東映YouTubeで配信中の宇宙刑事シャリバンが最終回を迎えましたので今回は全体を通しての総括を
宇宙刑事シリーズの2作目であるシャリバンは前作ギャバンの良い所はそのままによりブラッシュアップして尚且つ今作ではストーリーにも前作以上に力を入れていましたね。前作にも一条寺烈の父親であるボイサーの行方を探すという縦軸の話がありましたがあまりその関連の話は多くなく大半はマクーが引き起こす犯罪を食い止めるというのがギャバンの基本的なストーリーの流れでしたが今作では伊賀電の出生に関するエピソードや宿命についてより深く描かれてますね。
特に第19話から展開されるシャリバンのサイドストーリーである「奇星伝」では伊賀電がイガ星人の末裔であることが語られてさらにイガ星に関わる様々な人物(イガクリスタル親衛隊、ベル・ヘレン等)の人間ドラマが描かれましたね、特にイガクリスタル親衛隊のリーダーであるみゆきや暗黒刑務所から脱出したマリオにベル・ヘレンが印象的でしたね(ヘレンといっても3年後の主人公の姉さんとは関係ありません)ただイガ星関連の話になると必然的にイガ星人の末裔ではないパートナーのリリィの存在感が薄くなる傾向にありましたね(最終回でもイガ星に旅立った伊賀電に対してリリィは地球に残ったままですし)それと後半ではマドー内部での権力闘争も白熱してガイラー将軍とドクターポルターと軍師レイダーが大幹部を巡って争っていましたね。
あと前作に引き続き一条寺烈も銀河パトロール隊の隊長として伊賀電に助言を与えたり自らも前線で戦ったりしましたが前作と比べるとコンバットスーツを蒸着して戦うことはあまり多くありませんでした、やはりギャバンが蒸着して戦ってしまうと本来の主役であるシャリバンの活躍を喰ってしまうので極力蒸着しないで戦っていたんでしょう(その分生身の烈のアクションが沢山見れましたが)それだけに最終回でのW蒸着&赤射は待ちに待った瞬間で話の展開的にも非常に盛り上がりました。
アクション面については伊賀電役の渡洋史さんもJAC所属ということで身体を張った激しいアクションが見物でしたね、特にOPでのターザンロープでの危険なアクションは見応えがありましたね。パートナーのリリィも時々バイクに乗ったり銃を構えてマドーと戦ったりと活躍していましたね。メカニックに関してはモトシャリアンにシャリンガータンクにモグリランとギャバンに負けず劣らず充実していましたがなかでも超次元戦闘母艦グランドバースは非常に印象的なロボット形態に変形してマドーの戦闘機や母艦を相手に大活躍していましたね。
こうしてマドーの地球征服を阻止した伊賀電は仲間達と共にイガ星を再興するために旅立ちました、しかしこの後マドーより強大な宇宙犯罪組織が台頭することになりますが銀河連邦警察もまた新たな宇宙刑事を地球に派遣することになりますがその宇宙刑事の活躍については次回作で描かれることになりますのでお楽しみに!

そしてシャリバンもギャバン同様スーパーヒーロー作戦とスーパーヒーロー作戦ダイダルの野望に参戦していますのでこちらも機会があれば是非プレイしてみてください、特にダイダルの野望では登場時にとても印象的なエピソードがありますので必見です!以上で宇宙刑事シャリバンの総括を終わります。