こんにちは、池上校講師の木村美那子です。

夏休みに入り、わくわくする気持ちとともに、コロナの新規感染者数の爆発的な増大に、お買い物に行くにも不安を感じてしまう人もいるかもしれません。
ですが、この状況では(この状況でなくても)自分だけが良ければそれで良いわけではありませんし、当たり前ですが罹患してしまった人は病人ですから、十分に手当てを受ける必要があります。
これからも節度と思いやりをもって過ごしていきたいですね。

今年度開校し、発表会の無かった池上校では、お盆休みも兼ねた夏休みを8月13日(土)から、8月15日(月)までの3日間のみとさせていただきます。
月間稽古数、年間稽古数の都合で、第5週目などに振替をお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。

さて今回は「スキップ」についてお話いたします。
池上校ではベビークラスだけでなく、プレエレメンタリークラスでもスキップを行い、必要があればエレメンタリークラスでも実施することがあります。(時には大人の方のレッスンでも!)



皆さんは、なぜスキップをレッスンに取り入れているのか考えたことがありますか?
楽しいだけではない、スキップの有用性を知ると、大人の方もスキップをしたくなるかもしれませんね。

①気持ちを上げる
これはレッスンを受けるにあたって何よりも大切なことです。
もしかしたらレッスンに来る前にイヤなことがあったり、悲しい気持ちになっている日もあるかもしれません。
そんな時にスキップなんてしたくないよ!と思うかもしれませんが、試しにお教室をスキップでぐるぐると反時計回りに回ってみましょう。
だんだんと楽しくなってきませんか?これはジャンプをすることで筋肉が働き、ポジティブな信号が発生することや、反時計回りに進むことで心が穏やかになるなどの効果によるものと言われています。

②左右のバランスを整える
日頃、だらだらと歩いていたり、なかなか運動の機会がなかったりすると、人間の身体はあっという間にゆるんでしまいます。
大きく足を引き上げることで、もしかするとはじめのうちは左右に頭が揺れてしまったり、着地の足元がおぼつかないこともあるかもしれません。
ですが、人間の身体の中には三半規管や足裏のセンサーをはじめとした、バランスを取ろうとするセンサーがありますから、その動きを繰り返したり積み重ねていく間に、センサーがより良く働くようになります。
またそのセンサーからの情報を受けて、正しくトレーニングをすれば筋肉が効果的にバランスを取れるように発達していきますから、ぜひ稽古場以外でも、そして大人の方もスキップをしてみてくださいね。

③テクニックのための準備
スキップの形は、フラミンゴのように動足の膝を折り曲げて引き上げ、軸足を長く伸ばしています。



この足を外旋させると、ルティレというバレエではよく使われるポジションになるのが分かりますか?



またスキップへの引き上げ運動や、その引き上げ運動に負けない軸足の伸展は、しっかり立つための腸腰筋や脊柱起立筋などをはじめとした、身体を支える筋肉を育て、それがピルエットなどのテクニックでも活かされることになります。
まだまだピルエットを実施しない生徒さんでも、パ・ドゥ・シャと言われるジャンプでは、それぞれの足を片方ずつ引き上げ、空中で浮いたような姿勢を見せるステップを学んでいきますが、これもスキップがしっかり出来てこそのものです。



スキップをはじめとした子どもクラスで実施するワークには、心身に効果的なものが多くありますから、夏休みの間にご家族で楽しみながら取り組んでみてくださいね!(木村)

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