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「今」変わる人は「行動派」の人。「いつか」変わる人は「口頭派」の人。

             本メールマガジンは、
       そんな「行動派」の人に送る実践レターです。


          21日間メールセミナー 4日目

  「リーダーシップとは相手が本当に望む姿をもたらすことである」

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こんにちは、池田貴将です。


前回の「可能性に基づく決断」というのは意識されてみたでしょうか?


ぜひ「自信」や「過去」に基づいた決断ではなく、「可能性」やビジョン」
に基づいた決断をしていきましょう。


そのために「可能性リスト」だけはつくってみてください。閉塞感が打破さ
れると思います。なぜなら、わたしたちの周りには「可能性は溢れている、
ただそれに気づいていないだけ」というパターンにはまってしまっている人
たちが多くいるからです。


本日は、アンソニー・ロビンズ「直伝」メソッドの中でも人気が高い、
「影響力を与える上での最重要の原則」についてお伝えします。


彼がアメリカンエクスプレスの調査で、「経営を任せたい人 世界第6位
」になった理由でもあります。何度でも噛み締めて頂きたい今回の内容に
なります。


では、本日も全力で参ります。どうぞよろしくお願いします。


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★1)リーダーシップとは相手が真に望む姿をもたらすことである
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影響力を与えるメソッドのマスターを志したときの原則、ここを外してしま
うと影響力を与える力が消えてしまいます。


最近では、「リーダーシップというと、自分の望む方向へ巻き込む・コン
トロール」と同じ意味をもって使われているようにも感じます。


しかし、アンソニーロビンズが世界の第一線で、20年以上にわたって、影響
力が与えられてきた理由…それは「コントロール」と「リーダーシップ」を
明確にわけていたからです。


アンソニー・ロビンズの影響力の原則は、

「あなたが、相手になってもらいたい姿にさせること」ではなく、
「相手が、真に望む姿をもたらすこと」です。


「あなたが望む姿」ではなく、「相手が望む姿」というのは、何度繰り返し
ても強調し足りません。コントロールをしたいのであれば、相手の行動を自
分の望むように変えたらいいかもしれません。


しかし、影響力を発揮したいのであれば、相手にとってあなたが「重要な存
在」になることが大事になります。


そのために、その人が「どんな言動をしているか?」ということに囚われる
のではなく、その人が「本当は何を望んでいるのか?」ということを見てい
きます。


相手の関心事項が何なのかに興味をもち、相手の関心事項を自分の関心事項
にしていくことで、自然に相手との「ラポール(信頼関係)」が創られてい
くのです。


すると自然に、「相手の言動がどこからきているのか?」ということを理解
できるようになってきます。


その人を「突き動かしている原動力」が見えてきます。


そのための基礎とは、スキルとしての「傾聴」などではありません。
スキルとしての「信頼関係づくり」などではありません。


もっと基礎にある、
「相手をわかったフリ」をしないことです。
「本当は何に悩んでいるのだろう?」
「本当は何を望んでいるのだろう?」
という問いをやめないことです。


そうすることで、相手が自然と「あ、このひとは私のことをわかってくれて
いるな」と、心で思うようになります。


アンソニー・ロビンズが伝えるのは、
“もしあなたが誰かに影響を与えようと思ったら、
その人がすでに何に影響を受けているのか?それを理解しなければならない”


その人がその行動をとるのには、理由があります。その人がその感情になる
のには、理由があります。あなたが「その人はなぜその行動をとるのか?」
という理由を理解し、興味を示し、共感することをしなければ、本質的な影
響力とはほど遠くなってしまいます。


相手を理解するためには、「自分の考え方」を通じてではなく、「相手が目
の前の出来事をどう観ているのか?」という「相手の世界観」を通じて理解
してあげなければなりません。


影響力を与えるには、「相手の世界観」を理解しなければならないのです。


なぜなら、影響力とは、何に変化を創り出すのかといったら、表面的には言
動や振る舞いや態度ですが、それらで終わるのは結局は短期的な影響力です。
本質的には「相手の世界観」に変化をもたらす影響力を身につけなければな
らないのです。


そして、その「世界観」に横たわる「一定のパターン」に行き着くまで、
深く深く見ていきます。全ての決断は、その人の「世界観のパターン」
からもたらされています。


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★2)自分自身が本当に望む姿をもたらすのがセルフリーダーシップ
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これは「相手」だけではなく、自分自身についても同じです。自分自身に対
して影響力を発揮しようと思ったら、自分自身の「望む姿」を超えた自分が
「本当に望む姿」を明確にし続けなければなりません。一度だけではなく、
し続けなければならないのです。


そのために、まずは自分自身の「世界観」を理解しなくてはなりません。
自分自身の「深層パターン」を理解しなくてはなりません。


アンソニー・ロビンズは言います。
“リーダーに必要なのは、卓越した「観察力」だ”


その観察力は2つに分けられます。観察力に必要なのは・・・
相手を「観察」する「器」と、「観察」する「スキル」です。


なぜ「器」という表現をしたかというと、リーダーがもつ「観察力」のほと
んどは「小手先スキル」ではなく、「人格的な要素(在り方)」がもたら
してくれるからです。


しかし、多くの人が「人格的な要素」に対して「小手先スキル」で応急処置
しようとしてしまいます。相手のあるがままを、自らのあるがままを、ある
がままを受け入れるのは、「スキル」ではなく、「器」です。


あなたは、どれぐらいの「あるがまま」を受け入れる「器」があると、
ご自身で思われるでしょうか?あるがままを受け入れるのは「器量」が問わ
れるのです。


その器に基づいてこその「望む姿」です。


相手の「世界観」が理解できれば、相手の人が「本当に望むこと」というの
は確実に見えてきます。アンソニー・ロビンズの影響力は、その人の望むも
のを叶えるためのリーダーシップです。


目の前の人が“本当は”何を望んでいるのか、そこにフォーカスしてみてくだ
さい。少しでもヒントになりましたら、幸いです。


池田貴将


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★21日間メールセミナー 4日目まとめ
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◇身につけるべきリーダーシップの姿勢

1)決めつけず、相手のあるがままを受け入れる
2)決めつけず、非難せず、自分のあるがままを受け入れる


◇実践的リーダーシップの習慣を身につける
 
1)あなたはどんなときに相手を「理解した」と思うでしょうか?
2)観察の「器」よりも「スキル」を使ってしまう場面はどんなときで
しょうか?
3)観察力を高め、相手の望む姿を実現するために、あなたが起こす
アクションプランは何ですか?


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★編集後記
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4日目、いかがだったでしょうか。


相手の本当に望む姿をもたらす、ご自身にとって、「相手」とは誰のこと
を指すでしょうか?リーダーシップとは誰かを心から幸せにする「手段」
であり、目的ではありません。


誰かを守りたい、誰かを幸せにしたい、そのために発揮するのがリーダー
シップなのです。


私自身も少しでもこうしてメールセミナーを読んで下さっているみなさまの
お力になれるように、今日も全力で精進して参ります。


今日という日を大切に過ごしながら、明日またお会いできることを心より
楽しみにしております。


池田貴将