No.472
ボッているのか
出雲の家計サポーター
ファイナンシャルプランナーの
池原です
今さらですが
ようやくお年玉年賀ハガキの
当選確認をしました
プライベートの年賀状は
毎年少しずつ減らしていて
今年は43通
毎年当たるのは
切手シート1枚程度です
しかし
今年は
なっ
なんと
切手シートが3枚
当たりました
地味ながら
なかなかの高確率です
切手シートの当選番号は
下2桁が67、37、16
年賀ハガキが100枚あれば
3枚が当選するはずです
つまり当選確率は3%
届いた年賀ハガキが
43枚ですから
43枚×3%=1.29枚
1枚当たれば確率通りです
そこが3枚当選
3倍の高確率
もっています
そもそもたった43枚では
なかなか確率通りの結果には
ならないですね
まぁ確率を考えて
お年玉年賀ハガキを買う人は
いないと思いますが
家計に関わる確率の一つに
保険があります
保険って確率をよくよく
計算してできています
たとえば生命保険の保険料は
実は内訳があります
その内訳は
純保険料と付加保険料です
保険料のうち
保険金や給付金の
支払いに
充てられているお金が
純保険料です
また保険料のうち
保険会社が
手数料として
受け取るお金が
付加保険料です
この保険料の内訳は
ほとんどの保険会社が
ブラックボックスになっていて
公表していません
そんな中
業界で初めて保険料の内訳を
公表したのが
ライフネット生命です
初めて内訳を公表した時には
他の保険会社から
ずいぶん非難されました
だって保険は確率で
作られていますから
まったく同じ保障なら
純保険料も同じになるはずです
でも保険会社によって保険料は
高かったり安かったりします
保障が同じなら
その保険料の差って
付加保険料の
違いによる影響が
大きいわけです
だから保険料の内訳が
公表されてしまうと
なんとなく他の保険会社の
付加保険料も想像できてしまいます
つまり他の保険会社がいくら手数料を
受け取っているのか
想像できるわけです
業界他社に非難された
ライフネット生命の
保険料の内訳表はこちら
ライフネット生命の
2019年12月1日現在の
保険料内訳を見ると
10年間の定期の死亡保険で
保険金3000万円の場合
40歳男性の保険料は5275円
その保険料の内訳は
純保険料が4095円
付加保険料が1180円です
つまり5275円の保険料のうち
保険金に回っているのは
4095円です
確率で考えると
5275円の保険料を
支払って
1180円は必ず損をするように
できています
保険金は3000万円
純保険料4095円で
保険金3000万円を作るには
3000万円÷4095円=7326
7326人分の純保険料が必要です
わかりやすく言えば
保険金を
受け取れるのは
7326人に1人と言うことです
5275円のうち
保険金に充てられるのが
4095円
割合を計算すると約77%
保険金を受け取れるのは
7326人に1人
確率を計算すると約0.014%
割合と確率から計算すると
77%×0.014%=0.01%
つまり
3000万円の保険金を
受け取れるのは
100人中0.01人
10000人に1人の計算です
残り9999人は1円も
受け取れません
大雑把な計算ですか
保険ってこんな仕組みで
できています
だから確率だけで考えると
保険には入らないのが賢い選択です
しかし
保険にしかできないことが
あるのも事実です
だから大切なのは
保険にしかできないことは
保険に頼りながらも
確率で言えば
まず元を回収できない
保険料と名のコストは
徹底的に削減することですね
本日は以上です
ではまた明日