12月11日金曜日、渋谷DUO MUSIC EXCHANGE で行われた My Little Lover のライブに行ってきました。
マイラバの曲は、かつてはシングル曲を中心にかなり熱心に聴いていたのですが、ライブを観るのはこれが初めてです。
ステージ前方周辺に椅子席が用意されたライブ会場。
前から4列目のほぼ正面に、私は席を確保しました。
マイラバの初めてのライブをこんな近くから見られるとは思っておらず、とても幸運でした。
akkoさんが登場すると観客から拍手。
ゼブラ模様のワンピースにパープルのタイツ、その上に黒いジャケットを合わせたコーディネートの服装。
左の胸元には羊のピンバッジが光ります。
akkoさんが椅子に腰を下ろして間もなく、ライブは静かに始まりました。
私が聴いていた十数年前と声質が殆ど変わっていないことにまず驚きました。
透明感のなかに甘い響きがあって、年を重ねたことによる艶っぽさも感じられます。
歌手として素晴らしい成熟のされ方をしていたんだなと知り、これまでライブに一度も足を運んでいなかったことを後悔しました。
acoakkoはアコースティックライブです。
キーボードの森俊之さんとギターの古川昌義さん、それにボーカルのakkoさんを加えただけのシンプルな編成。
ところが、akkoさんが、キーボード、クラシックギター、ピアニカ、鉄琴と、次々と楽器を変え演奏しながら歌うので、かなりの変化が感じられます。
それにしても彼女が、これほど多芸の人だったとは知りませんでした。
歌われた21曲のうち、7曲がニューアルバム『そらのしるし』からの選曲でした。
00年代以降の曲も多く、初期のシングルリスナーだった私には、馴染みのない曲も幾つかありました。
それでも曲自体はどれも素晴らしく、聴き応えも十分で、心地良い空間に身を浸せることができました。
『あいのうた ~Swallowtail Butterfly~』は、私にとって、CHARAさんの曲と言うより、マイラバの曲で、それを生で聴けたのにも感動しました。
それぞれの曲にはそれぞれの思い出があり、涙を浮かべながら聴いていた方も多数いたようです。
『ALICE』や『DESTINY』などの名曲が聴かれなかったのは心残りでしたが、それは次回以降行くライブの楽しみとして取っておこうと思います。
ロバート・フルガム 河出書房新社 2004年
akkoさんがMCで取り上げていた本。
「森くん、古川くん」と言って、掛け合いをしつつ、笑いを取りながら、ソロモン諸島の原住民の話を紹介していました。
彼ら原住民は、大木を切るとき、30日間その木を取り囲んで罵倒し続けるそうです。
すると、その木は萎えてついには倒れてしまいます。
これは人間にも言えるんじゃないか、という教訓的な話でした。
木の精霊のことを描いたニューアルバム『そらのしるし』とイメージが重なるので、紹介したそうです。
☆セットリスト☆
01 FANTASY (8th album 『FANTASY』)
02 Shiny Shoe (8th album 『FANTASY』)
03 負け犬くん (12th album 『そらのしるし』)
04 ほしつきよる (12th album 『そらのしるし』)
05 午後の曳航 (5th album 『Topics』)
06 音のない世界 (22nd single)
07 あいのうた ~Swallowtail Butterfly~ (best album 『singles』)
08 バケット (10th album 『akko』)
09 try (23rd single カップリング曲)
10 月の船 (12th album 『そらのしるし』)
11 Hello, Again ~昔からある場所~ (3rd single)
12 YES ~free flower~ (6th single)
13 Man & Woman (1st single)
14 recall (10th album 『akko』)
15 blue sky (23rd single)
16 traveling with nature (10th album 『akko』)
17 ちいさなロマンス (12th album 『そらのしるし』)
18 Delicacy (3rd single カップリング曲)
19 アイデンティティー (11th album 『アイデンティティー』)
[アンコール]
20 背景のような空 (12th album 『そらのしるし』)
21 風と空のキリム (16th single)
※12曲目は、ガチャガチャで当たりくじを引き当てた「ちーちゃん」さんのリクエスト曲。