・のどぐろとサーモンのいくらの弁当(新潟駅)(1,530円)
この弁当も、随分と長きに亘り、毎年食べ続けている。
炙ったのどぐろに、脂身たっぷりのサーモン。こちらは半生状態の柔らかさが身上。
下はこんもりと盛り上がった昆布だしご飯。イクラの醤油漬が脇を固める。
流石米どころ新潟の弁当だけに、ご飯が美味しい。
たっぷりの魚に昆布だしご飯が実に良く合う。
私がこの弁当を食べ始めた時は、すでにノドグロはこの大きさだったが、「2ちゃんねる」によると、初登場当初はもっとのどぐろが大振りだったとのこと。
ところが北陸(金沢?)出身の、某有名テニスプレーヤーが、“のどぐろ大好き発言”をしてくれちゃったせいで、のどぐろ人気が高まり、貧相なのどぐろしか手に入らなくなったのでは?という話も。
あの馬面野郎め…碌なこと言いやがらないな。
日本人テニスプレイヤーとしては世界一が狙えるポジションにいるそうで、応援に値しそうではあるが、ノドグロに世間の注目を集めさせ、ひいてはこの弁当のノドグロを貧相にさせた原因を作ったのだとすれば、そこだけは万死に値する…と思ってしまうのは、のどぐろというただでさえ稀少で高価な魚にこれ以上世間の注目が集まってほしくないという、この弁当に対するちょっと歪んだファン心理ゆえかもしれない。
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・のどぐろ天麩羅と海老づくし弁当(新潟駅)(1,380円)
今回初登場。上の姉妹品。
こちらはのどぐろの天麩羅がメイン。
海老の塩焼きと海老しんじょう揚げも加わり、ご飯は同じく昆布だしご飯。
海老の刻み煮が具材の隙間を埋めている。
これはこれで十分旨いが、やはり主役ののどぐろが、塩焼きと天麩羅では役者が違う。それに醤油漬焼サーモンという絶妙な味を誇る相方があちらにはいるし…。
海老天は入っていない筈なのに、のどぐろよりは、海老と天麩羅の印象が強かった。
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・折鶴(JR九州・特急「ゆふいんの森」号車内)(1,500円)
薄紫色の紙製風呂敷包みが素敵な2段重ねお重風弁当。
横にスライドさせてカパッと開ける凝った作りの弁当箱がまず目を引く。
鯛めし、うすい豆御飯の俵型おにぎりが下のお重に入っており、後は上段のおかず。
お品書きに記されたものを写すと、鰻巻き、旬魚の西京焼き、蛸の桜煮、合鴨ロース煮、あさりと法蓮草の煮浸し、酢取り茗荷、季節野菜の炊き合わせの陣容。
鰻巻きにはそら豆が乗り、野菜の炊き合わせの内訳は、がんも、栗甘露煮、茄子、タケノコ、海老、甘いサツマイモ。
この他に海老の姿も見える。
全体的に薄味の上品な味付けで、日本酒にも合いそう。
強いて言うなら量が少ないのが欠点だが、これ位の内容であれば、1,500円出す値打ちは十分ある。
この手の観光特急限定品は、何となくその列車に乗った客にしか呉れてやらないよ!という選民意識丸出しの気がして、まず買う気にならない。
この弁当も当初は購入予定ではなかったが、何となく気にはなっていて、たまたま整理券が残っていたので券をもらって買ってみたら、「当たり」を引いたという印象である。
次回へ続く。
















