久々に、絵画を見にいく。スペインで見て、ポスターを未だ、部屋に飾っているゴーギャン展を見に、国立美術館に行く。タヒチを描いた色合いを気に入ってポスターを買った記憶がある。結構な人が鑑賞に来ている。株式売買人をやっていた34歳の頃に、絵描きに転向。その後、2~3人の愛人を持ち、子供をつくりながら、タヒチから離れた孤島で漂白の人生を終えた、いわばエロオヤジ。自画像があったが、やはりナルシストが口髭とポースによくででいる。当時、フランスでのはやりだった印象派の画風(自然風景を描きながら、その構図や色合いに作者のイメージを重ね合わせた画風と、勝手に解釈している。)から、構図と色合いを明確にしていく過程が年代を追っていくとよくわかる。濃い目の青と緑を全面におきながら、赤や黄色ぽい色をいわば希望とか夢の象徴で使っていく非常に解釈しやすい絵。自身のデフォルメに黒犬を登場させたしている。年代ごとに見ていくと、やはりタヒチ時代の作品が好ましい。地上の楽園を描きながら、その中に死神がいたり、死を覚悟した老婆がいたりと、内省的ではあるが、やばり赤や黄色の色彩がやさしく問いかけてくる。「我々はどこから来て、我々は何者であり、我々はどこに行くのか」、彼自身が最高の作品と言っている作品の名前である。確かに自身が死を意識し、何かを残そうとしたものが問いかけてくる。
私は何者なのか?何が天職なのか?
