こんにちは、池上校講師の木村美那子です。
晩秋の静けさやさみしさを感じながらも、池上のスタジオではにぎやかに元気よくレッスンが行われています。
先日はベビークラスに体験のお友だちがたくさん参加されて、ますますにぎやかなクラスとなりました。
体験レッスンではバレエに初めて触れるお子さまや、池上校のレッスンに初めて触れるお子さま、そして保護者の皆さまのために、日頃のレッスンの様子を全体的に体験し、ご覧いただくことを目的としていますが、体験レッスンは池上校に在籍している生徒さんたちにも、学びの良い機会でもあります。
はじめましてのお教室で、はじめましての先生と、はじめましてのお友だちとレッスンをするということは、小さな世界で生きている子どもたちにとっては、かなり緊張することかもしれません。
そのような時に、さっとお友だちのそばに行き「こうするんだよ」とお見本を見せてくれたり、時に「できないよ～」と半べそをかきそうなお友だちの頭をなでてあげたりするスクール生の様子を目にする度に、ほっこりと嬉しくなるとともに、子どもたちの成長を感じて、小さいながらも頼もしく思います。
また入学して3ヶ月程度の生徒さんも、当初は人見知りさんで保護者の方の後ろに隠れがちだったのですが、先日の体験レッスンでは「こんにちは、お願いします！」「さようなら、ありがとうございました！」とご挨拶のお手本を元気よくしてくれていました。
子どもたちは小さな世界で守られながら成長していくことも大切ですが、オープンな心でたくさんのはじめましてと出会い、きらきらした喜びや刺激を受けることで、心身ともに目を見張るような成長を体験することも大切なのではないでしょうか？
またそれが子どもたちのサードプレイスの獲得にもつながり、もう少し大きくなった時に、良い意味での「逃げ場」にもなることで、現在問題にされている子どもたちの「生きづらさ」や、それによる悲しい結末の緩和をする一助となるのではないかと考えています。(木村)
