暮らしと算命学*「算命学を理解するために①」 | イケジイのおもしろ玉手箱

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暮らしと算命学

「算命学を理解するために①」

 

いつもご愛読いただきありがとうございます。

この「暮らしと算命学」シリーズでは、おもに暮らしに役立つであろうとのコンセプトから、簡単な占技法や思考法に至るまでをピックアップして掲載しております。

 

とは言っても、陰陽五行説や守護神、位相法、天中殺など様々な基本的な部分が横軸で関係しており、ある程度パーツが揃わないと答えを導き出すことはできません。

 

人間というのは、意識することにより心の葛藤があったり、精神の成長にも繋がるわけで、無意識で緊張感のない安定した環境であれば、敢えて意識することなく物事がスムーズに展開していきますが、反面に自己の心の成長は望めないかも知れません。

 

占術界では主に「陰陽五行説」がベースになっており、特に東洋系の占術では、風水、気学、推命、算命学などで大活躍しておりますが、先ず五行説は木性、火性、土性、金性、水性の5種類が存在し、さらにその五行の質に「陰陽」を加え、合計10方向の「十方世界」が表れてきます。

 

東洋と西洋の違いは、西洋系の占術は主に「観察」を主体としており、天空の星座であったり、カードによる観察手法などが上げられますが、一方の東洋系では、「観察と思考性」がミックスされ、占術も立体的に捉えているところが特徴です。

 

中でも算命学では、他の気学や風水、推命にない「天中殺」や「10年単位の大運」、「守護神」、「位相法」などが登場してきますから、その分だけ複雑な人生展開を知ることが出来るのです。

 

また算命学上での運勢ポイントとなる部分では、律音、納音、大半会、天剋地中の「特殊4種」は、人生の節目に相当する部分で、自己の運命に大きく関わってきます。

 

天中殺ひとつ取っても、その天中殺の種類も多く、西方天中殺、宿命天中殺、大運天中殺、変剋律天中殺、年運天中殺、月運天中殺など、それぞれ異なったスタイルと意味合いがありますから、単に「天中殺」と言うだけで処理できないものもあるのです。

 

天中殺でさらに厄介なのが、期間中の「陽転と陰転」でその内容も、天と地ほどの差がありますから、大運だからラッキーとかアンラッキーとは語れないのです。

 

*先ず「陰陽五行説」の関係性をマスターしましょう。

この陰陽五行説は、占術の原点ともいう部分ですから、陰陽五行の質や関係性が重要な部分を占めているのです。

 

主に登場する場所は、十干、十二支、陰占、陽占、守護神、六親法、人間関係を見る場合には欠かせないツールですから、五行の関係性をマスターしただけで、算命学で解き明かされる部分を理解することができるのです。

 

算命学の鑑定では、こうした五行の基本的なベースをもとに、答えを導き出しているわけで、相談者の悩みの根源を知らなければ、タイムリーな答えには到達できないのです。

 

私のブログの中でも、陰陽五行の関係性を知ることにより、単発な記事以外にも、大部分を理解することに繋がりますから、是非ともマスターして欲しいものです。

 

算命学では専門用語も頻繁に出てきますから、その専門用語より五行の関係性の方がさらに重要なのです。

 

*五行説の「相生」の関係(無意識の関係)

木性=木性は水性に生じられ、火性を生み出します/木生火

火性=火性は木性に生じられ、土性を生み出します/火生土

土性=土性は火性に生じられ、金性を生み出します/土生金

金性=金性は土性に生じられ、水性を生み出します/金生水

水性=水性は金性に生じられ、木性を生み出します/水生木

 

*五行説の「相剋」の関係(意識する関係)

木性=木性は金性に剋され、土性を剋します/木剋土

土性=土性は木性に剋され、水性を剋します/土剋水

水性=水性は土性に剋され、火性を剋します/水剋火

火性=火性は水性に剋され、金性を剋します/火剋金

金性=金性は火性に剋され、木性を剋します/金剋木

 

*自分と相手との五行の関係性

①自分と相手が「比和(同質)」の関係

②自分が「相手を生じる」関係

③自分が「相手を剋す」関係

④自分が「相手から剋される」関係

⑤自分が「相手から生じられる」関係

 

上記の五行の関係性では、「十干同士」で見る場合や「十干と十二支」の場合、「十大主星同士」の場合において登場してきますから、自分と相手との関係を見るときには、便利なツールとして用いられています。

 

*幼年期の育ち方がその人の一生を左右する

算命学では幼年期、つまり小学生の12歳頃までの環境、つまり育ち方になりますが、どのような育ち方をしたかにより、一生を左右するような人間性としての下地が出来上がるのです。

 

子供が幼少期に「相生」の関係ですと、親との関係はスムーズで、子供らしく育ち学業においても優秀な成績で、親自慢の子供にはなりますが、基本的には相生とは、無意識に育っているわけで、自身の心の葛藤や気配りなどは必要なく、心の成長に繋がりません。

 

一方の相剋の関係では、親から厳しく育てられたり、片親であったり、経済的な困窮の中で育った場合は、子供は常に厳しい状況下で過ごしますから、自分を取り巻く人たちに対して、「常に意識する」、お金に困ればお金を意識し、生活に困れば少しでも困らないですむようにと、子供ながら意識しながら過ごすことになります。

 

このように基本的に親の庇護下にありながら、幼少期に無意識に育ったお子さんと、常に何かを意識しながら育った子供さんでは、どこが違うかと言えば、「心のあり方」、「心の成長」部分に差が出てくるのです。

 

中には大人になっても自己中心的で、他人を思いやることなくマイペースで過ごしている人や、敢えて苦労の必要もなく淡々と過ごしてきた場合は、ある部分では恵まれた環境下で育ち、心の成長もなく無意識で過ごしてきた人たちであると、断言してもいいくらいです。

 

しかし、幼少期はともかく中年期に入って、社会的に厳しい環境下にさらされながら自己を磨き、心の葛藤を繰り返したり、思うような成果に繋がらなければ、必然的に自己を高めるための努力が成されていくことになります。

 

人生80年、いや最近は100年とも言われておりますが、生存をする中でその人の「心のあり方」が、如何に重要な部分を占めているかを知るためであり、また心の成長に繋がる「意識した生き方」こそ、人間にとって重要であると、算命学は私たちに語りかけているのです。

 

次回(②)は、陰陽五行の属性の部分をご紹介する予定です。

 

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