わたしたちは、毎日毎日、「新しい基準」をつくろうとして、行動をつみかさねていく。
その「新しい基準」の一つが、「スピード」である。
ある一つのことが、スピードアップされると「スゴイ!」と感動する。
しかし、今度はそれが「当たり前」だと思われると、
そのままではそれが、「不満」へと変わる。
スピードアップは「競争」という考えではなく、「常識」である。
同じレベルのことを、同じ時間で届けていて、評価され続けているものを私は知らない。
ただし、何でもかんでも、全てスピードアップすればいいものではない。
それは、何も考えていないだけである。
スローライフは、とても正しい生き方である。
大切なことは、じっくりと味わいたいし、じっくりと体験したい。
そのためには、大切ではないことが加速的に完了するようなスピードが大事になる。
「スピードアップしろ!」という焦りではなく、
「スピード」という視点で、人生やビジネスを点検してみると、
あふれる可能性があることに気づくこととなる。
池田貴将