先日中小企業庁から、今年度の中小企業関連予算に関するまとめ資料が出ていました。
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中小企業・小規模事業者関係予算等のポイント(令和7年度補正予算・令和8年度当初予算案)
予算額としては、
令和7年補正予算が8,364憶円
令和8年度当初予算が889億円
で、トータル9,253億円となっています。
うち中小企業対策費は1,079億円
昨年は6,114億円でしたから、関係予算としては今年の方が5割増しの大盤振る舞いとなっています。なお、中小企業対策費についてはほぼ変わらずです。
予算サイズの大きいところは基本的に補助金事業で、一番大きなものは中堅等大規模成長投資補助金の4,121億円。
補助上限が50億なので滅多に見ないといえば見ませんが。
ちなみに補助率は1/3なので、マックス使おうとすれば35億は資金準備が必要です(汗)
次に大きいものは、生産性革命推進事業で3,400億円。
成長加速化補助金、デジタル化・AI導入補助金、小規模事業者持続化補助金、事業承継・M&A補助金、これら4つの補助金が含まれる事業です。
国がチカラを入れてる感、ありますね。特にAIとM&A。
成長加速化補助金は100億企業を目指そう!!というやつですね。
また、現在進行中の新事業進出、ものづくり補助金、省力化投資補助金については既存基金内でやる、ということでした。
もしかすると、このあたりの補助金は採択が厳しくなるかもしれませんね。
他に1,000億円規模の事業はなく、目立つところでは、なりわい再建支援事業等復興支援に268億円の予算が組まれている点でしょうか。
いろいろと難しい点もあろうかと思いますが、地震等で辛い目に遭ってらっしゃるみなさんの救いの手としてほしいですね。
もろもろ合わせると、9,000億円超の予算枠になっています。
補助金については、上限額が大きなものや目指す位置が高いものに力点を置いているように見えます。
ですが、一般的な中小企業にはあまり間尺が合うものではないです。
活用し易さとすれば、デジタル化・AI投資ですね。あと承継絡みのM&Aが狙い目でしょうか。
省力化・省人化投資とAIは親和性が高いので、生産性向上設備導入を検討されている方にとっては良い方向かもしれません。
一点、補助金を活用する場合、年平均3%とか5%とかの賃上げが求められてきますので、結構なコスト増になります。
応募検討時には、それでもちゃんとプラスになるような事業計画を描いてくださいね。補助金より人件費負担増の方が大きくなる、逆ザヤになることも場合によってはありますので、要注意です。
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池田ビジネスコンサルティング(代表 池田輝之)
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