本と音楽とドラマと私-カレーの街



本と音楽とドラマと私-よこすか海軍カレー館 日曜日ライブを観るため、横須賀に行ってきました。
私の住む池袋から電車で1時間半あまり。
一寸した遠出になりました。


せっかくここまで来たのだからと、遅い昼食で食べようと思ったのが海軍カレー
カレーの街よこすかの名物として最近マスコミなどにもよく登場する一品です。
よこすか海軍カレーガイドマップなるものを手に入れたので、そこからお店をチョイス。
よこすか海軍カレー館という、私のようなカレー素人にも実にわかりやすいネーミングのお店で、ここならまかり間違っても欧風カレーとかインド風カレーといった横須賀と縁もゆかりもないカレーが出てくる心配はありません。


オーダーしたのは元祖よこすか海軍カレー。

メニューには「明治41年のイギリス海軍のレシピにもっとも忠実な味です」と書かれてあり、元祖という言葉にこの店のそこはかとないプライドが見て取れます。
最初に給仕のお姉さんが運んでくれたのが、牛乳とサラダ。
ガイドブックによると、牛乳とセットで出てくるのが、横須賀におけるカレーメニューの定番のようです。


本と音楽とドラマと私-10 本と音楽とドラマと私-牛乳  本と音楽とドラマと私-横須賀海軍カレー
元祖よこすか海軍カレー……\850

さて、真打ちのカレーの登場です。
海軍カレーの特徴として、カレーに小麦粉を炒めて作ったルーを使うことがあるそうですが、型抜きされたご飯にそのどろっとしたカレールーがたっぷりとかけられています。
ごつごつとしたジャガイモや大振りにカットされた人参が目立ち思いのほかボリュームがある感じです。
お味はというと、小麦粉ベースなだけあってその粉っぽさがとてもよく前面に出ていて、カレー特有のスパイシーさは殆ど影を潜めています。
辛味もなく、牛肉も少なく、昔貧しかった高度経済成長以前の日本をまるでこのお皿のなかに再現したかのようなノスタルジー溢れるカレーでした。
涙腺が弱くなったお歳の方がこのカレーを食されたら、きっと涙を流されるに違いありません。


本と音楽とドラマと私-ビル広告
ビルの広告。何でも商品にしちゃうんですね。その商魂に感心。

お店を出て、ライブまでまだ時間があったので、三笠公園まで散策。
途中、めだかの学校の童謡碑を発見したり、日露戦争時の連合艦隊旗艦「三笠」を見たりしながら、腹ごなしをしました。
ライブのほうのレポートはまた別の日のブログで。

本と音楽とドラマと私-三笠      本と音楽とドラマと私-秋山真之
戦艦三笠。手前は東郷平八郎の銅像。三笠艦内では「坂の上の雲」に関連した特別展が開催中。

本と音楽とドラマと私-めだかの学校
めだかの学校の童謡碑