今宵はなかなか忙しい。
続いては、大阪に乗り込んで観劇したお芝居の話。
新大阪から上本町へと向かう。
市営地下鉄で難波へ向かい、近鉄に乗り換えて上本町の地下駅から劇場へ向かうことも考えたが、やはり上本町というと、私の場合、近鉄大阪線の地上終端ホームから降り立たねば、ここへ来たという実感が湧かない。
わざわざ東海道本線、大阪環状線と乗り継ぎ、鶴橋から近鉄電車に乗り換えるという、面倒な行き方をしたせいで、開場近い時間に漸く劇場に着いた。
今回はプログラムは売られておらず、代わりにモノクロ刷りの簡易なパンフレットがただで配られる。三越劇場の豪華なプログラムは思わぬ稀少品となった。大切にしよう。
場内に入ると緞帳はなく、既にアパートメントのセットが姿を現しているが、
あれれ…?やけに左右に広いじゃあーりませんか!(チャーリー浜風)
ちょっと部屋が豪華になったのか知らん。
果たして気のせいではなかった。
終演後、主演の中条きよしさんが、「広くて走るのが大変で…」そう仰っていた。
かとうかず子さんに変わった広江さんは全く違和感なく、おばちゃん(失礼!)ぶりが堂に入っている。
第2幕冒頭で、お向かいの秋子さんを部屋に招じ入れ、煎餅を齧りながら茶飲み話に興じるさまは、姉妹というよりも古くからの親友同士といった雰囲気である。
(朝丘雪路さんの広江さんを見た時は、改めて「ボイン」の語源を実感したのであった。)
2月に三度も見ているとはいえ、8か月も前のこと。まだ震災すら起こっていなかったのである。細かいことはすっかり忘れてしまっており、やはり来てよかったと思う。
島田陽子さんの、「バナナ」、「そば券」に、「同・棲・中」(点で区切らなきゃあ)
、「まむしドリンク」2本の“角”のポーズ、ソファに寝そべって両足バタバタ(こんなお姿、TVドラマじゃまず拝めません!)
中条きよしさんの「ひじきたない」、
高部あいさんの「ゲゲゲの鬼太郎」熱唱、
風間俊介さんの「遊ぶには丁度いい相手ですよ、ハハハ」、
大和なでしこさんの、代わりに座る、
(間違えて叩かれ、蹴られて)「本宮さん、可哀そう」、
安原義人さんの、ニセ准教授、
話は更にエスカレートし、秋子さんからも、広江さんからも、「衝撃の告白」が!!
(よく聞いていると、「電気なまず」なんて言っている)
因みに私はこの芝居を観て、「そば券」なるものの存在を初めて知りました。
秋子さんの働いていた錦糸町に始まり、市川、梶ヶ谷と、結構、東京近辺の地名が出てくるが、観客の皆さん、ちゃんと実感できているのだろうか?
こっちなら、さしずめ十三、尼崎、中百舌鳥辺りでどうだろう?
ついつい要らぬお節介を考えてしまうのであった。
島田陽子さんの関西弁はお見事!
嘗て神戸に住んでいて、子供の頃に東京へ越し、無理に東京弁に「矯正」した苦労をしている私は、よくTVドラマなどで関西が舞台だからと、俄か仕込みの関西弁を話される役者さんの、特に語尾のイントネーションに、何とも言えぬむず痒さを感じてしまう。(「○○やあらへん」とか「おまへん」とか。)
そんな私が聞いていても、島田陽子さんの関西弁は文句なし。贔屓だからそう申すのではありません。流石、英語の芝居で大変な努力とご苦労をされた方、と改めて感心する。
確か『刑事・野呂盆六2』でも、素晴らしい関西弁を披露されていました。
さて明日は愈々千穐楽。
どんな「そそり」が出ますやら。
確か、三越劇場の時は、由美ちゃんが邦介君に「好きよん」と迫るとき、邦介君の過去の女性関係ではなくて、男(!)関係を追及してましたっけ…。
そういえば私の隣で見ていたお爺ちゃん。第2幕には戻ってこなかったが、どうしたんだろう?