四国巡礼5日目
【延命寺】(えんめいじ)
今治市にあります。真言宗豊山派のお寺。四国八十八箇所霊場第54番札所。
・本尊:不動明王
行基菩薩の作と云われています。火伏せ不動尊と呼ばれています。再三の火災から逃れているとの事。
【南光坊】(なんこうぼう)
今治市にあります。真言宗御室派のお寺。四国八十八箇所霊場第55番札所。別名、日本総鎮守三島地御前。四国霊場でここだけ「坊」と呼ばれます。
・本尊:大通智勝如来
『法華経』の「化城喩品第七」というお経の中で説かれている仏です。「すべてに通じた偉大な智慧で勝つ仏」だそうです。この度、「勝守り」というお守りを新規作成したとありました。
【泰山寺】(たいさんじ)
今治市にあります。真言宗醍醐派のお寺。四国八十八箇所霊場第56番札所。
・本尊:地蔵菩薩
空海の作と云われています。水難で亡くなり、悪霊となった霊を、空海が鎮め、こちらのお寺をたてたそうです。
・地蔵車
境内にあります。これを回すと六道輪廻の絆を断てるといわれています。
【栄福寺】(えいふくじ)
今治市にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八箇所霊場第57番札所。
・本尊:阿弥陀如来
空海が海難安全の護摩供を修法された時、海上に漂っていた阿弥陀如来を本尊としたそうです。
・少年の箱車
本土の外側に置かれていました。足の不自由な15歳の少年が、犬に引かせて巡礼した箱車。この寺で足が治り、そのまま奉納されたそうです。
【仙遊寺】(せんゆうじ)
今治市にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八箇所霊場第58番札所。阿坊仙人という僧が約40年籠り、寺を整えた後、忽然と姿を消した事から、寺の名前がつけられたそうです。
・本尊:千手観世音菩薩
海から上がってきた竜女が一刀三礼しながら彫って安置したとされています。こちらは随時開帳されています。
・お加持の井戸
山門から50メートルほど登ったところにあります。空海が、病に苦しむ人を救おうと、掘った井戸とそれています。飲料可でした。
【国分寺】(こくぶんじ)
今治市にあります。真言律宗のお寺。四国八十八箇所霊場第59番札所。
【横峰寺】(よこみねじ)
西条市、西日本の最高峰・石鎚山(標高1982m)の中腹(約750m)にあります。真言宗御室派のお寺。四国八十八箇所霊場第60番札所。車で500m近くの駐車場に行けますが、ふもとから8kmほど山道を行きます。対向車が来ると厳しい。途中、有料の山道になります。
【香園寺】(こうおんじ)
西条市にあります。 真言宗御室派のお寺。四国八十八箇所霊場第61番札所。部説明、子安大師。
・本尊:大日如来
聖徳太子の前に金の衣を着た白髪の老翁が飛来して、本尊の大日如来像を安置したとも伝えられています。
・大聖堂
最初、体育館かと思い、「お寺はどこ?」と探してしまいました。本堂は2階にあり、椅子が620あるそうです。
・第二駐車場
何故か、次の62番札所があります。何やら、62番の宝寿寺は、四国八十八ケ所霊場会に所属しておらず、対処処置だそうです。こちらで御朱印がもらえます。
【宝寿寺】(ほうじゅじ)
西条市にあります。高野山真言宗のお寺。四国八十八箇所霊場第62番札所。
・御朱印
普通にいただけます。他では一緒にいただける「御影」だけは、別途有料200円でした。
【吉祥寺】(きちじょうじ)
西条市にあります。真言宗東寺派のお寺。四国八十八箇所霊場第63番札所。
・成就石
境内にあります。中央の穴に、金剛杖を通せば願いが叶えられると云われています。金剛杖なんて、普通、持っていませんが・・・。
【前神寺】(まえがみじ)
西条市にあります。真言宗石鈇派のお寺。四国八十八箇所霊場第64番札所。日本七霊山の一つ、石鎚山の麓にあります、真言宗石派の総本山、修験道の根本道場でしたが、明治の神仏分離令により、廃寺。隣に石鎚神社ができました。しかし、明治22年に復興し、信徒は30万人を超すとされています。
・お山開き
毎年7月1日から開催され、数万人の白衣姿の信者たちが集まり、法螺貝の音と「なんまいだ」を唱和するそうです。
・お遍路人形
身代わりの人形でしようか。
西条市、前神寺に隣接した所にあります。
・祭神:石鎚毘古命(石土毘古命・石鎚大神)
石鎚山を神体山とします。伊邪那岐命と伊邪那美命の第二子で、天照皇大神の兄だそうです。
・神門
お寺の山門にあたります。仁王の代わりに、天狗。
・コイダンス
境内にコイがいる池があります。写真の用に、ワルツのようにまわるようですが、この日は寒く、橋の下に固まっていました。
飲料可です。休憩所では、御神水を使ったコーヒーを飲むことができます。(100円)