三連単1頭軸マルチ36点買い -9ページ目

シェーンが差し切る/デイリー杯2歳S

3番人気のシェーンヴァルトが1分33秒3のレコードで差し切ってクラシック候補に名乗りを挙げた。同馬と北村友一騎手、岡田稲男師のトリプル重賞初制覇だった。2週前の札幌2歳Sを除外され、怒りのデ杯参戦だったが、淀で父ジャングルポケット譲りの豪脚が爆発した。「体が柔らかく、乗ってて気持ちがいい馬。今日は折り合いだけ気をつけていた。直線を向いた時に前をとらえられると思った。ものすごい反応だった」と北村騎手は笑顔で語った。

 2着には1番人気のホッコータキオン、3着には8番人気のキングスレガリアが入った。

 馬連6-10は690円、馬単6-10は1640円、3連複6-9-10は3690円、3連単6-10-9は1万5680円。


出典:日刊スポーツ

アサクサキングスは天皇賞へ

★JBCクラシックを目標に調整されていたフェラーリピサ(牡4、栗東・白井)は調整が遅れているため、12月7日阪神のジャパンCダート(G1、ダート1800メートル)に目標を切り替える。

 ★宝塚記念(5着)後に休養し8日に帰厩したアサクサキングス(牡4、栗東・大久保龍)は、11月2日東京の天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)に向かう。

 ★先週のペルセウスSを除外になったダイワエンパイア(牡4、松山康)は、25日京都の室町S(オープン、ダート1200メートル)に出走する。

 ★京都大賞典で9着に敗れ、天皇賞(秋)の回避を決めたアドマイヤジュピタ(牡5、栗東・友道)は、今週中に宮城県の山元トレセンに放牧される。「(マイナス14キロで)大きく体が減っていたので立て直したい。今後はすべて白紙。ジャパンCへの出否については何とも言えない」と友道師。

 ★京成杯AH6着のリザーブカード(牡5、栗田)の次走は25日東京の富士S(G3、芝1600メートル)になる。柴山騎手が手綱を取る。

 ★スプリンターズS4着のスズカフェニックス(牡6、栗東・橋田)は引き続き横山典騎手とのコンビで11月1日京都のスワンS(G2、芝1400メートル)を予定。同厩で毎日王冠3着のアドマイヤフジ(牡6)は11月2日東京の天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)を目標にする。

 ★毎日王冠7着のハイアーゲーム(牡7、大久保洋)は、予定通り11月2日東京の天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)に進む。


出典:日刊スポーツ

ポピー万全、世代最強証明する/秋華賞

春の女王2頭が万全の態勢を整えた。秋華賞の追い切りに臨んだオークス馬トールポピー(栗東・角居)は、芝コース3頭併せで最先着。ひとたたきした効果を見せた。

 オークス馬の意地にかけて結果は残す。トールポピーは芝コースでインセンティブガイ(古馬オープン)クリストフォルス(3歳1000万)と併せ馬。直線で最内に進路を取ると鼻づらを並べてラスト100メートルの追い比べ。池添騎手が手綱を緩めてゴーサインを出すと、ゴール地点を過ぎて2角手前まで気合をつけた。ゴール板を意識させず最後まで気を抜かせない追い切りで、5ハロン67秒5、ラスト1ハロン12秒2。インセンティブ、クリストにそれぞれ1馬身半先着なら上々の内容だ。

 池添は「春よりも柔らかみが出てきたし、身のこなしが良くなってきた。反応も良かったし、軽く仕掛けたくらいで、スッと反応してくれたから」と笑顔を見せた。

 前夜は追い切りへの緊張から「あんまり眠れなかった」と笑ったが、デュランダル、スイープトウショウでも経験したこと。「こういう雰囲気を経験できるのはありがたい」と程よい緊張感を楽しんでいた。

 オークス以来、約4カ月ぶりの実戦となったローズSは14キロ増。カイ食いが落ちやすいだけに、食べる量を見ながらの調整だった。「道中フワフワするところもあって、レースに集中しきれない感じだった」と振り返る。前走で外したノーズバンドも、今回は装着する予定。「この馬に関して言えば、着けたほうが競馬はしやすいかな。前走も4コーナーで舌がハミを越していたので」。

 春シーズンは腰に疲れがたまりやすかったが、夏を越して、身体的にも成長した。疲れが残りにくくなり目標のレースに向けてびっしりと調整ができる。角居師も「週2回ずつ時計を出せているし、いい具合になってきた。体力面では2歳から3歳秋になって強化されたこともあるでしょう。ここはこの秋一番の目標」と言い切った。レースが近づいて、3食中1食で少しだけカイバを残すようになった。戦闘モードに突入し、自分で体をつくっている証拠でもある。

 オークスは審議の対象になり、降着はしなかったが池添は騎乗停止に。勝ったものの、後味の悪さは残った。「オークスは他馬に迷惑をかけた。オークスが終わった日から秋華賞は絶対に結果を出さなければならないと思っていた」。世代最強を証明する時が来た。


出典:日刊スポーツ