岩田英理子先生(JCHO南海医療センター心臓血管外科部長)をお招きし研修会を開催しました。

テーマは「静脈血栓塞栓症の治療と予防~院内発生予防と災害時予防活動~」

 

静脈血栓塞栓症・・・・

 

一般の方はあまり耳にすることがないのかもしれません。近頃あちこちで頻発している震災や豪雨災害が報じられる中、「エコノミー・クラス症候群」という言葉を耳したことがある方は多いのではないでしょうか。

「エコノミークラス症候群」=(イコール)「静脈血栓塞栓症」で結ぶことはできませんが、突然やってくるこの症状、時に死に直結する恐ろしい病気です。

 

「静脈血栓塞栓症」のほとんどは足(下肢)にある「深部静脈」 で血栓(血の塊のようなもの)が体の中を浮遊して、「肺動脈」に捕捉(要はつまってしまう)」病態です。「肺動脈」がつまってしまうと血の流れが悪くなり、酸素が体の中に取り込まれなくなります。呼吸困難の後、最悪、死に至ります。

 

この病気は被災地の避難所等だけではなく、日常生活の中でも突然、起こり得ます。当然、病院の中でも。

今回、病院内のスタッフを対象に、わかりやすくかつ専門的に講習をして頂きました。

 

私たち自身にも身近に起こり得ることです。印象的だったのは、長時間同じ姿勢(デスクワークや飲み会の席等)、水を飲む回数が少なく脱水症になりやすい、畑仕事や漁業の人などもリスクが高くなるそうです。

 

「深部静脈血栓症」を防ぐには-

 

 ・よく歩く、歩くのが難しければ足関節の屈伸運動

 ・長時間、同じ姿勢をとらない  (正座やあぐらをかいた状態で何時間も過ごさない)

  ・脱水に注意する              

 

岩田英理子先生(JCHO南海医療センター心臓血管外科部長)

 

医師、看護師、セラピスト等多数参加しました。

質問も多数寄せられ、盛会となりました。