こんにちは。
伊達一輪IKEDA-YAです。
 

着物を着る時に気になることがいくつかあると思います。

■帯が苦しくないか。

■着物自体がきつく感じないか。

■歩きづらくないか。

■食事がしにくいのではないか。

など、慣れない間は色々と気になるものです。

 

その中で、歩くことに関して、経験あると思いますが、

足の親指と人差し指の間が痛くなる。や、甲の小指側に鼻緒があたって痛いなど。

足袋を履いていても、夏の下駄の時も水ぶくれができたり、擦れて痛くなったりします。

 

何度も何度も経験しました・・・靴かサンダルにしたい。と思ったこともありますし、

本当にサンダル履きで浴衣を着てでかけたこともあります。

 

それでもやはり、好きなお草履を履いてお出かけしたり、それなりの会に

靴やサンダルといったカジュアルな足元はできませんので、履く機会を避けては

通れないです。

 

そこで、草履屋さん(もう、あまり見かけなくなっていますが)や呉服屋さんで

色々聞いてみました。

★鼻緒は昔と今とでは違います。→何が?

★購入してそのまま履いてはいけない。→なぜ?

★見た目には分からないが、草履の台も違いあり。→どこが?

 

もっと、細かくあるのかもしれませんが、私がえーーーーと思った箇所3つ。

 

1。鼻緒は昔と今とでは違います。→何が?

 鼻緒をじっくり見てみてください。

 何種類かを横に並べて見るのが一番わかりやすいと思います。

 鼻緒の幅はものによって、異なります。

 幅が広いものと細くてせまいものがあります。

 私が子供の頃は細い鼻緒しか見かけませんでした。細い紐のような鼻緒です。

 細いとベルトと同じで肉に食い込んでドンドン痛くなってくるもの。

 今はそれが徐々に幅の広いものが増えています。(まだ、細い鼻緒もありますが。) 

 当りが柔らかくなるので、鼻緒は幅があるものが足に優しいのです。

 しかも、鼻緒の中身は新聞紙やボール紙が入ってるものもありますが、ウレタンや綿が入ってるフワフワして、足にフィットするものが痛くない状態で履くことができます。

 触ってみると硬い感じがするものは新聞紙等が入っており、フワフワを感じるものは綿などです。

 購入する際、実店舗でしたらぜひ触ってみてください。

 

2。購入してそのまま履いてはいけない。→なぜ?

 店頭に並んでいるもの、ネットショップにおいてあるもの。

 これらは作られた時は同じように鼻緒がすげられています。

 台のサイズの違いはありますが、鼻緒は同じようにすげられています。

 ということは、足の厚みにそのままでは合わない方が多い。

 緩い場合は、鼻緒を締めてもらう必要があります。

 これは職人さんにお願いしないといけませんし、草履の作られ方によってはできないものもあります。(裏側が開けられないと鼻緒の挿げ替えや締める作業はできないからです)

 最初キツイと感じたら、鼻緒のかかと側を少し引っ張ります。一気にやると緩すぎになるので少しづつ。

 これで、足に負担がかからないような自分の足にあった草履になります。

 

3。見た目には分からないが、草履の台も違いあり。→どこが?

 草履ってどれも一見すると同じように見えませんか?

 私も最初は長さと色、台の高さの違いくらいだと思っていましたが、台の幅と形も色々あるのです。

 見た目にはほっそりした草履がきれいですが、実用には幅のあるものが楽ちんで疲れません。

 鼻緒同様、台も内容物により足裏の疲れが変わってきます。

 低反発素材を使った草履だと長時間の立ち仕事でも疲れがずっと少ないです。

 

草履を履いてお出かけ!が決まったら、数日前から試し履きされるのもオススメです。

いきなり下ろしたての履物だとどの辺りの具合が良くないかが分からないですよね。

鼻緒の当りがきついとか、前ツボがキツイとか、具合を確かめてから本番に。

 

また、草履は少し小さめが良いと言われます。

台から少しだけ踵が出るくらい。

いくつかの理由があると思いますが、私が聞いたのは着物の裾を巻き込まないため。

靴のように踵のところまで台があると床ギリギリに着付けている着物の裾を踵で踏んでしまいます。

これを回避するため。

 

草履って形はどれも似たり寄ったりのようで、数千円のものからン万円のものまであります。

でも、実は奥が深くて使われている素材やちょっとした鼻緒のつける位置や締め具合で、ずいぶんと履き心地が変わって、足への負担も変わってきます。

 

お時間あれば、専門店やデパートの草履売り場で履き比べてみて、色々と説明を聞いてみてください。

次に選ぶ時に役立つと思います。

こんなお草履やこんなお草履、履いてみたいです。

 

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