随分間が空いてしまったが、「2」の続き。
(凡例)
タイトルは青太字。
名言は黒と緑を交互に。五郎以外の登場人物のセリフは薄紫色。私自身が付記した解説は濃い紫色。特に強調したい箇所は赤。そんな色分けを施している。
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第7話・千葉県旭市飯岡のサンマのなめろうと蛤の酒蒸し
・それにしても、おねむさんだ。ここ3日碌に寝てないからなぁ。
・おっ、自家製ケーキ。…自家ケー…
・こんな海のそばで、チーズケーキとコーヒーなんて…旅情だなぁ。
・あっ美味しい。港町、魚も新鮮、チーズもレア。
・港町でレアチーズケーキ。下戸の俺にはこんなのが旅のほろ酔い気分だ。
・「漁師にとって一番の失敗は何だと思う?それは失敗をしないことだ。」
「失敗しないこと…?」
「失敗をすることによって、わかることもある。失敗をしなきゃ見えないこともある。それを知らずにずっと来ちまうことほど、怖いことはねえんだよ。覚えとけっ。
…だからって失敗もほどほどにしとかんと、しまいには本気でぶん殴るぞ。」
・もちろん魚だ。体中が海の幸を求めている。
海の幸…海の幸…海の幸…あれはまさしく海の幸。
これ、これ…。今の気分にドンのピシャ。ドンピシャだ。
・いい眺めだ。これぞ正しい海の飯だ。
・おいおい、これ、ご飯に最強。たまげたなぁ、サンマのなめろう。
・赤貝のこの歯ごたえ。コリッコリッ。それにこのきつねの塩の味がいい。陸に上がったばっかりって感じ。
・随分ぶっきら棒な目玉焼きだな。でも、こんな目玉焼きが似合ってるんだ。俺には。
・色白でぷりぷりつるん。別嬪だなぁ。
・おほほほほ…これは、これは…出るは出るは…しょっぱい。でも、まさしく海のしょっぱさだ。
俺は今、海そのものを食べている。
・まぐろ、赤貝、サンマ…今、俺の胃袋には大漁旗がはためいているぞ。
・さて、海辺の休息は終わり。働くとしますか。
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第8話・墨田区両国の一人ちゃんこ鍋
・昔の子供が好きだったもの。巨人、大鵬、玉子焼き。
俺は野球よりも断然相撲だった。
今や、ゲーム、サッカー、ファーストフードか…何だかなぁ。
・ここんところ、やたらとため息ばかりついている気がする。ああー
小口の商売ばかり続いているからかな。
それとも秋だから…なーんちゃって。
・納豆だから、ねばりごし。両国ネーミング。
・あんこあられといい、おせんべアイスといい、戦わせるよなぁ。
これも両国スタイルか。
(壁の、カレーとハヤシの合い盛りの貼り紙を見て)
・おおー絵になるなぁ…三役そろい踏み。(三色団子をみて)
・磯部もいいやつだ。刻み海苔タイプは珍しい、磯部くん。
おおー美味いぞ、磯部。
・このための匙か。ナイス。(笹の葉にこぼれたあんこを掬いながら)
・全部美味い。勝敗つけ難し。やっぱり締めは磯部くん。
ちょっと元気でたかも。
・言う隙を全く与えてくれなかったじゃないか。
(仕事で来た床屋で、おかみさんに客と間違われ、瞬く間に椅子に座らされてしまった)
・「でも、変な奴だと思ってるでしょ、井之頭さん。」
「ギクリんこ」
・「バレバレバレーすい星」(床屋の大ちゃん)
・何だかいい気分だなぁ。元気が出てくると人間ってどうにも腹が減るんだなぁ。しかも時間いっぱい。待ったなしだ。急いで店を探そう。
(ここで例の「ごろうさん、ごろうさん」のBGM)
・両国で喰うメシといったらちゃんこだ。今日はもうその1点張りで行こう。
・さすが両国。石を投げればちゃんこ屋に当たる。
・この浮ついていない構え。ヨシッ、取り組みはこの店に決めた。
・うん…山芋の卵乗せ、正解。体が欲してた味。
こういうのが必要だったんだ。
・大の大人が鍋の沸騰ごときで慌てふためいて…。立ち合いで転がされたようなものだ。落ち着け。
・仕切りかぁ…。徐々に闘争心を高めていく儀式。
・この奇を衒っていない醤油味。やっぱりここに帰ってくるんだ、日本人は。落ち着くよ。
・野菜の甘みが優しい。こーれはいい。(ハフハフハフハフ…)
・キャベツ、うまい。キャベツ、効いてる。
・沁みてる。味、沁みてる。
・ツミレともも肉のぶつかり稽古もまた良し。
・色んな味を出してくるなぁ。技のデパートだ。
・よーし、よし。たっぷりいっちゃおう。
・うーん美味そうだ。さしづめ弓取り式か。
・うっほっほっほー。何なんだ。この薬味、いい。
・あれだけ、ちゃんこを喰ったのに、幾らでも入っちゃうぞ、こいつは。
汁に全てのエキスが溶けてるから、とんでもないごちそうだ。
この鶏そっぷ汁、素晴らしい。
・あれーなくなっちゃった。まだまだ行けそうなのに。何だかちょっと淋しいなぁ。
・伝統、伝承、稽古。心技体、全てが充実した鍋だった。
あーっ、ごっつぁんです。
・この味、しっかり受け継いで下さい。(跡取り息子に向かって)
・いやー気合い入れてもらったなぁ。ちゃんこ、正解。
三好正海入道。 (土俵入りのポーズ)
残りの仕事、正面から当たってまわしを取ったら、豪快に上手出し投げだ。
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第9話・江東区砂町銀座商店街を経て事務所飯
・女の人の「かわいい」は奥が深すぎる。
・こういうのも仕事の内なんですよ。慣れてますから。
・なんだ、だんな?旦那さんにやらせれば良かったんじゃないか。
・師走ちゃんで時間もないのに、お人好しすぎた。
やっぱり俺も、悔しいけど、別嬪さんには弱いのか。
・お楽しみのコーヒーゼリー、いってみようか。
えっ、真っ白。…うーん…美味にて候。
武士流のもてなしか。かたじけない。
・からっきしにもほどがあるぞ。
(温水洋一氏演ずる男、英語が駄目で、五郎が助け船を買って出て、外国人女性の質問に代わりに答えてやる。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地を知らぬ男。「歴史がからっきし駄目なんです」といわれ、五郎、種子島と教えてやる。)
・ハイッ徹夜決定。何だか急に腹が減った。店を探そう。
・ここで惣菜を色々買ってって、今夜は事務所飯にするか。
・よーし、気合入れて行こう。
・さー何を買う?何を喰う?商店街トローリングだ。
・かわいいかわいいあさり屋さん、だな。
(五郎の低くしゃがれた声で歌われるとちょっと不気味)
・おおー後乗せタイプ。 (あさりご飯の、あさりを後から乗せる)
・チンしたご飯におかずと思っていたが、あさりご飯に出会えるとは…。あさりご飯をメインに、脇を固めていけばいい。
・いかん…下戸なのに、思わず引き込まれてしまった。
何なんだ…今の人は。(五郎、吉田類氏に遭遇)
・スジを逃してマグロを釣る。(おでん屋でスジが品切れ。揚げ物屋でまぐろメンチを発見)
・おでんといえば大根だろうが。しかし、大根1つに戻るのも、これまた馬鹿みたいだし。
…おっと、渡りに舟。馬鹿につける大根。
(偶々別のおでん屋さんで大根発見。すかさず買う。)
・牛、豚、鶏、マグロにおでんにあさり。
陸海空、網羅したぞ。 (足取り軽く、あつあつの内に帰る。スキップでもしそうな足取りの五郎)
・わぁ、何だかすごいことになっちゃったぞ。
・はぁー、この煮込み、庶民。居酒屋のものとは違う。…美味い。濃いなぁ…このミックス汁。
・あんまり食べたことないのに、何でこんなに懐かしい味がするんだろう。(あさりご飯を食べて)
・モツがダブってしまった。
ほぉー同じモツでも方向が違う。これはセーフだ。ソースの威力、強し。
・お母さん、ピリ辛だったっていってたよな。
うーん…そんなにピリ辛感はないが…。
あっ、ちょっときた。プチ辛。
・肉を皮で包んだシュウマイを、更に練り物で巻いて、それを揚げて煮て、味の過剰包装だ。
・美味い。お前さんと出会えてよかった。(おでんの大根を食べて)
・色んな汁、嬉しい。
・うん、期待を裏切らない教科書通りの鶏味だ。
・おー、こう来たか…。これは大技だ。まぐろメンチ、こういう味か。
へぇー。
これをメンチと思えばソースだが、まぐろ料理と思えば醤油だ。
どっちをかけるべきか。…うーん…
ここは、まぐろを立てておこう。
・うーん、正解。美味い。醤油で当たり。
うん?辛子醤油という手もあるな。
しかし、まぐろ的にはわさび醤油。
めんどくさいから辛子もわさびもなし。
・どれもこれも美味い。砂町銀座の庶民メシ、最高。
…でも、ちょっと買いすぎたか。
・ぷはあー、買いすぎた、喰いすぎた。
・俺、一体何やってるんだろう。
はぁー、喰ったら眠くなっちゃった。
大寝するとまずいなぁ。プチ寝するか。プチ寝。
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今回はここまで。次回に続く。
