東映YouTubeで配信中のビーファイターカブトが最終回を迎えましたので今回はビーファイターカブト単体の総括とビーファイターシリーズ全体の総括を
まずビーファイターカブト単体で見た場合前作以上の王道ストーリーと若さ溢れる青春ドラマが作品を盛り上げていったと思いますね、特に初期の頃は1話完結の個人エピソードが主流でそれぞれの個性が良く出ていたと思いますね。中盤から話が大きく動いて味方側がパワーアップしますけどそれに対抗するように敵側もパワーアップしたりと味方側と敵側の戦力バランスが拮抗してどちらか一方に偏らないのがスリリングでとても良かったですね。
そして中盤から登場する世界各国のメダルのビーファイター達もそれぞれ個性が立ってて良かったと思います、アメリカ版甲平であるマック、自然を愛する優しい男フリオ、争い事は嫌いだけど友のため戦いを終わらせるために戦う男李、お転婆だが誰よりも綺麗な心を持ったソフィと各メダルのビーファイター達が中盤以降さらに盛り上げていったと思います。
ただ同じく中盤から登場したビークラッシャーについてはちょっと辛口なことを言います、ビークラッシャーは前作のブラックビートに当たるキャラなのですがカリスマ性で言えばブラックビートの半分以下です。ブラックビートはただひたすらブルービートだけを倒すことを望み創造主や組織を裏切っても尚ブルービートを倒すことだけに邁進してきました、ですがビークラッシャーは最後までマザーメルザードの手の中で踊らされていた印象なのです。おまけにキルマンティスとビーザックはネオビートマシンごと自爆、ムカデリンガーに至っては爆弾の威力を見せつけるための実験台として死亡と散々な死に方をしています(唯一デスコーピオンだけがビーファイターカブトに直接倒されたのでそれだけが救いかな)これはブルービートと1対1の勝負で負けて消滅したブラックビートとは対照的です。
では最後にビーファイターシリーズ全体を通しての総括を、ビーファイターシリーズ全体で見た場合やはり自然の大切さとか命の尊さを強く訴えていましたね、特にビーファイター達は昆虫パワーの戦士ですので虫や植物、動物や魚といったこの地球に生きる全ての生き物達と共に生きることを強く訴えていたように思います。そしてこのビーファイターシリーズの終了によって15年の長きに渡るメタルヒーローシリーズの歴史に一旦幕を閉じることになります(公式ではこの後のカブタックとロボタックも一応メタルヒーローシリーズに含まれますがあれはどちかというとロボコンとかロボット8ちゃんみたいなコメディロボットものとして見た方がしっくりくるので)メタルヒーローシリーズ全体で見た場合の共通項はメタリックボディのヒーローというだけであとはそれぞれコンバットスーツヒーローとかロボットヒーロー、忍者ヒーローとか特殊強化服ヒーローに昆虫パワーのヒーローとバッタ等の虫がモチーフの改造人間が主流のライダーシリーズと比べると非常に個性的です。今度公開されるスペース・スクワッドにジャスピオンが強く関わることが予期されていますがもしかしたらこれをきっかけにメタルヒーローシリーズの本格的な復活も有り得るかもしれません、私としては深夜枠でメタルヒーローシリーズのTVシリーズをやってほしいものですが。以上でビーファイターカブト及びビーファイターシリーズの総括を終わります。