こんにちは、池上校講師の木村美那子です。
みなとシティバレエ団附属のバレエスクールが浜松町・芝・池上の3校となり(今後も都内に開校予定です)、スクールでのレッスンで着用する全校共通の指定レオタードが完成しました。
キャミソールタイプのシンプルなレオタードに、みなとシティのロゴマークがプリントされているものとなり、クラスごとにカラーが設定されています。
シンプルなレオタードをおすすめする理由については、ブログの初期の頃の記事でもお伝えしましたが、ワークのしやすさや、お洗濯などお手入れのしやすさが第一にあげられます。
ぜひ生徒の皆さんは、このレオタードでたくさんレッスンをしてくださいね。
またスクールで統一されたレオタードを着用することや、クラスごとのカラーが設定されていることにはその他にもいくつかの目的があります。
たとえば、木村の育ったバレエスクールでも同じようにピンク→白→エンジ→黒とクラスごとに色分けされた制服のレオタードがあったのですが、左胸のところにバレエ団と共通の白鳥のマークがついていることが子ども心に嬉しかったのを覚えています。
また「あの色のレオタードが着られるようになりたい!」という次のクラスへの憧れや、目標が自然と出てきましたし、黒いレオタードを着るようになると上級生としての自覚や責任感も芽生え、立ち居振舞いや言葉づかいにもより気を配るようになりましたし、下級生のお世話などを率先して行うようになりました。
また昨今では「個」が「個」としてだけ強調され過ぎて、差異が認められるべき個性ではなく、差別や格差の要素となってしまうような残念な空気もあります。
繊細なジュニア期、ティーン期にあって、心の個性や、個々の感性を大切にしつつ、それでも子どもたちが自分たち自身では解決出来ない「外的要因」などの問題を、指定のレオタードを身に付けることで、多少なりとも緩和出来れば…とも考えております。(木村)