御嶽山、御嶽神社頂上奥社、黒沢口覚明社 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

先月流れた御嶽山登頂、ようやく実現できました。

【御嶽山】(おんたけさん)
御嶽山は、岐阜県(高山市・下呂市)と長野県(木曽町・王滝村)にまたがっています。標高3067メートル。まだ生きている火山です。山頂には、御嶽神社の頂上奥社があります。今回の目的はここのご朱印を頂く事にあります。

今回の登山ルート。
(「ハイキング」と「登山」の線引きがよくわかりませんが、今回は文句なし「登山」でしよう)
○登り・降り:黒澤口ルート
距離:約5600メートル
所要時間:登り約3時間20分、降り約2時間10分
①御嶽山ロープウェイ(鹿ノ瀬・駐車場)(標高1578メートル)
↓(2300メートル)(ロープウェイで約15分)
②飯森高原(7合目)(標高2150メートル)
↓(400メートル)
③行場山荘
↓(1100メートル)
④女人堂(8合目)(標高2470メートル)
↓(1300メートル)
⑤石室山荘(9合目)(標高2820メートル)
↓(500メートル)
⑥御嶽山山頂・御嶽神社山頂奥社(標高3067メートル)
↓(800メートル)
⑦二ノ池(標高2916メートル)
↓(400メートル)
⑧石室山荘
⑨女人堂
⑩行場山荘
⑪飯森高原
⑫御嶽山ロープウェイ(鹿ノ瀬・駐車場)

深夜0時頃出発、同僚2名を拾って、名古屋高速→東名→中央道→中津川IC→国道19号といったコースで、4時頃にロープウェイ駐車場に到着。

(登山と関係ないですが)
出発直後の名古屋高速で、逆走している車とすれ違う。こちらは左車線を走っており、右車線を逆走してきた。最初は、何の疑問もなかったけど、すれ違った瞬間、「ここは高速道路だった」と気がつき、ゾッとした。たまたま、前後には他の車もなく、逆走車はそのまま走り去った。いったいどこから入ってきたのか・・・? さきほどネットで検索してみたけど、それらしい事故とかの記事は出てきませんでした。

ロープウェイは、本日24日まで夏の運行時間で、始発が朝6時から。それまで車中で仮眠。前日は、19時から寝たのですが、結局、横になっただけで眠れず。寝不足状態でちょっと不安。

5:50、ロープウェイ乗車。ちょっと早く運転が始まったようです。

6:09、飯森高原到着。いよいよ登山開始・・・ですが、あいにくの雨。ここでレインウェアを装着。ズボンの方は、登山靴を履いたままズボンをはくことができず、ちょっと手間取った。足元が開いて、登山靴を履いたままでもはけるスボンがあるので、今度、買いに行こうと心にメモ。

6:30、登山開始。行場山荘まで、ロープウェイ降り場の公園の一角で、道もコルクのかけらが敷き詰められて、歩きやすくなっています。行場山荘を過ぎると、いよいよ登山道です。この辺りは、木も茂っていて、道は木の板が据え付けられ整備されています。雨はやや強くなっていて、この木の板が滑りやすく、歩きつらい。また、気温も高くて蒸し暑く、結構、汗をかきます。

001コルクの道


7:20、途中、1回休憩を挟み、女人堂に到着。毎回、スタートからの30分から1時間がキツイ。息が整うまで休憩。「女人堂」は、昔、御嶽山が女人禁制だった頃に、ここまでは許可されており、男が参拝して戻ってくるまで、女がここで待っていた所だそうです。和歌山県の高野山のふもとにも同じようなところがありましたね。入り口前には、「杖洗の石」があります。俗界から神域へ向かう前に、ここで杖を洗ったそうです。せっかくなので、持ってきたストックを洗っておきます。

002女人堂

003杖洗の石


7:32、女人堂出発。雨はほとんど止みましたが、そろそろ気温も低くなるので、レインウェアは着たままです。ここからは、木もなくなり、岩肌の斜面を見ながら登ることになります。雨上がりのためか、かなりガスが出ており、景観はよくありません。

004女人堂からの道


8:30、石室山荘に到着。途中、下山の団体さんと遭うと、止まって道を譲ります。なので、団体さんが降りてくるのを見ると、休憩できるので、結構うれしい。雨も止み、風もいい感じで、涼しくて割と快適な行程でした。ここから下を望むと、さきほどの女人堂が見えます。天気も雲が途切れるようになってきて、雲海っぽいものも見ることができました。

005団体さん

006石室山荘

007山と雲


9:10、覚明堂に到着。石室山荘より100メートルほど上にあります。山荘から見えるので、すぐに着くかと思いましたが、斜面も急になり、30分ほどかかりました。お茶とチョコレートを頂きました。しばし歓談し、9:30頃に出発。いよいよ頂上です。

008覚明堂

009覚明行者


10:05、山頂・御嶽神社山頂奥社に到着。最後は、30段くらいの石段を登ります。本当に山頂に社が建てられており、社務所の方が常駐しています。社務所には4人ほどの方が常駐しておられ、無事、ご朱印を頂く事ができました。一人はすごく若そうで、「学生さんかな?こんな所でバイトとは大変だなぁ」と、勝手な想像をしておりましたが、後でわかりましたが、れっきとした30代の神職の方でした。(失礼しました)社の一角に三角点があり、登山者はみんなここの前で記念写真です。この日は、イベントで「おんたけスカイレース」が行われていました。ゼッケンをつけた選手たちが、普通のマラソンスタイルの軽装で、山頂の社前を折り返し点として、「走って」いました。普通に登るだけで大変だったのに・・・1合目からのスタートだそうで、山頂まで17キロメートル弱のコースを往復。すごいなぁ。

010頂上1-1

013三角点

011頂上-2

012社務所

013-2スカイラン


10:35、下山開始。山頂奥社の裏から二ノ池へ抜ける道があるのですが、ガスがすごくて視界が悪いからパス。来た道を戻ります。途中にも、二ノ池への分岐点があり、こちらは道がわかりやすいので、二ノ池へ頼道。ガスも晴れて、二ノ池とその背後にある永久氷雪を見ることができました。絶景です。

014二ノ池


11:02、二ノ池に到着。おそらく、日本で一番高いところにある湖ではないかとの事です。

11:30、覚明堂に到着。行きに歓談したおじさんに挨拶。一人の方は、これから下山するそうです。数日交代で泊り込んで山荘を運営しているようです。この後、女人堂を出た所で追い抜かれました。さすが慣れている様子で軽快に降りていきます。途中、暑くなってきたので、休憩がてら、レインウェアを脱ぎます。

12:35、女人堂到着。降りは登りに比べて早いペースです。体力的には楽ですが、足、特に膝の踏ん張りが必要で、膝がケタケタ笑っております。しばし、休憩。

001再び女人堂


12:50、女人堂出発。ここからは、板や丸太が設置された道を降ります。雨は止んでいましたが、まだ濡れており、足を踏みおろした時、角度によっては結構滑ります。足を挫くのが最悪なので、ペースを落として慎重にすすみますが、ちょっと油断して、4・5回は滑ったかな?

13:20、行場山荘到着。名物(?)の「ちからもち」を頂きました。丁度、神社の方が下山途中で休憩しておられ、この時、「山頂奥社で若い方もいましたねぇ」と話題に出したら、「若く見えるが30代の神職」と教えていただきました。この後、「昨日も(別の人から)言われた」とか「修行が足らんのだ」とか「今度、言っておく」とか言われ、どうやら上司の方だったようです。うっかり口走ってしまいましたが、けっして、他意があったわけではなく、大変申し訳ありませんでした。

002力もち


14:10、飯森高原ロープウェイ乗り場到着。

【御嶽神社頂上奥社】(おんたけじんじゃちょうじょうおくしゃ)
御嶽山の頂上にあります。文武天皇の時代大宝2年(702年)に創建。
・御祭神:国常立尊・大己貴命・少彦名命 
この三柱の大神を奉斎主神として「御嶽大神」と奉称されています。神社ですが、御嶽山・御嶽大神を崇拝する信者たちが、1882年に御嶽教を作っています。内容は、仏教よりは神道に準じたものだそうです。
・3067メートル付きご朱印
ここより高い所で頂けるご朱印は、富士山くらいでしょうか。2・3年の内には頂きたいものです。

御嶽神社頂上奥社

黒澤口覚明社】(くろさわぐちかくめいしゃ)
行場山荘にあります。覚明行者は、御嶽山の登山道を開いた二人の行者のうちの一人で、木曽御嶽信仰の開祖となった人です。

003覚明行場

・御嶽山三十八史跡巡り
御嶽山の麓から頂上まで、覚明行者やもう一人の普覚行者縁の地を廻るものです。参拝認印というご朱印みたいなものが頂けます。

黒澤口覚明行場