そんなこんなで毎日連絡をとりあっていた。

僕は2人の距離が確実に近くなったと感じていた。
冬が終わりに近づいてきたある日2人は公園に行こうと約束をした。

隣町の大きな公園へ

僕はこの時初めて胸の奥がこんなに熱くなるコトを知った。

毎日ボクの頭の中には沙也とのデートのコトで頭がいっぱいになっていた。

沙也とのメールのやりとりは
公園で何をしたい何がやりたいワクワクするような内容しかなかった。


さぁ、いよいよデートの日
忘れもしない大事な日
4月5日この日から僕の人生は大きく変わったといってもいいだろう。

それからの僕といえばひる休みに時間さえあれば

沙也と一緒に喋る時間が多くなってきた。


話すことは大抵太郎の事だったり

部活のことばかりだった。

太郎とはどこまでしただの

中学生らしい発想ばかりだ。


そんなある日・・・

部活が終わり家に帰り携帯を見ると

知らないアドレスからメールが届いていた

「登夢~どうしよう・・別れた~」

誰かははっきりわからないが沙也だとすぐにわかった。


まず、誰なのかはっきりさせて

話をきいていた。


やはり沙也からだった。


いろいろ話をきいて学校でも

しょっちゅう話をするようになった。


次第に僕は沙也に惹かれていった。


だが、問題はいくつかあった。


沙也はみんなに好かれる

人気のある子だということ

狙っている男は何人もいたこと


誰とでも仲良くなりすぎてしまう

八方美人な所があった。

そのせいで太郎も辛くて

別れたのだった。


でも僕は次第に自分の心を

抑えることができなくなっていた。


メールでのかけ引きがはじまった。


沙也「登夢は好きな人いないの?」

登夢「今のところはいないかな。なんで?」

沙也「そうなんだぁ。なんとなくいるのかなっておもっただけだよ」

登夢「そっかぁ~沙也はいないの?」

沙也「いるわけないじゃん。太郎の事忘れたばっかだし」

登夢「どうせすぐできるんじゃないの?」

沙也「もう当分いらないもん」


なんてもどかしいメールをしていたのだろう。

こんなようなメールを毎日していた。

中学一年生の時僕はある女の子と出会った。

その子の名前は「西藤沙也」


沙也とは初めてあったわけではない
小学校の時同じクラスになったことがあるがそんな記憶などまったくないほどだ。
中学のクラスでも喋ったコトあるかないかぐらいの人だった。


中学一年のある冬の話

男の子と女の子どちらにも仲の良いクラスメイトの泉からカラオケの誘いがあった
誘われたのは僕と同じ部活をやっていた吾朗だ
いつもだったら断る僕らだったが何故だかこの時だけは行くと行ってしまった。


翌日、集合場所に行ってみると
泉と泉の従兄弟(小学生低学年)と沙也と沙也の彼氏の太郎だった。

異様なメンバーで驚いた僕だったが引き返すわけにもいくわけもなくカラオケに行くことになった。


到着してみんな歌い始めたが僕は照れもあり歌わず
泉の従兄弟のはやと君とボールで遊んでいた。

そこに沙也も混じり3人で遊んでいた。


これが切っ掛けで僕と沙也は仲良くなりつつあった。

僕がジュースを買いに行ったとき太郎が外に行くのが見えた
なにも思わず部屋に戻り太郎が帰ってこないので聞いてみると
帰ってしまったそうだ。

何故だか僕にはわからず時間がきて
僕たちも帰ることになった。

泉とはやとは帰り道が逆なのでその場で別れた。

沙也は太郎と自転車二人で来たので歩くわけにもいかず
僕の後ろに乗って家まで送っていった。

特に変わった事もなく解散となった。


その日から僕と沙也の距離は近くなってきた。

きっとその日から僕たちの歯車が噛み合い動き始めたのだろう。




えっ??
僕は誰かって?
僕はごく普通の男の子!!
名前は登夢。