フルーツ牛乳(とは正式には言えなくなったそうですが…)目当てに、
ついでに色々頼んだ乳製品群が、伊勢の山村乳業 さんから届いた。
この日のためにわざわざ指の爪を少し伸ばしておいたのさ。
キャップ開け難なくクリア。
…といいたいところだったが、これが意外に難儀して、
フォークでキャップを突き刺して中に落とし込むという、
ワイルドな作戦を敢行する。
ところが、パンフレットを開けてみてびっくり。
すごい、すごすぎるぞ、山村乳業。
痒いところに手が届く。サービス精神全開だ。
まずはフルーツ牛乳をゴクリ。
美味いっっ!!甘いっっ!!濃いっっ!!
ボキャブラリーが俄かに貧困になりまする。
牛の乳を飲んどるわ~ というこの実感。
確かにルシウスが真似たくなるお味です。
寧ろ懐かしさに涙がちょちょ切れそうになったのは、
瓶入りヨーグルトのほう。
小学校の給食で、運動会やら学芸会やら、ハレの日にだけご登場。
杏仁豆腐みたいな、ちょっと硬めの舌触りも、
めくったキャップの裏に仄かにへばりついた甘い湿った風味も、
往生際悪く瓶の内側にこびりついたヨーグルトの残滓も、
何だかとっても懐かしく、何十年も昔に一気にタイムスリップしたみたいよ。
当時、このビニールの真ん中に画鋲を通し、ちびたチョークを芯にして、
くるんで紐でくくってみたら、あれよという間にダーツに変身。
ガッコのセンセに叱られた。
それもえらく叱られた。
そりゃそうさ。人に当たれば、下手すりゃ大怪我。最悪失明ですもの。
とうに時効を過ぎた、昔の悪戯をようやっと告白できた気分だワ。
コーヒーは、苦みが効いた大人の味。
山村ぷりん(おとな味)は、カラメルの、これも苦みと
甘くまろやかな卵の風味が絶妙に絡みあう味。
季節限定のキャラメルコーヒープリンは、キャラメルソースが瓶の底で
寒天状に固まって、いいアクセントになっている。
山村乳業様、どれもおいしゅうございました。
これからも時折寄らせて頂きます。
さて、「平たい顔族」の高度な文明が作り上げたガラス瓶たち。
全部捨てるのは惜しい気分。
…久方ぶりの短い文章。(といっても人より長いか…)
今回の記事の要約。
「山村乳業から注文した品が届いた。みんな美味い。」
意味がないとは言わないが、
ヤマがない、オチがない…
おっと、「やおい」の語源がチラつくぜ。
と最後は何故か、裕次郎風。