仕事とは、あなたのことを話題にするのではなく、
あなた以外のすべてのひとのことに関することだ。

このことを忘れてはならない。

「それはあなたの仕事でしょう」という言葉や、
「これは私の仕事ですから」という言葉があるので、
「私の仕事」 という概念は一見普通です。

そのため、
「あなたの仕事はなんですか?」と言ったときに、
おおくのひとは「自分のことを話題」にします

自分のことを話題にするとはどういうことかというと、

「わたしの仕事は、メールの返信と電話に対応することと資料を作成することです」
「わたしの仕事は、事務です」
「わたしの仕事は、コーチです」

と、「あなたがなにをするか」ばかりを答えるひとがいます。

これではどうしても行き詰まります。
冒頭にあるように、仕事とは「あなた以外のひとに関すること」だからです。

つまり、

メールに返信するが仕事ではなく、
「お客さまの疑問点をなくすこと」が仕事だったり、
コーチをすることが仕事ではなく、
「クライアントの生産性を2倍にすること」が仕事だったり、
事務をすることが仕事ではなく、
「会社のひとたちが安心して全力投球できるようにすること」が仕事だったり、

「誰のために何を解決してあげているのか」ということが仕事なのです。

だから、毎日「今日は何をするか」と考えているひとは、
何かを与えられていると安心するし、
何をしたらいいかわからないと不安になるのです。

そうではなく、毎日「今日は誰のために、何を解決してあげるのか」という意識をもつと、
いきなり見える世界が変わるのです。

では、あなたの仕事はなんですか?