映画「テルマエロマエ」
壮大な中世イタリアの町並みから始まったかと思いきや、
話はコメディ路線へ一直線。
薄っぺらい内容になるかなと思っていたけど、
そこは阿部さん。
さすが、すごい演技です。
真面目もここまで行くと笑えるものだ。
この方の演技の広さはホント感心させられる。
イケメンなのだ。パッと見は。
でも、そこからの役者の幅がハンパない。
かと行ってひとりよがりな主役な演技をする訳でもない。
この何ともいえない存在感は勉強になります。
内容はもっと日本の『湯』のすばらしさ、
伝統、清潔さ、種類の豊富さ、文化、民との関係、
設備、利便性など
もっと深く追求してほしかったが、
監督さんはそういう所は表現しなたくなかったんだろう。
なんだろ、映画を観て『日本の湯』の新たな発見をして、
大げさだけど温泉ブームが起きる位の壮大な映画の内容に
してほしかった。
できるキャストだっただけに、そこが悔やまれる。