こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

関東でも雪が降り、大人は電車や道路の状況を心配し大騒ぎをしていましたが、子どもたちは雪遊びを楽しんだことと思います。

これまでも「大人と子ども」ということについてお話をしてきましたが、レッスンだけでなく、様々な場面で「大人と子ども」ということについて考えることがあります。

たとえば、子どもたちにバレエを習わせようと思ったり、塾に通わせようと思う時、大人には姿勢を良くしたい・運動をさせたい・お勉強の先取りをしたい・勉強の習慣をつけたい…など、明確な目標が見えています。



ですが、子どもたちの側の気持ちはどうでしょうか?
「きらきらしたお姫さまになりたい!」、「お友だちといっしょにいたい!」、「なんだか楽しそう!」、「お母さんが言ったから」…などという「ほんわかした理由」であることが多いのではないでしょうか?(もしかしたら「いつのまにか」という感じで通っている子もいるかもしれませんね。)

大人はお買い物をする時のように「お金を払って品物やサービスを受ける」思考パターンに則って物事を考えがちですが、お買い物に行った時、子どもたちの思考はそこではないように思います。

「家族でお出かけして楽しい」、「あのおもちゃほしいなぁ」、「おいしいものをみんなで食べる」、というような「ときめき」が主体になっていて、決して「お休みを返上してお店に来たのだから、何かお得なものを買って帰らなければ」、「この値段の分のもとを取らなくては」というようなことではないのではないでしょうか。

スクールのレッスンには段階的な計画があり、楽しみながらレッスンをしている間に、少しずつ子どもたちが色々なことを習得出来るようなクラスを手渡しています。

もちろんジュニア期からティーン期になると、その課題や実施目的、方法など、具体的なものが講師と子どもたちの間で共有され、それが十分に理解し、その上で実行されることが求められますが、幼児期からジュニア期の間にそれらを子どもたちが理解する必要は「絶対」ではないように思います。

「姿勢を良くするためにバレエに来ている」よりも「レッスンでスキップするのが楽しくてバレエに来ている」方が、子どもたちの「ときめき」を増やしてくれますし、その「ときめき」こそが、幼児期からジュニア期にかけての子どもたちの物事の習得のいちばん大きなエネルギーになります。



逆に言えば、目的意識を持つ大人だからこそ、子どもたちの「ときめき」の大切さを理解し、それを上手に使うことで、「うちの子にはこうなってほしい」に向かっていければ、「はやくして~!」「なんで出来ないの!」という気持ちは軽減されるのではないでしょうか?(木村)

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