うさにょろ60S完売御礼!ご購入頂いた皆様、誠にありがとうございました。
お手数ではございますが、こちらに釣果情報や
インプレッション等頂ければ幸いです。
今回はルアー製造方法の特徴と3Dプリンターでのルアー製造についてを書いてみたいと思います。
◆インジェクション(射出成型)
大量生産には必須
初期コスト:数百万
仕上がり:◎
個体差:ほぼ無し
ブランク製造時間:数秒~数十秒
個性:△
ただ数十万円で、個人用の射出成型機も発売され、高コストなのが変わっていくかもしれません。
金型製作も数十万のCNC旋盤機にて可能となってきております。
何故かサンプルはルアーです。どこかで販売してるのでしょうか!?
映像を見るとルアーを組み立てて釣りに行っちゃいます!
◆3Dプリンター
本来の用途としてはプロト製作用?
ある程度の量産が可能
初期コスト:10万~20万 イケクラレベルのプリンターの場合
個性:○
仕上がり:△ 積層痕の問題がある
個体差:あまり無し たまにプリント失敗します。
ブランク製造時間:数10分
◆ハンドメイド
少量生産
参入障壁:手先の器用な方限定?
初期コスト:数万円
個性:◎
仕上がり:○
個体差:大きい
ブランク製造時間:数~数10時間
といった感じかと思います。
私的には色々な要素が、インジェクションとハンドメイドの中間くらいな存在なのかと思っております。
下記は右も左も解らなかった私が3Dプリンタルアー製作を開始するに辺り、参考にさせて頂きました「DIY-FISIHING-LIFE」様へのリンクとなります。
色々勉強させて頂きとても感謝しております。
みつお様のブログが無ければ、うさにょろ60Sはまだ誕生していなかったと思います。
この場を借りて御礼申し上げます。
もし、3Dプリンタでルアーを作ろうと思った方がいらっしゃいましたら、こちらを参考とする事を推奨致します。
また上記の記事は今振り返ると同様に感じる部分が多々ございます。
私は他の素材でのルアー製作経験はあまりございませんが、試作においてのスピードの速さは実感しており、みつお様の言われているハンドメイドの10倍のスピードで開発が可能というのはその通りと思います。
私が今回発売した「うさにょろ60S」で一番気になっていたのはクオリティ問題です。
製造過程に積層痕が必ず発生するので滑らかな表面にし難くなります。
※まだ高いですが5軸の3Dプリンターも発売され始めておりますので、こちらが普及すると積層痕は無くなる様です。
また塗装も筆塗りでしか不可能と思われるグローを販売してはおりますが、品質的に改善の必要を感じております。
3Dプリンターでのルアー製造は、私の様なオッサンでもCADの勉強からルアーが製造出来たくらいなので、ステラやイグジストを買う勢いがあれば、比較的誰でもルアーが作れると思います。
このブログを読んでいて、ルアーの製造に興味がある方はプリンターを買う前にCADを勉強しましょう!
私は約10万のプリンターを買ってからCADの勉強を始めましたので、後戻りが出来ない理由にはなりましたがオススメ致しません。
fusion360という、素晴らしいCADソフトウェアが個人であれば無料で使う事が可能なので無料で勉強出来ます!
極めれば自分で金型のデータまで作る事が可能です。
※3Dレンダリングを使うのである程度の性能なパソコンが必須です。
今後、さらに安くて性能の高い3Dプリンターが出てくる可能性が高いので、数年後には色んな3Dプリンタールアービルダーさんがさらに増えると思います。
新たなルアービルダーの皆様、お手柔らかに~。と思うと共に、私で役立つ事があればお手伝いしたく思っております。
イケクラのmy Pick