あるところの動物園にいるオスパンダには不満がありました。なぜ星空には「パンダ座」という星座がないのかということ。毎晩毎晩夜空に向かって祈っていました。
「パンダ座が出来ますように」
でもいくら願えども願えども願いは叶いませんでした。
一方、人間達は必死になって繁殖を進めようとしていました。なかなか子供を作る気配を見せません。当のパンダは子供どころか、星座が出来ることばかりを夢見ていました。
ある時、あるメスパンダがやってきました。オスパンダはいつもの通り、特に何も思うことはなかったのですが、不思議とそのメスパンダのことが気になるようになってきました。だんだんとそれが恋心だということに気づき始めたオスパンダ。そうこうしているうちにその2匹の間にはめでたく子供が生まれました。
オスパンダはその時、はたと気づきました。そういえば僕はいつも星座が出来るようにと、しし座の方向に向かって祈っていたなぁ。そう、メスパンダの名前はシンシン。…しし座だからシンシン…?神様は星座は作れないけど子供なら作れるよってことで、シンシンと出会わせてくれたのかなぁ~…
なーんてね!!
上野動物園のパンダに子供が生まれた記念です。あ、一部事実とは違う箇所もありますがお許しを!