No.471



出雲の家計サポーター 
ファイナンシャルプランナーの
池原です



今日は米国の学生ローンの話



2月14日の日本経済新聞に
米国で学生ローンが
社会問題化しているという
記事がありました




記事によると



米国の私立大学の学費は
授業料と諸費用で
年間約3万6880ドル



1ドル=109円で計算すると
約402万円です



4年間では1608万円になる計算です



生活費も入れると
2万ドルつまり約2180万円を
超えることも多いそうですガーン



そんな中
学生ローン残高は増加傾向で
直近では1.5兆ドルになり



自動車ローン残高や
クレジットカード残高を
超えているそうですキョロキョロ



一人あたりの平均残高は
3万ドルつまり327万円程度です



驚いたのが連邦政府の
学生ローンの金利です
なんと7%もあるそうです



327万円の借入残高で
7%の金利だと



1年間の利息は約23万円



利息だけで毎月2万円ちかく
払わないといけません叫び



米国と日本では
金利の事情は違いますが



毎月利息で2万円も取られたら
なかなか借入金は減りませんガックリ



ちなみに日本ではどうかと言えば
教育ローンは
学生でなく親が借りる仕組みなので



学生が借りる仕組みの代表は
返済義務のある奨学金の
日本学生支援機構の貸与型奨学金です



日本学生支援機構の
貸与型奨学金は



第1種奨学金なら無利息
つまり
利息はかかりません



利息のかかる第2種奨学金の
直近の利率は



利率見直し方式なら
0.002%
利率固定方式でも
0.077%



借入残高327万円で
計算すると1年間の利息は



0.002%なら66円
0.077%なら2518円



1年間の利息は
たったこれだけです



これなら借入金も減るはずです



ここ数年ネットや新聞で
奨学金が返済できない人が
増えているという記事を目にしますキョロキョロ



記事の傾向として
日本の奨学金制度が悪いという感じで
書かれている記事が多いです



しかし



先ほどの利息を見ると
お金を借りる制度と考えると
めちゃくちゃ優遇されています



これだけ優遇されていて
返済できないのは



奨学金の制度が問題と言うより



自分が返済できる金額以上に
借りてしまっていることや



借りたお金の返済ができない
給料の会社に就職していることに
問題があると言えます



言い換えると



お金の借り方や稼ぎ方が
間違っていると言うことです上差し



社会に出れば
必ずお金と関わります



優遇されている制度にも関わらず
借りたお金が返せない
そんな状況にならないためには



お金の稼ぎ方・使い方
貯め方・借り方・増やし方
守り方・分け方の基本を
早いうちに身につけましょうねウインク



本日は以上です
ではまた明日バイバイ