こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

プレエレメンタリークラスでは、バーにつかまってのワークが始まりますが、このクラスにおいてはバーを頼りに難しいテクニックを行うことが目的なのではありません。
バーを自分の身体の延長として、自分の身体の一部として、その距離感や関係性を学び、身体感覚を高めていくことも、目的のひとつになっています。





これは決して人と物との距離感、関係性にとどまるものではなく、適切な距離感や適切な関係性を学んでいくためにも必要な下準備になります。

生まれたばかりの赤ちゃんには、明確な「自」と「他」の境界線はありません。特にお母さんについてはより同一感か強いかもしれません。
また自分の身体であっても、その感覚の経験値や運動の経験値が少ないために、赤ちゃんのうちには自分の身体であるとい感覚が少なく、「これは何かな?」と自分の手足をじっと見たり、お口に入れたりすることがありますね。

もう少し大きくなってくると、発語、発話の中で「自」と「他」の感覚が生まれてきたり、保育園や幼稚園に入園する年齢になると、今まで一緒に過ごしていた家族、特にお母さんと離れる不安も感じるようになります。
(これは成長の過程で通常起きることですが、年齢が進んでも不安が解消されなかったり、その不安から自分とお母さんとの関係性に、自分以外の存在が関わることを強く嫌がる場合には、分離不安の傾向にある場合もあります。その場合はご相談ください。)

バーにつかまるためには、上記のような過程を経て、さらには「バーは遊びの道具ではない」としっかり自分を律することが出来るようになることか必要です。
そしてそれは対人関係における距離感でも、親しみのある近さが行きすぎてしまわないこと、相手を受けいれられる柔らかい境界線を持つことにも繋がっていくのではないでしょうか?



木村のクラスではレッスンを通じて、それらの部分も少しずつ学んで行ければと考えており、ベビークラス、プレエレメンタリークラス、エレメンタリークラスと、順を追って身体感覚としての距離感や、ルールやマナーとして言葉づかいなどを含めた距離感の経験も積み重ねていけるような設定をしております。(木村)

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