大須観音、長栄寺、東別院、間々観音 | 池爺のブログ

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最近始めた御朱印集めをメインとした記録です。

本日のテーマは、尾張三十三観音巡礼。西国や新西国は、場所が遠いので、一回で何箇所も廻ろうとして、強行軍になってしまい、ゆとり感がありませんでしたが、こちらは地元なので、ゆっくりと廻れますw

【大須観音】(おおすかんのん)
正式名は、北野山真福寺寶生院。名古屋市中区大須にあります。町名は大須観音からつけられています。元は、尾張国長岡庄大須郷(岐阜県羽島市大須)にあり、徳川家康の時代に、名古屋建設の一環として現在の地に移され、昨年参拝した萬松寺と共に、門前町とも言うべき大須商店街の発展に繋がっています。尾張三十三観音の第一番札所。浅草観音、津観音と共に、日本三大観音とも呼ばれています。
・本尊:聖観音
元は、大阪の四天王寺にあった弘法大師作といわれる観音像。開基である能信上人が、「どなたを、お祀りすりするのがよいか?」と伊勢神宮にこもり、夢に現れたのが四天王寺の観音様とそっくりだったということで、当時の天皇である後村上天皇のみことのりにより、移されたとの事です。秘仏で前回開帳が平成24年10月で28年振り。当分開帳はなさそうです・・・
・大須文庫
古事記の写本で日本最古のものなど国宝数点、重要文化財数十点と、およそ一万五千点の古書を所蔵しており、大須文庫と呼ばれています。現在は、博物館などに預け、保管されているそうです。平成24年12月~平成25年1月に名古屋市博物館での展示公開があったようです。お寺の人に聞いてみましたが、次回公開は、わからないの事。
大須観音 

【長栄寺】(ちょうえいじ)
尾張三十三観音の第二番札所。大須観音より約1km、名古屋テレビ局や東別院の北側、住宅街の中にあります。お寺は、住宅やビルに囲まれて、四方の道から見ることができません。ナビでお寺の位置はわかりますが、入り口がわからず、ウロウロしてしまいました。西側の公道に、車一台分の入り口があり、20mくらい先の山門をくぐると、境内になり、そのまま駐車場となっています。街中にある狭いお寺かと思ったら、境内は以外に広い。
長栄寺境内 
・本尊:十一面観世音菩薩、釈迦牟尼如来
お寺は、最初(810年以前)、中島郡萩園村(現在の稲沢市あたり)にあり、金光明四天皇護国寺という名称だったが、その後、洪水や兵火の為に、転々と移転し名前も変わり、1685年に現在の場所に落ち着いた。十一面観世音菩薩は、最初の頃から伝わっているとの事。本堂のご本尊は釈迦牟尼如来。
・化け銀杏
境内の真ん中にあります。江戸時代から残る樹齢300年以上との事。名古屋市保存樹として指定されています。剪定されてるようでまる裸でしたが、秋には、銀杏の実もつけるようです。
化け銀杏
長栄寺 


【東別院】(ひがしべついん)
長栄寺のより南側、地下鉄の駅名にもなっています。東本願寺を本山とする、正式名:真宗大谷派名古屋別院。通称、東別院。名古屋テレビ局の隣に、かなり広い敷地があり、よく色々な市や一般主催のイベントなどが開かれています。また敷地内に東別院ホールなどの建物ががあり、こちらも会議やイベントに一般に開放されているようです。明治には、愛知県庁や愛知県議会の機能が置かれたり、名古屋博覧会の会場にもなった事もあります。最近では、東日本震災の為、現地への救援やボランティア派遣のための基地局みたいな所にもなっていたそうです。地元のお寺では、お祭りに境内を開放たり、本堂を習字教室に使ったりとしているものですが、こちらは、さすが東本願寺直営、スケールが違いますねw
東別院境内 
・本尊:阿弥陀如来
・御朱印
「こちらでは御朱印はありません」との事。東別院の宗派は、浄土真宗で、浄土宗・浄土真宗のお寺では、御朱印が頂けない所が多いようです。その理由は、そもそも御朱印とは、「お経を写経してお寺に納め(納経)、お寺がそれを受け取った印」として頂くもので、浄土宗・浄土真宗は、「(納経しなくても)念仏を唱えればよい」というような教えが基本で、「納経することがないので御朱印もない」そうです。ただ、近年は、他の宗派のお寺でも、納経しなくても300円ほど納めれば御朱印が頂けるようになっており、浄土宗・浄土真宗のお寺でも、参拝記念の印として解釈しているのか、御朱印を頂ける所があります。

【間々観音】(ままかんのん)
名古屋市より国道41号を北上し、東名高速道路の小牧インターの近くにあります。尾張三十三観音の第二十六番札所。元は、すぐ前の小牧山にあったが、織田信長が現在の地に移転させたとの事です。
・本尊:千手観音
お寺の縁起は次の通り。「昔、小牧山で猟師が八匹の鹿を射止めた。鹿は石と化してその上に観音様が現れた。猟師は殺生を悔いて出家し、この場所にお堂を立て観音様を祀った」江戸時代には、この観音様には、授乳のご利益があるとされ、間々乳観音とも呼ばれ、日本唯一のお乳のお寺です。境内は、「おっぱい」だらけです。
・おっぱい型の手水場
センサーで、近づくとおっぱいから水が出ます。
・阿弥陀堂前のおっぱい型ローソク立て
・慈乳観世音像
こちらも近づくとおっぱいから水が出ます。
・おっぱい絵馬
おっぱいを型どった絵馬が奉納されています。
おっぱい絵馬 
・乳の御願い
お守りもおっぱい。
乳の御願い 
・びんずる様の前にも・・
本堂の右手に、なで仏のびんずる様がいますが、こちらの前にも「なで用?」のおっぱいが置かれています。また、その左横にもおっぱいの石像が置かれてあり、なぜかたわしが置いてあります。たわしで磨くのでしょうか?
びんずる 
石像 
しあわせいっぱい 
間々観音