またまた前回の続き。


持ち帰った弁当のレビュー。


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「牛たん煮込みカツサンド」 (仙台駅)(530円)


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牛たんのフライを特製ソースに漬け込んだものを、ほんのり焼いた食パンで挟んだもの。

牛たんが柔らかくなりすぎて、歯ごたえがないのが惜しい。甘辛ソースは美味い。デミグラスソース、ケチャップ、トマトピューレが組み合わさった本格派。

付け合せはフライドポテト。塩味が良いアクセントとなっている。


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「能登食べまっし冬バージョン」 (加賀温泉駅)(1,100円)


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「能登食べまっし」自体は前からあり、これはそのリニューアル・バージョン。

オリジナルのものを3年前、「輸送駅弁」で食べたはずだが、どのようなものだったかあまりよく覚えていない。

以前のものには、ズワイガニの殻付き脚の焼き身は入っていなかったように思う。


炊き込みご飯の上には、香ばしいズワイガニの他に、ブリの角煮が3切れ。それと甘エビの唐揚げ。殻ごとバリバリと噛み砕くと海老の香りが口中に漂った。付け合せの中島菜の辛子味が効いている。

何といってもおかずの主役はブリである。甘辛のしっかりとした繊維質の食感が堪らない。


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・「鯖雀盛合せ」 (京都・いづう)(2,520円)


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2年ぶりに「いづう」 の寿司を買った。

京都祇園に店を構える天明元年(1781)創業の老舗である。


この店に行列が出来ているのを見たことはない。他よりも圧倒的に値の張る価格設定ゆえであろう。

黙々と職人さんが仕事をしている。売れようが売れなかろうが構やせぬ。時折常連客がやってきて、買ってゆく。それでいい。そんな超然として、泰然自若としているこの店のスタンスが私は好きだ。


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鯖寿司と、雀寿司と呼ばれる小鯛の押し寿司が、それぞれ3切れずつ入ったお徳用というかお試し用。

竹皮の包みを開けると、分厚い昆布で巻かれた姿が現れ、「お昆布を取ってお召し上り下さい」とある。以前食べた時は、何となく昆布を捨ててしまうのが忍びなく、言うこと聞かずにそのまま食べてみたが、やはり酸っぱすぎて良くなかった。


通常の鯖寿司よりもお酢の味が強い印象。昆布巻きに守られているせいなのか、ご飯は柔らかい。特に鯖の身は肉厚で、食べごたえがある。

特に奇を衒った味ではないが、正統派の作りを磨きこんでいけば、こういう味になりますよ、という逸品。


確かに値段は高いが、食してみる価値は十分。


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「のどぐろサーモンといくらの弁当」 (新潟駅)(1,480円)


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「2ちゃんねる」でも評判となっていた魚弁当。昆布だしの効いたご飯の上に、のどぐろ(赤むつ)の塩焼き、漬焼サーモンがたっぷりと乗り、小トレイのイクラ醤油漬が脇を固める。

のどぐろの、あっさりとした塩味なんだが脂の乗った焼き魚の食感、半生漬けサーモンの柔らかい食感、更に加わるイクラのプチプチとした食感。

これらが混然一体となって口中に広がる。

この美味さ、堪らん。


駅弁としては少々値が張るが、この内容、味なら、納得のいく逸品。絶対に魚はダメという方以外は是非試してみてほしい。

来年も是非実演で来てほしい。美味!

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「湖北のおはなし」 (米原駅)(1,050円)


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有名な名作駅弁の一つ。

唐草文様の紙包みを開くと、何とも素朴なすだれ仕立ての弁当箱が嬉しい。

駅弁にしては野菜の豊富なのが一大特徴。

小芋の薄味煮物、ネギとお揚げのぬた、ヤングコーンが上に載り、味付けこんにゃくに甘辛の豆の粒つぶが食感に彩りを添える。

梅干しに山ゴボウ、赤かぶらと脇役も多彩。

鶏肉のくわ焼き、そして何といってもこの弁当の主役は3枚入った鴨肉のローストだ。まぶされた粒胡椒の辛みがパンチを効かせ、鴨肉はジューシィで柔らかい。


これら色とりどりのおかずと共に頂くのは、もちもちとした食感のおこわ。冬の駅弁大会でしか食べたことがないので、黒豆が乗っているものと思っていたが、調製元・井筒屋のサイト を見てみると、春は山菜、夏は枝豆、秋は栗で、冬が黒豆と、季節によって具材が変わるようだ。


最後はサイコロ型の紙箱を開ければ、キャラメルではなく、これまた渋い醤油味の飴。


「近江牛としょいめし」といい、「近江牛大入飯」といい、この調製元の駅弁は名作揃いである。今まで食べたここの弁当は"外れ"なし。今大会の締めを、この弁当でできたことを心より嬉しく感じる。

決して頼まれて書いているわけではありません。


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かくして食べも食べたり延べ39食。

「鹿児島黒豚炭火焼弁当」 (出水駅)が手に入っておれば、40食の大台に達したのに…と思うと少々残念な気もするが、連日通い詰めたわけではないので、これ位が限度であろう。


最後に一応書いてはおくが、駅弁は、ものによっては結構保存料や着色料が使われており、決して体に良くない添加物が入っていることがある。

パッケージや掛け紙の原材料表記を見ると、「赤○○号」、「黄△△号」などといった、恐らくはタール系色素の使用が認められるのだ。少しでも避けるなら、赤色が鮮やかなカマボコ類を残すという判断も必要かもしれない。

年がら年中食べ続けるのは宜しくはないのだと敢えて書く。


真冬ということもあるが結構日持ちがするのは、こうした添加物の作用なのかもしれない。

だが、あくまで各弁当に表記されている賞味期限は当日夜である。

ものによっては2~3日経過してから食べざるを得ない弁当もあったが、あくまで自己責任で。体調が思わしくない時に、こんなことをしたら、どんな不調に見舞われるやも知れない。

少しでも味が不自然だなと感じたら、食べないという判断が重要だと思っている。


多い時で一食あたり3個食べるという、超ハイペースだったので、少し体重が増えた。


この後、暫くは甘味も、喫茶店のパフェ類も封印し、満腹状態にならず、敢えて駅から離れた場所の銭湯の梯子にせいぜいいそしむこととしようか。

それが近頃の私流のダイエット法なのだ、とうそぶいてみる。


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と言っている矢先から、次回は甘いものをとりあげる予定。