━━━2023/5/23━━━━━━━━━━━━
こんにちは!池田貴将です!
本日は
『「制約条件」を味方につけて、「ターゲット」を絞り込む』
についてお話しします。
「理想がとても大きくて、ワクワクしている。
でも、現実とかけ離れすぎて、どうしたらいいのか分からない」
こういうとき、ひとは動けません。
その人がどれだけ素晴らしい力をもっていたとしても、
「どうしたらいいのか分からない」という精神状態は、力を弱くします。
本当はできることなんて無限にあるのに、
「どうしたらいいか分からない」という自己暗示は、
ひとを無力感で動かせなくさせます。
動けないことがつらくなって、理想が小さくなったり、
理想自体を無くしてしまうことは、最も避けたいことです。
なぜなら、現状を変えるために理想を打ち立てたのに、
理想を無くしたらラクにはなれるかもしれませんが、何も変わらないからです。
優れた結果をつくるひとは、
「理想と現状のギャップ」の扱い方が上手なのです。
「理想と現実のギャップ」には、何の意味もありません。
「まだまだこんなに遠い(涙)」と絶望感になり、
「こんなにやったのに・・・」と無力感となってしまうのは、
ギャップに過剰な意味をつけ過ぎているだけです。
世界で活躍するアスリート達が、その日結果がでないと、
「今日はダメでしたね!どうですか?」とインタビュー責めに合います。
しかし、活躍している人ほどアッサリしています。
「 次の試合に向けて、調整するだけです 」
「 そうですね! 」
過剰な意味づけをせず、そもそも過去を前向きにすら捉えておらず、
「そんなことがありましたね」と意味をつけていないのです。
「次にやるべきこと」が明らかに見えているからです。
*
理想と現実のギャップが大きくて、前に進めないひとは、
「制約条件」の扱い方を知らないだけだったりします。
制約条件とは、
・現状で使える時間は、○○くらいだ。
・今自分が動かすことのできるものは、○○だ。
・今自分ができることは、○○と○○だ。
というように、私たちの行動を「制約するもの」です。
無限に時間が使えて、
無限に人材が使えて、
無限に予算が使えて、
無限に体力があって、
無限に知識がある、というのはありえません。
必ず私たちには「制約」が発生しています。
夢を叶えるひとは、それを上手に使っているだけなのです。
制約と聞くと、過剰な意味をつけてしまいやすいですが、
スポーツの「ルール」のようなものです。
ルールの中で、ゴールを目指して、プレイを競い合う。
ルールに不満を言って優れたアスリートになるひとはいません。
ルールという制約がゲームを面白くさせ、プレイヤーのスキルを上達させ、
競技を尊くさせているのです。
同じように、理想と現実のギャップがどれだけ大きくとも、
まずは制約条件を明らかにすることが大事なのです。
そのときに注意しなければいけないのは、
意味をつけない、ということです。
「使える時間は5日」であって、
「あと5日しかない」というのは「過剰な意味」です。
「○○という能力をもった部下がいる」であって、
「使えない部下しかいない」というのは過剰な意味です。
制約条件を明らかにして、その中で
「こういう制約条件があるから、ここを狙おう」というターゲットを明確にします。
面白いことに、動けないひとほど、制約条件をみつめられません。
「あと5日」ということが、「あと5日しかない」になってしまったり、
「予算がない」ということが、「だからなにもできない」ということになってしまったり。
大事なことは、
【どんな状況でも、常に理想に近づくことはできる】
ということを忘れないことです。
いろいろお伝えしてきましたが、
要は次のことを大事にしましょう、ということです。
1)どんな現状でも、理想は見失わない
2)行動を起こすためには、制約条件(今できること)を明らかにする
3)今できることから、ターゲットを明確にする
4)どんな状況でも、できることは無限にある、ということを忘れない
少しでもヒントになったら幸いです。
池田貴将
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