少し前に友だちが
「分かるよ。」
と言った。
きっとみんなは気にしない
気にしてしまうのは私だけ
でもそんな小さな小さなことを
私はやっぱり気にしてしまうんだ
そうポロリと口にした時
「分かるよ。
藍ちゃん、辛いだろうなぁって思ってた。」
と言った。
すごくすごく
心の底からびっくりした。
1つは
私の心に小さな影を落としている
こんな気持ちに気付いている人がいたということ
日々落ち込んでいる訳ではないし
他の誰も気付いていないと言い切れるくらい
些細なことだし
友だちはサイキックでもないから。
もう1つは
そう思ってもいいんだと思えたこと
私はそう思ってしまう自分のことを
ダメだ、そんなことは大したことじゃないと
必死に言い聞かせようとしていたんだと
その時分かったから。
何かが解決したわけではないのに
その言葉と空気で
その瞬間から一気に楽になるのを感じられた。
頭で考えなくても
お互いが
ちょうどいい場所にいること
心地よい温度で接することができること
これは当たり前じゃないんだと
大人になってから知った。
人は、それぞれちがっていて
だからこそ面白いんだと思う。
そして、ちがうのに
同じように思えたり
理解し合えるということは
本当に奇跡だなぁと思う。
素のままでいられる関係性が
1つでもあれば
それ以外は結構、どうでもいい
と言うと投げやりみたいだけど
そうではなくて
「どう変動してもいい」
と思えるようになった。
これは私にとって
かなり大きな変化。
思い通りにならない現状に対して
細かく自分を責めることが少なくなった。
私の場合は
「素のままでいられる関係」
「私だけじゃないと思える場所」
というのが最重要ポイントだったけど
「大切だと思える存在」
「愛されていると実感できる場所」など
自分にとって欠かせないものが
側にあることに
本当の意味で気付くと
人は安心して
日々を送れるのかもしれないな、と思った。
でも例え
今、気付けていなかったとしても
大丈夫なんだとも思う。
なぜなら気付く前に私が
「私だけが気にしてる」
「私だけが思っている」
「私だけがおかしい」
と思っていたように
「ある」の反対の「ない」が
必ず先に
やってくるようになっていて
そうやってあなたに
本気で手を伸ばすよう促しているから
だから
今「ない」ことに
悲しんだり
悩んだりしているのなら
それこそが
『必ずやってくる』
というサインなんだと思う
ややこしいね、人間は。
ドラマティックな演出が好きなんだね、人間は。
だから今あなたが
「ない」と思っていても大丈夫
「ある」に気付けていなくても大丈夫
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