こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

とても寒い日があったり、小春日和のあたたかな日があったり、この寒暖差で体調を崩している人も多くなってきたようです。
手首、足首、そして首をしっかり温め、こまめに水分補給をし、寒さや乾燥から身を守りましょうね。

ありがたいことに毎月のイベントや、毎週の体験レッスンのお申し込みをいただき、このブログもそちらに焦点が向いてしまいがち…
ですが、こちらの本来の目的としては「映える(ばえる)」ためのものではなく、日頃の子どもたちの頑張りを皆さまに知っていただくためのものなので、記事の執筆をしている木村にとっては悩ましい忙しさでもあります。

さて、みなとシティバレエ団附属のバレエスクールとして池上校が開校してから、早いもので半年が経とうとしています。
それぞれの曜日、それぞれのクラスに、生徒さんが少しずつ増えはじめ、それにともなって「池上校のカラー」というものも育ってきたように思います。

バレエは芸術でありながら、心身の健全な成長が不可欠であり、また情操教育の面から見ても、人間関係などをふくめ、その身を置く環境にも大きく影響されるジャンルの習い事です。
どのように声をかけるか、どのように手を繋ぐか、たとえば私たち講師で言えば「せんせ~い」と呼ばれた時に、その一瞬、その一言で何を察し、何を発見し、どのように応えるか、「大人の都合」で応答してしまわないように、常にアンテナを働かせておきたいと思っています。

昔、自分の師が「バレエを教えることは誰にでも出来る。トレーニングをし、ステップや振り付けを覚えさせて、踊らせることは誰にでも出来る。でも先生の仕事はそこではない。たとえば雪が降っているのを見た時に、その奥に何かを感じられるような、<人を育てる>お手伝いをする仕事だと忘れないようにしなさい」と言っていたことを、昨日のことのように思い出します。

自分たちが子どもだった頃とは比べ物にならないくらいの刺激やストレスに囲まれているこの時代、また成果主義がいまだに残り、多くのタスクに果敢に、時には追われるようにチャレンジを続ける子どもたちにとって、バレエやバレエのレッスンがhave to やmust の対象ではなく、want やlong の対象になってくれたらと思いますし、その気持ちが子どもたちの努力を後押しして、きれいな花を咲かせてくれることを願っています。



写真はプレエレメンタリークラスの生徒さん。
このクラスに限らず、どの生徒さんも率先して、そして楽しそうに先生のお手伝いをしてくれる様子が印象的です。小さい生徒さんは「大人と同じことをしてみたい!」という気持ちの方が大きいかもしれませんが、「ありがとうね」と言う声がけに嬉しそうに笑顔を見せる生徒さんたちに、こちらの方がまた嬉しくなります。

時には「先生」と「生徒」を逆転させてワークをしてみることもあります。
そうすることで、子どもたち自身も習熟度がより明らかになり、またいつも「習う側」として在る子どもたちが「教える側」に立つことで、自分の学びが活かせたという自信に変わっていくようです。
「<先生>は<生徒>が居てくれて、初めて先生になれる」、「<親>は<子>が居てくれて、初めて親になれる」という言葉も師からのメッセージですが、生徒の皆さんとレッスンを重ねるごとに、自分自身も先生として成長させてもらっていると感じています。(木村)

無料体験レッスンお申し込みはこちら





池上バレエスクール公式ホームページ


本校 三田バレエスクール


みなとシティバレエ団

Academy of Minato city ballet