こんちわっ!


こういちろうです。



え~っとですね、


「心の中の見張り番」


そう言われてもピンとこない?


そりゃ、仕方ないですよね。



心の中に内面化されたもの、


お~っと、難しい言葉が出てしまった…



ん~っと、


誰かにずっと言われ続けてきたことが、


繰り返し言われるもんだから、


いつのまにか「自分の言葉」に変わっていた、


そんなことがあると思うんですね。



「お前は、つまんない奴だなぁ」


と言われ続けて、


自分でも、毎日のように


「俺はつまんな奴、俺はつまんない奴…」


と、言い続けるようになる状態。



それを「内面化する」と名づけることにしましょうよ。




それでね、


今回は、


「心の中にいる見張り番」を見つけてみよう、


おーっ!」


ということなんです。



その見張り番は、何をしているかというと、


「それは違う」


と言い続けるんですね。




それは違う、それは違う、それは違う…


心の中で「それは違う」と言い続けます。


それが、見張り番の役割。



心の中でずっと見張り続けて


「それは違う」と言い続けている存在。


それをまずは、見つけてみましょう、


ということです。


そしたら、


あとは、


「ほな、さいなら」


です。



ほな、さいなら、


と言えた瞬間に、


見張りはいなくなります。



自分で、


「その役割は、もういりません」


と、言えたら、おしまいです。



「ほな、さいなら。


明日からもう、来なくていいよ」


と言うだけで、


見張り番は、心の中からいなくなります。



ここまで話を聞いてきて、


「見張り番を追い出したいな」


という欲求が湧いてきた人はいないと思うんですけど(笑)


それはそうですよね。



見張り番がいる方が、自分にとって役に立つんだ、


と信じているときに、


「見張り番を追い出しましょう、


その方法はですねえ…」と、


いきなり言われても、


「それは違う」となります。



見張り番が役に立っているときはいいのです。


「どうぞ、見張っててください」


って感じですよね。



例えば、


「お前はつまらない奴だ」


と繰り返し言われてきたとしてね、


見張り番は、


「面白い」と思ってしまうと困るので、


「自分のことを面白い奴だ」


と思わせるような情報を遮断し始めます。



「あなた、面白いですね」


と友人が褒めてくれたとしても、


見張り番がこう言うのです。


「この人は、嘘をついているよ。


お前が面白いわけないじゃないか。


この人は、お前をコントロールしようとしているんだ。


気をつけなきゃだめだよ。


世の中には、お前のことを面白い奴だと言って、


だまそうとしている人間がたくさんいるんだ。


だから、常に警戒しておかなくちゃいけないよ。


まあ、俺に任せておけ。


お前のことを面白いと言う人間がいたら、


すぐに否定してやるからさ。


だって、お前は、つまらない人間なんだぜ。


そんなお前のことを面白いと思うやつなんて、


人間として、どうかしていると思うよ。


お前は、つまらない奴で、


一生、つまらない人間としていきていくのさ。


そうだろう?


それがお前らしさだろ?


安心しろ。俺が常に見張っててやるから」




見張り番は、徹底的に


「教えられてきたこと」を守るのです。


「貫くこと」「一貫性」


これが見張り番の特徴ですね。


自分の信念を疑うことは決してありません。


それが見張り番の強みになっています。




「お前はつまらない奴だ」


と繰り返し、周囲の人間から言われてきて、


その結果、


「私は、つまらない奴だ」


という考え方が、内面化される、


つまり、


心の中で繰り返される思考になるわけですね。



どんなに自分のことを違う見方をしよう、


と努力しても、


この内面化された言葉と、


そこにいる見張り番の一貫した守り


によって、


全然自分に対する考え方が変わらないし、


自分をどんな人間だと思うか、


という見方が変わらない。



ということで、


見張り番を見つけてみよう、


そして、


そいつが、


一体何を頑なに信じていて、


どんな信念を守り続けているのか、


ということを直視してみよう、


という考えが生まれます。




自分は、一体、どんな言葉を繰り返し


投げかけられてきて、


その中のどれを信じているのだろう。


つまり、


今、自分の中に内面化されて、


もはや、見ることができなくなってしまった、


無意識にある信念は、いったい何だろう、


どんなものがあるのだろう、


ということを考えてみることが、



「新しい自分」になるための


最初のステップだと僕は思います。



「自分は何者であるか」


ということを直視することで、


今の自分を創ってきた考えを発見できるし、


それを書き換えることもできます。



今、ここから、


どんな自分を選ぶことも可能なのです。



まずは、今、


「自分は何者であるか」


「何者であると信じているのか」


ということを直視してみて、


「あ、これはもう必要ないな」


「違うのにしよう」


と思ったら、


変えられるのです。


いつでも、変えられるのです。


僕たちは、いつでも、


生まれ変わることができるのです。



自分が好みだな、と思うものを選べます。


僕たちの本当の強みはそこなのです。



いつでも、変えられる。


いつでも、変われる。


どこからでも、変われます。


自分の好きな自分に。


自分が本当に好きな自分に。


自分のことが大好きな自分に。




また、書きたいと思ったときに書きます。



こういちろう